文学史的演説/ダーザイン
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- いとう 
その熱量に。
- 久米一晃 
- 前田ふむふむ 
一と三とを読みましたが、二はあとで読みます。
言葉は辛辣ですが、とても、情熱を感じました。
- モーヌ。 
”白い骨ではなく、腐敗した有機物と共にあることを選ぶんだろう、きっと。”...こんな、ことばをはじめ、うつくしい夢幻のカメオに、いろどられて、いました。
どこかで、読んだ、文章のおかげで、lainのシナリオを、
読むように、なりました。
- チアーヌ 
- 太郎冠者 
- soft_machine 
面白かった。
天秤の動きのよう。
- はらだまさる 
- 天才詩人 
 
作者より:
皆様、長いもの読んでいただいてありがとうございます。
>モーヌ。さん

僕も20世紀大世紀末、lainのシナリオを、聖書を紐解くように繰り返し読んでいました。
あの電子の天使の物語は、僕の中では最大の文学的体験でした。

>原口昇平さん

主に一についてはほとんどどうでもいいのだが、学のない原口君にはこの辺しかレスできないだろうことは事前に予測しておりました。氏が認知しているものについて、「古くはピーター・ブルック、かつての遊◎機械や野田秀樹の変様について」と、アカデミックな史観、純文学のような主流権力であることについてわざわざ補強ありがとう。中原中也であれ誰であれ「彼らが具体的に何をなしたのか」ということを追及するのはファン、古文書研究者や文学史研究者のすることで、現に新しい芸術を創造している人間のスタンスとは違うことです。lainは原口君が馬鹿な高校生で毎日オナニーしている頃に作られたもので、貴殿のチープなイマジネーションの受け皿では理解不能であったのでしょう。1998年にlainが提示したリアルは、そのうち幾つかは現実が先を行ってしまいました。喩えばサイバー技術は、脳に電極を挿して盲人に視覚を与え、更にそれをワイヤードと接合している人たちも随分以前から大勢います。lainの作者小中千昭たちが、半分本気、半分ネタで英利政美に託した言説は、当時予想されていた以上にリアルに超えられていきました。昨夜もネットラジオを放送していたのですが、ワイヤードがあれば、もうリアルワールドなんていらねーよな、邪魔なだけだ。ワイヤードで現況できないのは体液交換くらいだ、と言うのが大筋の聴衆、ネットディープユーザーの感覚でした。その体液交換も、素粒子コンピューターの時代には、更に強く自身の実存をワイヤード上にメタファライズできるようになるだろうから、可能になるかもしれませんよ。現況でも、ワレズには「フィギュア射精」と言う検索タームがありますし、街の風俗店では、貴殿のような哀れな連中を相手に、オリエント工業の等身大リアルドールを性行為の相手として貸し出すところが沢山あります。(´ー`)y-~~ニヤニヤ
A道化さんについて何か述べたことはほとんどありませんが、animicaさんについては、主に彼女自身との私信のやり取りであるので公開できませんが、膨大なことを書いてきています。その一端は公開されている彼女の掲示板のログでも伺えるかと思います。このところ彼女は小説への専念その他でネットにはおらず、手紙と言うアナログな手段になっておりますが、彼女との対話は文学の魂の一番肝心な所を触る作業として重要なものです。いつか機会があったら、まとまった文章を上げましょう。

私は自らの正当性を宣言する。ワイヤード詩壇がここにあることを宣言する。これは旧世界の権威に抜けている「現実認識」であって、新しい世界のありようと接することへの恐怖による怠慢を指弾するものであり、彼らの非現実性を指摘するものである。まるで御伽噺の世界の住人たちのようだ、彼らは。
あなたの歴史認識は御伽噺の世界レベルで、原爆投下は人的被害を最小限にとどめる為に行われたと言われればそのまま信じ、原爆投下を指示したトルーマンが裁かれもしない戦争犯罪法定を鵜呑みにし、国体が護持され、天皇や財閥がのうのうと残ったことにも疑念を抱かず、日教組が朝鮮人は全員強制労働用に拉致されたと言えば単なる移民労働者の子孫も強制連行の結果だと思い込み、知能指数の低い下劣な臣民的意図を持った連中が南京大虐殺はなかったといえば信じ、或いは、中国政府が意図を持って100倍に誇大する銀髪三千畳的表現を信じ、事実であるといって流されるデマゴーグに翻弄される馬鹿。

ワイヤードにシェアされない情報は歴史の中に存在しない。
これは、歴史の存在論的行運の中で、貴方のようなアナクロな人がどうあがいても、変えようのない現実です。すべてのアナクロな情報は、必要なものはワイヤード上に集められます。必要でないものは廃棄され、歴史から完全に消える。東京ローカルの権威も消える。世界の果てが中心でありうる時代が来たのだ。ザナドゥーでしたっけ。あれはもう現時点で、出来ていると思って良い。ワイヤード上に情報を集積しなければならないと言う現代リアルの常識がない時点で、佐々木氏は歴史から廃棄されている。ワイヤードの力、そこが新しい現実であることを知っている学者はワイヤードに情報を上げますよ。

最後に、僕は原口さんの詩を文学極道で3篇読んだが、最近の二編は酷かった。自明性の喪失、統合失調の様態を、人様に届ける作品に仕上げる何の配慮もなく開陳されても、「読むに値しない男」だと言う判断を下され、落選するだけです。あのようなもので何度挑戦しても落選します。(´ー`)y-~~ニヤニヤ

>原口昇平さん


今日はお眠なのでもう寝ますが、原口さんとの対話は面白いな、笑い。通常こういうのは完全に不毛に終わるのだが、原口さんは僕の身体性を無視した過激な論述を支援してくださっている(´ー`)y-~~ニヤニヤ
つーか、身体性という神話も、疑念に掛けられないとならないのですよ、ワイヤードという新しいリアルの中では。エロゲでオナニーする人がいますが、原口君はあの紙芝居のようなものでオナニー出来ますか? 出来なきゃダメなんだと思う。現代性を担保するためには。演劇という市場も詩と同様、限りなく縮小しましたね。ワイヤードの出現によって、東京という権威と、身体性そのものが否定されたからです。今では、演劇家より、エロゲのシナリオライターの方が稼ぎが良いし、現代性を担ってすらいる場合があるようだ。(注 俺はエロゲは色々アタックしてみたが5分で飽きて放り出した口なので実際の所は解らないのだが、風聞によると。)
純文学は身辺雑記のゴミ溜めと化し、漫画に10年以上遅れをとっている始末。
「これはすごいインターネットですね!」という台詞は、多分僕らあやしいわーるど出自のもので、僕らが考案し流布させたもののひとつだと思います。中央集権を壊し、脱中心化を目指すべき、というのは、御もっともだと思います。去年、ゴミ純文学雑誌「すばる」がインターネット特集なるものを組んでいるのを見ましたが、自分たちの依拠する権威にへいこらすることに汲々とする薄ら馬鹿ばかりで、中には「執筆依頼を受けないで書かれたものに良い作品など在るわけがない」と言い放ち、ネットで文学が創造されていることはまったく無視する内容でした。激しい怒りを覚えた私は、すばるのゴミ溜め出版者に10トントラックにダイナマイトを満載して自爆テロを敢行しようかと真剣に考えたほどですよ。(´ー`)y-~~ニヤニヤ

中心は無いと宣言して、ジゾイドな群島の海に浮かぶのは、思想的には20年ぐらい前のスタンスで、今は、敢えて、自らが中心となって創造者、デミウルゴスの苦悩を味わうべきパラノイア=スペクラティブ・フィクション的な時と場所なのだと俺は思っている。文学極道のテーゼが、「新たなる世界性を自らの手で創造せよ!」になっているのは知っていますか。あれは私の発案です。

原口氏の作品は、最近の綺麗で儚い印象の文章をアスキー弄って脱構築しようとしたものらしき2編の他にも、昨年、至って普通の構文で書かれた短い抒情詩・情景詩が佳作に入選していますよ。去年のことも忘れるなんて、早発性痴呆とか、狂牛病ではありませんか?(;´Д`)御自愛を。近作2編のうち一編は、アスキーの不可解さを我慢して読むと美しいので佳作に推したのですが、選考委員の一部に厳しい反対がありました。ここは指標なのだと。文体に於いても指標なのだと。もっともだと納得し了解しました。

これはanimicaさんやA道化さんがどんなに優れているかを書くことが目的の文章ではありません。ネットにはこんなにすごい人がいる、という程度のニュアンスです。上げていけば切がないですよ。ケムリ、一条、リス、佐藤yuupopic、コントラ、ミドリ、マーロック、フユナ、軽谷佑子、、、先にも述べましたが、それはまた別の機会に。

一緒に酒を飲んでみたら良い奴だった。そういうのは、サラリーマンと上司の関係となんら変わりない理屈で、そういう土着の関係性を超えて、作品そのものだけが評価されるべきというのが文学極道の趣旨に合う発想だ。
歴史認識については、貴殿に喧嘩の作法を伝授してあげようとしているのです。感謝しなさい。相手を卑小なものと決め付ける、徹底的に自分の屁理屈を通し、自分の土俵で戯言を吐き続ける。絶対に相手の土俵には乗らない。喧嘩に勝つ論述です。教えを垂れてやったのだから感謝されないとならないな、俺は。ギャハ(^Д^)!

追記 ソクーロフやパラジャーノフは名前しか知りませんでした(;´Д`)
恥じ入りつつも、そのうちいつか見るべと、思っていました。
見るべきものを推挙してください。

タルコフスキーや、佐々木昭一郎についてはいつか何か書きたいと思いながら徒に時が経ってしまいました。何かまとまった文章を書きたいふたりです。
佐々木昭一郎の「四季ユートピアノ」については、amazonでレビューを上げています。
漏れのマドンナ!萌え(*´Д`)ハァハァ。彼らについては、いつか、ちゃんとまとまった文章を書きたいです。amazonでは字数の制限があるしね。

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