窓の外夜明けの街が見えてくる時間はやっと僕に追いつく

悪夢から逃れるために朝を呼ぶ白く浮き出る山里の霧

サスペンスドラマの合間に殺人のニュースが流れ心複雑

試験日の前夜に食べる一夜漬 ....
暗闇を優雅に泳ぐ蛍見て星のない夜星になりきる

新聞に書かれた記事は似たような事件ばかりが並ぶ昨今

言の葉の一つ一つは輝いて君のハートの電球になる

よく晴れた何もない日に思い出す何もな ....
眠っても眠り足りない月曜日二日酔いすら知らない私

旅先で妻が楽しむ顔浮かべ仕事帰りに居酒屋に寄る

今日一人明日も一人なのだろうあなたも一人あなたも一人

山奥の表札のない平屋建てお茶一 ....
街の中強い意志持つ台風は木々を倒して我儘放題

大切な人を亡くして目を閉じる闇を彷徨う思い出掴む

夜遅くメールで別れ告げられて打ち込む指が何度も止まる

後悔を先に立たせて擦り抜ける不安 ....
錆び付いた螺旋階段のぽるときDNAを踏みつける気分

数えても数えきれない瀬戸の島散りばめられた貼り絵の世界

二人には二人だけの道がある二人の世界二人が作る

寂しさを抱える心重くなる湿 ....
新築の病棟に移ること決まり彷徨う記憶壁に染みつく

漢字書き国語の授業受けている児童等の顔覗く向日葵

友達は逢えばいつでも愚痴ばかり愚痴の塊みたいな素顔

知り合いの言葉に少し傷ついて話 ....
冬薔薇目覚めの遅い休みかな

年賀状書く喜びともらう幸せ

春を待つ植物たちのコソコソ声

初旅や夜空突き射す東京タワー
広大な地下街歩き出られない昔流行った巨大迷路か?

三日前の君との出逢い必然で遠い前世でも恋人同士

守りたい守り切りたい君が逝く冷たい雪が降る真夜中に

紫陽花を植えた所で変わる色変身好 ....
大花火合間合間にキスをする笑みを浮かべた天使に出逢う

髪染めて気分変えれば鏡には綺麗な自分こっちを見ている

最終の列車に揺られ見る月に疲れの度合い示す円グラフ

ワクチンを打つため並ぶ ....
先生が悔いを残さず生きろと言うたった一度の人生だから

浴衣着て線香花火一つ持ち飛び散る夏に切なさを見る

言いづらい質問されて聞こえないフリして実は心に刺さる

母親に男を見る目ないのだ ....
二人して旅の魅力を満喫す地獄巡りに堂堂巡り

今も尚禁止している遊びするばれるばれないスリル味わう

浴衣着て一人孤独に火を灯す線香花火に想いぶつける

三階の窓から見える赤い花名前も知ら ....
休館日静けさ浴びる図書館の返却ポストは闇への入口

七夕の願い書かせるイベントで永遠よりも今の幸せ

長男が生まれた時に植えられた庭にある木は屋根より高い

窮屈な電車に揺られ会社へと向か ....
行く秋や忘れ物した児童達

阿蘇の秋時計の針が刻む恋
マンションの上の階から落ちてくる別れの歌に擦りむく心

紫陽花の色に負けない薔薇の花新種生まれて華やかになる

児童等の笛の音色が漏れてくる故郷の歌口笛で吹く

降り積もる雪を見つめて白く ....
温泉に浸かり身体を温める抱き合うような愛を感じる

夜明け待つ富士山頂で待つ僕ら朝日に映る君は女神だ

不自由も辛さも生きる証でも耐える身体に限界は来る

山崩し新たに団地作られる環境破壊 ....
仕事から帰れば電子レンジにて温めるだけの愛のないご飯

寝る前に飲んだビールの空き缶に景気の悪い世界が映る
不景気で デートの費用 割り勘に

お金より 愛があるなら それでいい

値切るのが 上手くなるのは 不況のせい
雨が降りビニール傘に映り込むカクテル色の街を染める灯

梅雨明けて影が濃くなる一方で「夏は暑い」と無言で語る

砂浜に流れ着くのはペットボトル手紙の中のメールアドレス

昼休み街で見かける ....
微妙という言葉は使い易いから中途半端に何度も使う

忙しい朝の時間を乗り越えて専業主婦は午後を楽しむ

四という数字を嫌う人々も四つ葉のクローバーだけは大好き

青空も曇り空でも雨天でも人 ....
本屋にて宣伝文句読み進み心惹かれる本との出逢い

事件さえ知名度アップに使われるこの世の中の空気は淀む
寒い夜人の笑顔が陽だまりに見えるぐらいに明るく光る

音楽が苦しい時に背中押す癒しにも似た旋律が熱い
短髪も似合っていると言うあなた笑みを浮かべて罠を仕掛ける

夜聴いたあの音楽に感動しアイスクリーム多めに食べる

誰一人おかえりという声はなく寂しく響くただいまの声

切なさを胸に抱えて眠 ....
愛情が湧き出てこない不安から君の笑顔を必死に描く

茶柱に歓び合える温かい夫婦目指している私です

一面に土筆の群れが現れて驚く我に敬礼をする

月からの誘いを受けて無意識に見上げる月が私 ....
温もりと
甘い言葉で
相手を酔わせる
夜になれは
魔法使いになれる
八月の砂浜歩くカップルの背後に見える偽物の夏

薔薇にある刺より痛い失恋の痛みに歪む若者の顔
向日葵畑を
散歩している人も
向日葵の一部になり
元気な黄色に
染まるのがわかる
月明かり涙の雫輝かせ心の影を取り除いてく

激しさを増すように降る雨粒が僕等の愛を激しくさせる

寄り添って好きな音楽聴いてても雨に邪魔され心モヤモヤ

キスをして手を振る君のその奥に恋の ....
向日葵の花はうつむき元気ない暑さに強い姿は何処へ?

電線が迷路のように伸びている人が作った目障りなもの

許すより罵るほうが簡単で許すことさえ忘れてしまう

唇が乾いたらすぐ口づけしあな ....
満開の桜並木を葉桜に変えようとする意地悪な雨

月光を秘かに浴びて書き綴る今日一日の嫌なこと日記

病気とか日々の悩みやストレスをすべて飲み込む青い大空

地に落とす影さえ君に恋をして夕暮 ....
疲れたり向日葵畑に寝ころびて夏に負けない元気をもらう

指きりが僕の人生支配する子供の頃の大きな約束
夏川ゆう(1525)
タイトル カテゴリ Point 日付
僕に追いつく短歌310/2/17 15:59
夜明け短歌310/2/11 15:18
二日酔い短歌710/2/5 17:12
強い意志短歌210/1/30 17:14
DNA短歌110/1/25 17:32
壁に染みつく短歌110/1/19 18:56
冬薔薇俳句210/1/15 16:58
巨大迷路か?短歌110/1/13 17:59
天使に出逢う短歌210/1/7 17:20
先生短歌309/12/31 17:19
地獄巡り短歌309/12/30 18:39
休館日短歌109/12/20 17:10
俳句1+09/12/6 17:28
マンション短歌409/12/4 17:10
温泉短歌209/11/29 13:28
電子レンジ短歌309/11/9 18:54
不景気川柳309/11/1 16:35
ビニール傘短歌109/10/30 17:47
微妙短歌209/10/15 18:17
本屋短歌109/10/1 17:30
寒い夜短歌109/9/25 18:05
短髪短歌209/9/15 18:28
愛情短歌209/9/5 18:55
温もり自由詩109/8/20 18:52
八月の砂浜短歌209/8/19 19:12
黄色自由詩109/8/1 19:18
月明かり短歌109/8/1 19:15
向日葵短歌109/7/22 12:36
意地悪な雨短歌309/7/10 18:34
向日葵畑短歌109/7/7 17:59

Home 戻る 最新へ 次へ
24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 
0.45sec.