ヒーリング痛みを愛に変えていく時間を超えて辿り着く愛

沈黙の後に流れる戸惑いは短い恋が見せる幻想

何もかもセピア色した過去の街嘘がつけない君思い出す

上手くいく上手くいかないそ ....
打ち上げた花火は意思を持っている八月の果ての悪足掻きかな

公園のベンチに忘れ物がある濃くなる影と六時のチャイム

棘のない言葉はいつも温かいホットミルクと同じ優しさ

窓ガラス川面 ....
孤独から抜け出た証手に入れた君の眼差し僕を見透かす

検索し光と闇が入り交じる情報という一つの図書館

四文字がすぐに言えない照れ臭い君の優しさ近くて遠い

曇り空嵐の予感付きまとう ....
僕達がつけた足跡眺めたい過去は知らないこれからのこと

秘密裏に吹き抜ける風あるという推理小説読み耽る夜

くちづけて舌絡ませて遊びたい恋に関する解答欄埋める

最近の話題に疎い同級 ....
朝の風瞳に映る海岸線二十年後の約束をする

五月から残る傷跡まだ消えずひとつふたつと季節巡っても

明後日の予定は今も決まらない喧嘩したけど絆は深い

裏庭に咲く花の名を覚えたい孤独 ....
あの空に世界の終わり映らない携帯で撮る虹色の雲

日陰には溶けずに残る雪がある何か壊した後の静けさ

幸せになれないなんて言わないで幸せ示す翼背中に

起き抜けは殻の中から出た気分間 ....
彩りを両手で触り背伸びする生まれて来る明日まだまだ遠い

畳まれて残されている古い布時代遅れの柄また流行る

君の手に触れて届いた寂しさは口笛吹いたぐらいでは消えず

意味の無いもの ....
人影が行き来している窓の外私の名前呼ぶのはだあれ?

飛び跳ねて今の気持ちを表現する愛犬と作る春の一齣

月光が心の奥を覗き見る折りたたまれた夜は小さい

コンビニで立ち読みをしても ....
そう言えば雨が降り出し孤独感背負ったものが重くなる夜

横顔があなたの心表して日向に浮かぶ哀しみの影

指先で君の心に愛と書く短い恋にならないように

ざらざらの心を癒やす白い花布団 ....
広島へ続く国道混んでいる海辺の道は平和へ続く

僕が持つ遠い記憶に刻まれた愛という文字深く濃くなる

数えても数え切れない命ある枯れ葉混じりの帰り道急ぐ

冬景色白い大地を染める夕陽 ....
卒業を身体全てで感じ取る人生の船すいすい進む

手作りの籠は温もり膨らます枝絡ませた模様は迷路

病室の匂いを変える精油たち朝の光は今日の始まり

青空を見上げることを忘れない春の陽 ....
透明な涙はガラス細工かな取り残された想い出の破片

全身で繋がっている君と僕絆と言えば簡単だけど

指先で春という字を書いてみた冬に似合わない言葉が踊る

雨が降りキスをしないで帰宅 ....
マイナスな波動を放つ暗い穴マンホールから水が噴き出す

遠くから僕の名前を呼んでいる外と通じる窓は受話器か

恋すれば心に浮かぶ君の影植えて育てた一途な想い

海があり山が近くにある ....
堅い殻破って強く芽を出した鼻歌唄う余裕が光る

実家からリンゴが届く今の時期家族の愛で塗られた写真

占いが教えてくれる生き方は「自分自身が見せる現実」

白い雪人間の影食べている満 ....
大型の店に襲われ困り顔街に馴染んだよろず屋消える

旅先のオランダ坂で出逢う人歴史纏った地元の老婆

雨の夜窓に映った君の顔異次元にある銀河鉄道

肩書きを失ったらもう何もないドラマ ....
駅で待つ携帯電話ない時代僕は北口君は南口

綾取りをした想い出が恋になる半世紀前の恋文探す

自転車を思い切り漕ぎ風になる春一番になろうと決める

縁結び見えない糸で結ばれる心に浮か ....
浮き雲の色んな形面白い百姓日記に書くエピソード

子守歌断片的に思い出す両親が好きな旅行に誘う

街路樹の葉っぱ千切って遊ぶ子等千切った葉っぱ風が持ち去る

良いことがない現実はセピ ....
口笛の素朴な響き過去になる少女の頃に習った「冬景色」

遊び癖抜けず授業で怒られる窓に映った悪戯な雲

引っ越しの名残が今も部屋の隅夫婦茶碗はまだ箱の中

「さんづけで呼ぶのはよそう ....
糸電話上手く会話が続かない遊び心が足りない大人

朝早く列車に乗って旅に出る故郷の歌都会にはない

二人して庭に命を吹き込んだ雨上がりには虹を育てた

晴れる日を待つ植物の声がする雨 ....
裏側に隠れた事実探すのか母子を繋ぐ韓流ドラマ

目覚めれば外は大雪銀世界子供心は今も生きている

透明な孫の心に救われる年寄りだけど派手な服着る

木材で作られている電柱が鄙びた町の ....
算数が数学になり頭痛いインドの子供数字に強い

日常に愛が加わり加速する一呼吸して囁く言葉

黒髪が自然な魅力引き出した着物着こなす和風の美人

雨の日に聴きたい歌があるという心に星 ....
現実に背中押されてハッとする目覚まし時計電池切れかな

点と点繋ぎ一つになれるはず家族団欒鍋を囲んだ

駅前の再開発が突き進む流れる川をお手本にして

世界地図机に広げ指を指す二つ並ん ....
鏡には包み隠さず映り込む過去も未来も一つになって

木登りを教える君は子供の目入道雲に触る夢見た

穴を掘る道具は錆びて脆くなる愛がなければ心は脆い

君を待つただ待つだけは辛い夜星 ....
頬濡らす涙が新たな自分生むアクアリウムに浮かべた憂鬱

ピアノには人の想いが乗りやすい朝の匂いがする恋をした

田舎者右も左もわからない都会の色は迷路そのもの

光るもの探して歩く癖が ....
久々に家に帰れば模様替え季節変わりはいつも駆け足

想い出に虫食い穴は開いてないiPod miniへ閉じ込めた歌

砂浜に残る足跡道になり懐かしくなる「白いマイラブ」

命あるもの元気よ ....
鍋囲みワンランク上の肉使う味の余韻が微笑みを生む

夕闇に隠した恋は色褪せる一番星に発見される

セピア色した街並みが走り出す古き良き日は幻になる

艶のあるもぎたてトマトにかぶりつ ....
約束が月に照らされ輝いた一筆書きの「未来」が揺れる

映画より羽ばたく日々を好む君大きな幹に凭れて過ごす

一人から二人になった私たち自宅の電話番号同じ

午後四時に狙ったように雨が ....
潮風は青い海からの贈り物まだ青臭い恋も会話も

昭和から平成になり次は何?本棚にある「バブルの肖像」

島国で生まれ育ったこの命若草色の癒やしを好む

土曜日は青春色が顔を出す文庫本か ....
寒さから守る布団にくるまれて春の陽気にくるまれる夢

片思い許されてない恋だからシュレッダーでバラバラになる

家の庭植えて育てた花が好き白い帽子が日焼けを防ぐ

一通の手紙で恋が始ま ....
南風オレンジ色の夏休み青春というオーラを纏う

雨の夜母からの手紙読み返す敬語ばかりが並んでいるね

蛇口から流れ出ている天然水湧き出す恋の色は複雑

遠くても一瞬で来るEメール遙か ....
夏川ゆう(1504)
タイトル カテゴリ Point 日付
ヒーリング短歌112/3/12 10:05
悪足掻き短歌0*12/3/9 10:13
僕を見透かす短歌112/3/3 7:31
僕達短歌012/2/27 13:55
朝の風短歌212/2/24 10:43
あの空短歌212/2/17 10:18
彩り短歌012/2/13 12:56
人影短歌112/2/7 7:43
背負ったもの短歌112/2/3 12:47
平和へ続く短歌312/1/30 10:28
卒業短歌212/1/26 16:42
ガラス細工短歌212/1/22 10:45
マイナスな波動短歌112/1/19 10:04
堅い殻短歌012/1/15 16:56
よろず屋短歌112/1/10 10:05
短歌212/1/5 10:53
エピソード短歌311/12/26 18:54
少女の頃短歌211/12/23 8:51
糸電話短歌211/12/19 8:02
韓流ドラマ短歌111/12/11 17:36
算数短歌011/12/8 18:31
目覚まし時計短歌011/12/4 18:59
短歌011/12/1 17:02
アクアリウム短歌111/11/27 17:47
模様替え短歌011/11/24 17:31
余韻短歌111/11/20 11:05
一筆書き短歌111/11/14 16:45
青臭い短歌011/11/9 15:32
布団短歌011/11/7 19:53
南風短歌111/11/1 15:51

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