あたらしい
朝日はまいあさ昇るから
あなたを照らすキラキラのやつ
締め付けられた夜が終わり
信じられない苦しみにも
眠れなかった部屋にも
あかるい朝日が
さしてくれるまる ....
批判を
聴くのはだれだって嫌だけど
正しいアリバイを
ちゃんと示してみれば
批判は消える
なんて訳なくて
いつもいつも白い綿飴みたいな
やさしさだけに救われる
....
早朝の
駅のホームで吐く息が
みえるとゴジラのようだと笑った
懐かしい
甘い香りがしたときに
君を想った通勤電車
週末は
心と体を整える
あの銭湯へゆくから耐え ....
エリーゼ、空が青くて凄いッ
ほうとうに。
あの雲、白馬みたい
ちょっと変だけど、
そう
みえないこともないか
でも
カバみたいにも
みえるね
あなた ....
いつだって
神さまだって水だって
あなたと一緒に光かがやく
夜の影に隠れていた
ようやく起き出した朝が
ゆっくりと身を起こし
やさしく微笑むと
今日もあたらしいい ....
海峡を
トテトテ飛んでる一匹の
蝶の名前も気持ちも知らない
宝島
みたいな豊かな国に住み
それでも悩みは尽きない疾しさ
いつまでも
しあわせな日がつづくとは
....
目覚めたての君の唇が
なんて動いたかは
わかったよ
生きるって
素晴らしいと想うんだ
好きはものを
好きなだけ
好きって云えるしあわせ
そこにはすこしくらいは ....
いつだって
けさが始まる坂の上
春と一緒に光かがやく
夜の影に隠れて
起き上がった朝が
ゆらゆらとゆれている
やさしく微笑みながら
今日もあたらしい ....
悲しみを
無視して
世界に届けよと
歌を歌ったヨウサギがいて
どんな正しさが
その
歌声に宿っているかは
だれも
気づかないのかなぁ?
どうしようもなく
....
そこにいるのは
だれ?
カーテンの影にかくれて
黒いちいさな夜が
ゆらゆらとゆれている
わずかに残った理性が
そんなものは居ないと
こころに適切な助言をする
....
涙だけ
流した意味を胸に置き
しあわせになる夢はよるみる
寂しいと
悲しい目をして僕をみる
大天使でも堕ちる清い目
線を引く
どなたにどんな正しさが
....
(短歌七首)
麦ちゃんと
いう名の猫も縁側で
春の海鳴り聴いて寝ている
オレンジの
ブイに停まったアホウドリ
百年まえの空をみている
部屋が揺れ
....
救世主さまは
人類を救済されたのだろうか?
本来なら
すでに滅びているはずの
愚かな人類を
いまだ
生き延びさせてくれてるのだろうか?
それとも
これから
....
まぁ、いわゆる
青春時代、かな
鳥取へ行った
当時の鳥取は
夜8時になると
町が眠っていたのを
なぜか
印象的に憶えている
ある日、
たぶんどこかのホテ ....
狂いたいひとは
まぁ、世の中の
いたるところに居るだろう
うつ病患者が
百万人超えたとか
きのうニュースでみたけれども
あ、その中にわたしも入ってるやん、
....
桜降る
空をみあげてキラメキと
未来の青さににじむ黒い目
ただ灯る
常夜灯には命さえ
照らしてくれるやさしさがあり
なにひとつ
咲かない人生なんかない
け ....
今日もまたあなたを傷つけた
寂しさが棒立ちしているバスに乗り
ただ横にいるだけで
やさしいあなたの笑顔を消した
応えられなったあたまが悪いから
じゃなく ....
昭和、黄金時代
あきちを夕日が朱に染めるころ
昭和の悲しみは
まるで未来にすべてが解決できる悲しみに
想えたんだろ?
東京にいったとき
東京タワーではなく
スカイ ....
ぎんいろのメトロポリスは
少し遅めの帰宅の列車を吐き出すよ
みあげれば
満月が狂ったみたいな赤色で
川べりを走る電車たちに
まるで異世界色の桜の花びらが降りそそぐ ....
雨の日に
ただ詩を詠めたあのころは
まとわりついてたしあわせ知らずに
目の前で
泣かれたときにできること
すべてをウソとオロオロすること
今日になり ....
くれないの雲に焦がれて飛ぶ紙の飛行機がただ桜を突っ切る
彷徨って罪とか罰を探してた固くて折れないただ青い日々
真夜中に君が好きさと云ったとき月が綺麗に笑って陰っ ....
そのお姫様は
とても賢くて
夜寝るときは
清く眠れましたの
それは昔の話として
しまってもいいし
いま現在の話かもしれせんね
わたしは不眠症で
毎夜
夜の色を ....
束ねられたポイントカードが
煩わしかったこともある
貰わなければ損をするみたいな
かぁるい恐怖に突き動かされ
そうになったりね
僕は
中性的らしい
頑張ってポイントカー ....
いったいこのちいさな世界には
なんにんの偽善者と
なんにんの偽悪者とが
いるのだろう?
なんてことを考えてみたこともある
天災のあとのような
悲し ....
これは短歌じゃねぇか、と云われれば言葉もありませんが、
これは詩なのですと、云い切らせてください。
夜中の3時台に起きて書いた愚かな労力に免じて、ハハ。
荒野に吹く風 桜に吹 ....
桜みち
ふたりで歩くそよ風が
散らない未来をそっと散らして
桜木に
灯る命の妖しさに
汲めども尽きぬ情欲を知る
ひまわりの
咲く夏の日の未来さえ
....
みもふたもない結論。
戦わない戦わない戦うことは怖いから。
先日奈良の興福寺で阿修羅像を見た。
生きる事は戦いだと。
その微笑みは語っているようだった。
それはたし ....
ひとのこころに悲しみが
ないなら世界は味気ない
世界であったことでしょう
ひとのこころに悲しみが
ないならひとは傷つかず
日々しあわせであれたでしょう
ようやく知った真実 ....
曇天の裂け目に
完成された神聖があることを
知っているひとは
僕と
あと
だれだろうか
切れ長の目を
その裂け目に向けている
あなたには
あの神聖が
みえている ....
欲しいもの、恋人、家族、生きること、美味しい食事、あと三年
最初から好きなフリしていただけと血より真っ赤な大嘘をつく
星の下、オアシスで寝るラクダの目、 ....
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