若い頃はこの世に自分の欠片が、砂糖ひとつぶでも残れば良かった。私にとって、生きるということは、それぐらいの些細なのだ。目が覚める。お茶碗にご飯粒を一つも残さずに食べ終える。味噌汁の溶け残りを残す。アイ ....
生きていることが大変だと思うことがある
生きていることが素晴らしいと思うことがある
どちらも本当
生きていることは
それだけで大いなる
エネルギーだ
人は立つ。
立つとは
わずかに倒れ続けることだ。
完全に静止した者は
すでに倒れている。
血液は
閉じた管のなかで
絶えず逃走し、
骨は
内側から崩壊を延期し続けている。 ....
嘘をついた
指切りしたのに
苦い思い出
消えていなくなりたい
イタさだけずっと残る
君は覚えているだろうか
どう思っているだろうか
悪い想像ばかりしてしまう
イタイ僕のままでも ....
憤りのままに
閉めてしまった冷蔵庫の中で
ビンのぶつかりあう音
微細なひび割れでもあったのか
ジャム瓶だけが割れた
ねっとりしたトパーズ色と
雑ざって宝石の様に耀う
....
○「SNS時代」
短く!
分かりやすく!
過激に!
○「悟り」
悪や欲は
悟りの機縁にもなるうるが
我が強いのはどうしようもない
○「現代の価値観」
楽しい!
かわいい!
....
寂寥の水を撒き一打ち
奥へ伸びいく石畳
並び立つ燈籠に
燃える炎から一筋
際立つ朱の揺動
影を落とし浮き上がり
垂直天空からの
絶えざる到来を追尾し
一歩、一歩 また一 ....
はじめまして私
おはよう世界
こんにちは命達
こんばんは時間
おやすみ「 」
さよならすべてのもの
夜の燐光収束地は
海へと続く迷い道
今夜世界は
沖合いの烏賊釣り船の
集魚灯に照らし出され
真昼のよう
微光と微笑
この穏やかに過ぎていく命題の不在について
安酒場の窓から問いかけ ....
鉄の細長い塊が
鋭い、耳をズンザク
轟音とともに爆発
火花をあたりに散らす
平凡な平和は
蒸発し、何処へ
赤い血すら残らず
コンクリの塊だけが
うめ ....
「ウミガメモドキは何をあんなに
悲しんでいるの?」
アリスはグリフォンに尋ねた
「みんな彼の想像だよ
本当は何も悲しんじゃいないんだ」
ウミガメのスープは海の味
ウミガメモドキの ....
高校生の頃身長169.5cm だった
3年くらい前、女のYouTuberが170cmない男は人権ないとか
いう発言をして大炎上していた
ところで僕は今身長何cmだろう? と気になった
....
振り返らずに
歩いていれば
目的地に着くなんて
気休めでしか
ないけれど
そうする以外に
方法はないから
疲れた足を
引きずりながら
取り敢えず
前に進んでみる
....
風をとおすダンス、火をとかすシェイク
血管が唐草模様にすけるほど、ここちよい陽ざしというこの距離は
いかなる比喩をもとかす太陽とのあいだ、いかにして結ばれたのか
血管がただひたすらに ....
その日、クリスマスの白昼の夢、
建物はいずれも赤く燃え上がった
けが人はいないが市場は全焼した
店舗兼住居で
数名が住んでいたが
すべての人の安全が確認された
死傷者、 ....
しょんぼりな日もあれば
良かったねのときもある
いい日ばかり続かないけど
悪い日も続かない
世界が最悪に見えても
生きてるだけでいい
今は
どうしようもないこともある
思わ ....
洗濯機が開かない
開けようとすると
ダメだという
今の賃貸に暮らし始めた
戦友だもんな
おつかれさん
仕方がないから
コインランドリーで
入れて洗うだけなのに
恋人を待つように
....
日が昇り 半袖半パン姿で
二階ベランダに出れば
想わずも温ったかい気の感触
改めてスッポンポンになり
ストレッチ、スクワット、
腹筋、腕立て、三十回ずつ
そうしてゆっくりゆったり深 ....
夜明け前の死地を思わせる薄暗さが窓に張り付いて嗤っていた、さっきまで見ていたとりとめもない夢がまだ脳味噌の中で甲虫のように這い回っていて、システムは思い通りに稼働していなかった、身体を起こすのはも ....
○「寺の掲示板」
「一番大事な人を
大事にしていますか
一番大事なことを
大事にしていますか」
○「理由」
人を殺してはいけない
理由なんかない
ただ殺してはいけないのだ
....
綺麗なお姉さんより、大切なものがあって
それが大福お饅頭、そしてなによりお煎餅
めくるめく和菓子の世界
美術より味わい深く、戦争より甘美で
ダイヤモンドより高級な
どら焼き、シュークリーム、 ....
昨夏のぎっくり腰
冬前から
通勤を徒歩にした
細い道を
とことこ歩く
畑を過ぎた辺り
今日は見まいと
思うのに
やっぱり見てしまう
古い美容室に貼られた
ポスター ....
子どものころ
線の上から落ちないように歩いた
落ちたら地獄だし
ワニに食べられるし
線と一口に言っても
それは幅広い帯かもしれず
ドットや河や霧かもしれず
「黄色い線の内側 ....
ただの呟きだが、
チャッピーに添削してもらった詩なんて
じぶんの詩
じゃ、
ねぇ。
と想う
しかも
オレはどうやらカタクナなので
AIの速さにはさすがに脱帽するが
こ ....
安い煙草の
強い匂いに
懐かしさを感じる
それは
昔住んでいた
部屋の記憶
山積みになった
本に埋もれるように
暮らした日々
煙草をくゆらせながら
むさぼるように
読んだ ....
苦しみよりも、悲しげな
いわれを僕は、聴かされて
想わず耳を、防ぎたく
ただかたくなに、拒否をした
僕の口には、鉄の味
みたいな真っ赤な、血が流れ
媚びずに生きる、上等が
い ....
空気は体の周りにある
眼には見えないけれども
私を包んでいる
しかし夜の闇を彫刻刀で切り出したとき
ぜんぶの冷気がまともにぶつかる
夜は終わらない
いつまでもどこまでも続く
はか ....
気がつくと、そこに立っている
誰に言われたわけでもない
合図もない
だが、前任者が退いた瞬間
床の上に薄い印が浮かび上がる
そこだ
立っているだけでいい
見ているだけでいい
....
ここを出る
それがため
靴をさがす
昔は どんなものでも平気だった
今は、理由や 人目さえも気になり
履く靴を
みつけられない
・
辞書のことばで表現できない ....
待ち合わせは苦手、{ルビ純心=まごころ}を証明しつつ傘を持つ。今日はおひさまが寝ている、いつかこたえは聞けるだろうか。それともおしまいになるだろうか、意外とかくせるから大丈夫なきがする。
こぼれ ....
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