澄みわたる秋夜に冬の接近想いつつ
今に至り失われたもの又得たもの
遠い夏の日の森から立ち上がる
浮き世の波頭の幾つも幾つも押し寄せ

何れ容赦なく降り始める雪の死の門出 
愛娘残したまま時 ....
上滑りしている
おまえの言葉には
魂の欠片もない
薄っぺらいペラペラの
スーパーの広告みたいに
何のことはない風に
吹き飛ばされてしまう

遺書を書いてみろ

贈って貰った食べ物の ....
ようこそ!

この地球へ

その大きなひとみは

水晶のように透明

ダイヤモンドように輝き

太陽と同じエネルギーを放射

眩しく、輝き、きらめく宇宙から

ここ地球 ....
さみだれ
つゆいり、あけ
ことことぽとり
ふれたかおり
くつくつはらり
わからない
いろづき、あせた
かさねがさね
ちよりもこく
神宮前
割とお洒落な洋風喫茶店で、何故かラーメンが出てきて
店員さんニッコリ微笑んで 澄ました顔で、お客も食べる
異議を、ください どうか、異議を述べてください
おかしいと思うことがあったら遠慮せずに、 ....
戦い終えた獣のたてがみが北の空へとなびいていく
闇間に散る渡り鳥の影
海王星からの光の定期便を携えた郵便機のパイロットは
震える右手でジャイロスコープを暖め
左手は薄汚れた記憶のガラス窓を擦り ....
寝不足だから
寝ぼけたことを言うのか
相手をブチ切れさせて
戦前に突入していく

嗚呼頭が痛いよ
最低最悪
選んでもいないのに
その面が国を汚していく

ずっと前からわかっていたの ....
十月だというのに夏のなごりの暑さは
公園に夕暮れが訪れても続いていた
娘とふたり
野外フェスティバルに来ている
紙に書かれた手書きの進行プログラム通りに
何人かの歌手が次々と登場しては演奏し ....
ああ
タバコが美味い

もはや
この為に生きてた

もう
美味くてしょーがない

青春だ
希望だ

タバコがこんなに美味かったなんて
いや 知ってはいた
若い時を思い出した ....
キミはお店の外れくじに
ホッとしたと言った
いつもの日常に戻れると
当たりくじはそこで運を使ったから
差し引きゼロが待っているようでイヤだと

キミはボクに宝くじをくれた
このままじゃい ....

四苦八苦の世の中だが
楽しいこともたくさんある
善いこともたくさんある
美しいこともたくさんある
せっかく命をいただいているんだから
もっともっと楽しもうじゃないか


欲を出 ....
知に、
意味はそんなに認めないなぁ。

感受性、というか、感性には
大いに憧れている。
『正しい』感性
なんかじゃなくてもいいんだよ
『奇矯』な感性でも
ぜんぜん構わない。

 ....
誰かからの救いなんてない。世界は孤独100%ではできてない。共存という方法で建前100%の世界?本音だけだと壊れちゃうのかな。もしもが続く世界には自分自身で決めてゆくしか無くない?誰にも責任なんて追わ .... 手垢がついて
ボロボロに千切れた言葉たちを
螢火の瞬きで拾い集め
溜息の渦で洗濯し
風力3の西風にさらし
9度傾いたアイロンをあて
一針一針 丁寧にかがり
ひとつの僅かな理を編む
目に映るのは地面とつま先だけだが、
歩みのそれとは別に、
不規則に左右へと揺らされる。

そんな頭に浮かぶのは、根本原理を問う声だ。
なぜ地面がここにあって、
つま先はそこへ接地するんだ? ....
わずかずつそっと注ぎ続ける
砂時計の秒速に合わせ心情を
自分から外へ流れ出ていければ
世界の想いと自分の想いと
重なりあい響きあい、透過しあう


  ☆


光と色の織りなす海
 ....
叔父が
よくわからないものを置いていった
キッチンテーブルの上にある黒いそれ
「お母さん、これなあに?」
「さあ、いったい何でしょう」
知らないうちにミサイルが
説明もなく
市街地に配備される
守るのか的になるのか
紙一重

ミサイルめがけて
ミサイルが飛んでくる
そういう日は
ある日突然に



{引用=
 ....
○「朝日」
冬の朝日ほど
有難いものはない
今朝は朝日がみられる
有難い!有難い!
生きる元気がわいてくる
今日は忙しいぞー
郵便局に年賀状印刷注文に行って
ガソリン入れて
市の広報 ....
雪の白い日
音のない足跡
市街地の中心に
常設された景色の中で
瞬きは行き場を
失っていく
人が人である
その隙間に
転がっている
肋骨の断片の表層に
季節外れの
浮腫み ....
悲しみが、
好きという、
人は
嫌いかな?


なぜって?

なんの疚しさもない、
孤独な罪びとを救えるやさしさは
きっと
真っ正直に
真っ正面から救いあげる
酸っぱいけど、 ....
月が半分で座っている
残りは嘘と欲望で満たしてみるかい

いつも耳もとにぶら下げていた想い
片方だけ どこかに置き忘れている

麻酔を打たれたような足取りで
心の余白をなんとか守りながら ....
 渋い柿が甘くなるのが不思議だった

 『お天道様には魔法があるんだよ』

 おばあちゃんから言われたものだ

 「太陽は魔法使い」なの

 歯切れが悪くなるおばあちゃん

  ....
鳥を数人の子供が囲んで踊っていた
よく見ると鳥は既に息絶えている
寿命か天敵に襲われたか あるいは

次第に子供たちは宙に浮き始めた
頭の輪っかは見覚えのある天使の挿絵そのままだった

 ....
 マクレディの{ルビ長老教会派=プレスピテイアリアン}の良心は、一旦めざめさせられると、彼を休ませてはおかなかった。
(J・G・バラード『沈んだ世界』3、峯岸 久訳)

 ウェンデルの質問は、も ....
おしゃれな場所になど
行かなくていい
あなたの特別な場所に連れてって

少し緊張してしまうから
会う前には
コンビニでビールを一缶飲んで行く
お昼ご飯はファミレスで
おしゃべりするとき ....
大小様々な硝子に反射した朝日
何処からか集まってくる多種多様な人々

誰が何処に行くのか、
何をするのか、
その予測不可能性。

黙々とゲートをくぐり、列を作る。
そのまま同じ方向に進 ....
雲の隙間から輝く満月が
ゆらゆらと揺れながら
照れているみたいです

夜空はぼんやりとした
暗い雲で覆われて
満月がその雲から現れるとき
恋心を惑わすみたいな光が
蕩けるような ....
いつの間にか
テーブルに置かれて
固くなりつつある
パンのように
いつか誰かが
どうにかすると思っていて
何日も経ってしまう
そんな記憶の数々のなかに
本当に大切なものは
なかったの ....
意識の薄明かりの今に至り耀き放ち
夜陰の奥にひっそりと潜み開け広がり
なにひとつもう意味なさぬから
あぁただ声の響きのみ此の世成り立たせ

凄まじくも美しき旋律和音の律動するなり
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
小春日和の昆虫採集(改訂)ひだかたけし725/11/15 20:08
円谷幸吉花形新次225/11/15 19:44
つぶらなひとみ多賀良ヒカル325/11/15 16:17
銀杏迷路wc8*25/11/15 15:40
意味を、ください鏡ミラー文志6*25/11/15 15:36
海王星からの光の定期便歌留多カタリ6*25/11/15 13:46
The worst625/11/15 12:47
豆花そらの珊瑚10*25/11/15 12:13
東京日記弥生 陽6*25/11/15 10:56
神様は宝くじを買えないイオン525/11/15 10:07
今日の独り言zenyam...3*25/11/15 6:10
ほんとうの憧憬秋葉竹125/11/15 4:55
錠剤≪タブレット≫(譲渡済み)武下愛2*25/11/15 3:13
詩、りつ3*25/11/14 22:02
揺らぎ、混沌へ泡沫の僕125/11/14 20:42
五行歌、遡行・美しき朝のことひだかたけし625/11/14 19:25
暗黒物質やまうちあつ...125/11/14 14:28
物騒4*25/11/14 12:45
独り言11.14zenyam...4*25/11/14 7:36
雪の日の話たもつ925/11/14 5:27
みずいろの深い夜《縮小版》秋葉竹325/11/14 5:25
半分の罪自画自計125/11/14 1:46
干し柿佐白光7*25/11/14 0:49
通学路馬後の竹の子225/11/14 0:13
全行引用による自伝詩。 09田中宏輔21025/11/13 22:05
理想のデートりつ2*25/11/13 22:05
朝の景色の無秩序泡沫の僕125/11/13 21:26
満月とネオン秋葉竹225/11/13 20:47
テーブルの上の記憶花形新次125/11/13 20:34
五行歌、声の貴女・巻き戻される夜陰にひだかたけし525/11/13 20:15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.58sec.