私の目は丸くなった
何も欠いていない
完全な球だ
目に映る世界に
おかしなところはひとつもない
草木と空と庭
合一
私は包まれる
もっといっしょにいたい
今の瞬間が永遠
過 ....
たしか
三つの頃はまだ
半分冬眠状態で
五つ六つは微睡みで
七つの春にうす目が開いて
十三歳で初脱皮
油断してたわ 十数年
知らんあいだに羽化してた
ある朝 ....
○「トランプ大統領」
アメリカ国民は
愛や正義よりも
強さをもとめているのだろうか?
○「独裁者」
独裁者は
平和よりも
戦争を望むのか?
○「世界大戦」
「世界大戦は
す ....
君は 時計の針が回る理由を探している
「生きる事とは」と問いかけた事はあるかい
生きる意味を 一度は持った人の言葉だ
君は「好きな人いるの」と尋ねるみたいに
生きる理由を 恥じらい ....
この地表を覆って
ヒマラヤの遙か上を翔ぶ
イヌワシ
空の句読点のようなおまえに
心があるなら
その翼でわたしの
寒い背を
包んでみせてごらん
おまえの黒マントのなかで
ひ ....
月明かりの部屋、
カーボンの床を突き破って生えた
碧く生暖かい枕の木。
その果実を捥いで、
甘酸っぱい夢を見る
波打つ、
シルクの海にうかぶ
光る帆の
真夜中の船たち
星までの距 ....
権利の関係かな
よく知らないんだけど
YouTubeで聴ける歌や聴けない歌があるよね
中島みゆき《様》の
「あした」
って歌
聴けることに
日本人は
涙を流して訳わからなく ....
あなた、今日は遅かったわね
どうしたの?
こんなにもあっさり
誰かと恋をして
背中の目を見ていない
あなたの恋は破滅の花
忘れかけてた情熱が
まだ叶うという勘違い
裏切られてる ....
なにげない午后
知らない私がいる
歩き方をわすれてしまった日
腕さえ 独りよがりの
振り子の揺れで、
裸足でたつ
ありふれた海辺の砂
ひんやりとする 爪先
来た ....
三年間、お世話になった学び舎だけど
何の思い入れもない
息苦しい校風、なじめなかったクラスメート
喧騒から離れ、凛と咲け、私
寄せ書きは、心を殺 ....
21センチx14.8センチの白紙
文字が三千と輝き
星雲が渦巻き
流れ星として
宇宙を駆け巡る
気持ちキラキラ
四角い宇宙は
所狭しと
文字が永遠に ....
悲鳴のようなノイズの中で微睡んだ午後、突き抜けようとする意志でなければ心は鳴らなくなった、もがき苦しんで光を求めていたなんてのは昔の話さ、今はもっと純粋な目的の為に指先はシャウトする、激しいビート ....
季節外れに霧になって降ってくる
音も立てずに
信号機だけが明かす雨
空気が暗い
店の外灯がぼやぼやとし
雨脚が見えないまま
アスファルトを濡らして
春の雨は
雫のマスカラ
薄 ....
おいでおいでと
銀白煌く眩し大洋
一時だけ視界に拡がり
洋上遥かに巨大な火球
眩暈する内に裸木の群れ
仄か赤み浮き立たせ閑か佇み
おいでおいでと
絶えざるエーテル生命の
銀白も ....
彼はロックスターを目指すことにした
ギターを買い、ひたすら練習した
ロックスターで売れる前は貧しい生活だなと思い
カップラーメンを食べた
その美味さで、ロックスターになる意味が ....
これまでの
半生を反省する
ろくでもなかった
らくでもなかった
こくでもなかった
あくでもなかった
ずるくはなかった
これからの
半生に反映する
ろくでなしにならない
らくする ....
世界の終わりに火炎瓶
キノコ雲にキノコ雲
未来のことを考えたら
発した言葉を取り下げろ
何も言えなくなるの?
世界の終わりに倫理はあるのか
キノコ雲は映倫に引っかかるのか
R指定という逃 ....
私は誤読されるために書いている。
そう言うと編集者は困った顔をする。
「いや、できれば正確に読まれたほうが……」
正確とは何か。
私は三百枚の原稿を書いた。主人公は爆弾魔で、 ....
もしこのひとがいなくなったら
僕は生きて
ゆけないだろう
あらゆるものごとに
興味もなくし
生きてるのか死んでるのか
わからない蜃気楼みたいな
にんげんになるんだろう
....
たとえばボクが死んだとしても
きっと君は泣かないことを
ボクは知っている
それでいい それがいい
それよりも 一緒に行ったエレカシやみゆきのライブのことや
一緒に観た映 ....
アンモニャイトなお昼寝時
アンモニャイトの真ん中に
ホソホソっとグー侵入
期間限定解禁のぽんぽん
ああなんて、なま温かい世界
マシュマロなおふとんと
岩盤浴な温度設定
もうここに住ん ....
永遠に愛しい影よ
わたしから離れていく
たとえ空がおちようとも
月と星は離れない
永遠に愛しい影よ
石畳を歩いていく
月は泉を照らし
二人を青に染める
忘れられない
....
なんどでも
なんども胸の奥に書く
生きてくことって勇気もいるよね
罪よりも
胸を泣かせる歌を聴き
この身に堕ちろメロディーも詩も
ただうたが
疾しい生を洗う ....
午前八時三分、出勤。
私は会社に入る。
正確に言えば、
会社が私の中に入ってくる。
自動ドアがスッと開く、
社員番号が一つずつ肺に打刻される。
エレベーターは上昇する箱ではありませ ....
小学生が喜びそうな話だな
と、思いつつ
夫は
かなりの頻度で
放屁する
生きてきて、此の方
こんなにする人に
出会ったことがない
恥ずかしかったのは
道を一緒に歩いていた ....
私と云う静かさの
裸木の群れ
あちこち聳え立ち
絡み合う枝々 、
薄白曇を透かし彫り
朧ろ射し込む
陽の光に照らし出され
白鷺が二羽 優雅に舞い降る地
今、宙へ向かい弧を描き飛 ....
馬も鹿もカモシカも
区別ができないと馬鹿になるらしい
が
最近のアイドルたちの顔の区別ができない
みな 同じに見える
双子どころが三つ子、四つ子、12ダース子
これ ....
仕事を辞めたら まず行くところ
ハローワーク
ニンゲン辞めたくなったら
どこへ行ったらいいですか?
ハロー、グッバイ人生
お出口はあちらです
....
朝の通勤
今日から上着は春用
とことこ歩き
いつもの畑にさしかかる
すぐ横で
おじさんが葱を抜く
とたん
土の匂いに包まれて
胸いっぱい
深呼吸したら
からだ ....
ふわふわの気持ち
あったかくて
やわらかい
手を握って
歩くのも
お互いの歩幅合わせて
時々くるくるよそ見して
置いていくよと
引っ張る手
待っていてくれる
待っている
....
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