テカテカと輝くこの地上
ピカピカと眩しく生まれたワタシ
パッと世界にヒカリが咲き乱れ
サンサンと明るく、温かいいま、ここ
南回帰線を越えて行こう
頭上には星明かりのみ
南回帰線を越えて行こう
希望の船出は
南十字星が見守っている
南回帰線を
南回帰線を越えて行こう
青春の岬を見つけるまで
冒険の終わりに
....
強い安定感が
頭の中を治してくれる
僕はもう大丈夫
今まで苦しんでいたのは
ささいなつまづきの積み重なり
あなたは知っている
この世の法則
僕も取り戻した
今は同じ世にいるんだ ....
憎んだのは
あなたがたじゃない
夫と花の名前を持つひとだ
憎んだのは
有り難いことに
過去の話だ
誰も
私自身にさえ
歩き始めた陽のあたる道を
邪魔させやしない
過去の ....
あなたがたは
私を一方的に犯罪者扱いするが
あなたがたに
罪はないというのか
忘れていた
私はあなたがたに
何ひとつ害を与えていないというのに
集団で
ことばの{ルビ私刑=リン ....
目覚めて時計を見る
2:30
まだ夜だとため息出る
近隣の家からいつもの爆音が聞こえる
3:00
時の流れが高速に感じる
静けさの繭に包まれる
4:00
夜明けを思う
不意に ....
窓の内側で雪が降る
その部屋には
若く逞しく毛深い猟師たちの影が
猟銃ではなく
近代的な迷信の骨を研いでいる
部屋ではこういう詩を読んだ
「最愛の白い武器庫に
祈祷師を連れて ....
嵐は去った
ちぎれた雲が 空に置いてある
僕の気持ちも ちぎっては置き去りにしてきた
捨て方も分からない この気持ち
誰かの落とした種を拾ってしまうことがある
育てたのは僕だけど
....
Contents
I. Those who seek me diligently find me.
II. You do not know what you are asking ....
ラーほー
知性的な人たちの言葉を
もぎ取っては羽の動力に
変換し続けていた最初から
羽虫は死を受け入れていて
悲しみの蜘蛛の巣に囚われた
ほら、これがラーほーだよ
羽虫の ....
寝ていたが目が覚める
隣りの部屋で父母がケンカしている
仲良くしていたのは嘘だったんだと
無性に悲しくなる
子供心にこれくらい
そして望むことはただ
ケンカをやめて~
朝起きると ....
ふと目が覚めた
午前2時48分の沈黙は雄弁だった
部屋がいつもより広い
1万ピースのパズルを
引っくり返したみたいに
寂しいが散らばっている
布団からはみ出した
肩が寒い
暖め ....
詩を書けば何にでもなれる
自由になれると思った
自由とはなんだろう
言葉の鎖でがんじがらめにされ
世間の意見に振り回され
誰もが分かるような魅せる詩を書けと言われる
己の詩が稚拙で ....
日、いちにちと
冬のけはいが濃くなり
きのうより
はやくなった夕暮れ
人はみんな
もうこれ以上は失われまいとして足早になる
冷気はあしもとからやってきて
なにかによばれたような気がし ....
なんにもないなんでもない
ただうけとりうつしこむだけ
うしなってきたものうらがえし
深まる夜の余韻の確言に至る迄
私語から公言への道筋辿りて
それはいつでもどこでも
ほんとうにおこ ....
ヤミの中に取り残されたこの身
前も後もヤミの流れ
上も下もヤミの底なし
前にも進めず、漂うこの私
ここも虚しく、虚無の空間
そっと身を鎮める
そっと、一条のヒカ ....
屋にならずに、見識ばかりを募らせ、それを振りかざしてしまってはアカンアカン
仕事持たずに批評ばかりを繰り返し、上手く誤魔化してしまってはアカンアカン
物を売らずに身体ばかりを持て余し、物に当たるよ ....
こんな小さなアパートで
小さな会社で
毎日毎日
実につまらないものでした
貧乏とは言わないものの
それに近い生活の中で
中途半端に腹が減るのは
なんとも情けない話でした
こ ....
買ってから
どれくらい経つだろう
黒色の電気ケトル
購入時は白が欲しかった
でも、在庫がなくて
この、いかつい黒を選んだ
最近は、沈黙することが多い
スイッチを押しても応えない
....
忘れた頃にやってきた
なす術もなく
崩れるままに
パニックが生まれる
数々の教訓
忘れないで
どうか
備えていて
{引用=
楽曲は下記から聴けます
https:// ....
トカゲは青銅の彫刻になりその内部の
雨の中のレントゲンが書いた手紙には
双子の少年の影だけが走り出して断崖をさまようと
魚の言葉で記されている
ノートは鉱石の心理それは
たとえば洞窟でい ....
粗末な哀しみを夜に浸し、
柔らかくなった端くれを口へ運ぶ
牛脂の付着した鍋に、
豆と小麦粉、
岩塩を加えてシチューを作った
焚き火に、美しい魔女が裸で踊っていた
火のそばが母の ....
師走がすまぬという
みんな居なくなってすまぬという
やさしい言葉をかけるのを躊躇う
やさしい言葉が渦を巻いて襲ってくるのを躊躇う
助手席に乗せては苛々が募り
飽きもせず ....
失われたのか
無かったのか
どこまでもつづく橋桁
どこまでつづく鳥と波
蒲公英の種子の空
隙間から降る宇宙の午後
誰も居ない径に
部屋に積もる
何処から ....
たんほぽの
綿毛がふわりと
飛んだような感触があれば
思い出してほしい
遠くに住んでいるあなたに
ひとめ逢いたかったのだと
カスミソウの
儚い面影があれば
足を止めてほしい
他人 ....
軍需産業の大笑い
いよいよ肥え太る金融マン
不穏な世の益々加速し
資本利潤追求が全て呑み込み
光の魂 、最早仄か残り香を漂わせ
それでも未だ錆び付いちゃいない
〈私〉の内に眠る黄金 ....
四千年の歴史を自慢する國があったとさ
チャチャいなチャイナン
戦争にあけくれ
その度に勝利した王様が支配する
伝統もなく歴史が途切れ
血で地が赤く染まる
チャチ ....
誰のお好みなのか甘ったるい世界
たっぷりふりかけたザラメ
お約束通りに襲いかかるサメ
海でも温泉でも宇宙でも血は赤い
まだこのからだは暖かい
落ちてくる肉と魚となまぐさい雨
乾いて血の ....
明かりのない地下に下りていく
睡魔が両手を広げて待っている
言いなりになって体投げ出す朝
今日の予定を注意深く確認して
いなくても大丈夫と判断したら
仮病を使ってあとは布団に潜る
....
つまらない戦略
真正面から来ない
重いガラクタ着けて
惑わされるとでも思ったか
そのダサい戦略
幼稚な心理戦
本質や真心を置き去りに
利益だけを求める
つまらない戦略
....
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