男女があるから人間が生まれる
主従があるから社会が生まれる
善悪があるから事件が生まれる
勝敗があるから歴史が生まれる
不安があるから宗教が生まれる
覚悟があるから文化が生まれる
真綿から生まれたような
無垢な瞳が光る
見えないところに
刺青を入れたの
そう言われて
見てみたい思いしか湧かない
見れなくても
真綿の柔らかさを
そっと抱きしめて
....
朝、主人は何も言いませんでした。
何も言わない、ということ自体が、すでに何かを言い切っているような沈黙でした。
起きてくると、主人は卓に座り、腹のあたりに手を置きました。押しもせず、確かめもせ ....
愛が温められて
愛が熱くなって
愛がぶくぶく音を立てて
愛が蒸発してしまう
愛なんてなんやねん。
って?
そんなものだと想っていた
エンディングはいつだって
怒りと ....
あの人は感謝を忘れてしまったんだ
と言われ
下を向いて歩いていると
道路が舗装されている
側溝に連なる重い蓋の数々に
工事した人に尊敬の念を抱き
朝、水道からお湯が出ることにも ....
病院で渡された書類を、
私は椅子に腰掛けて読んでいた。
本文は簡潔で、
氏名、生年月日、
必要事項だけが並んでいる。
安心できる文章だった。
ところが、
下の方に小さな数字が付い ....
くつした
てぶくろ
お箸
ピアス
いつも片方失くなっちゃう
おともだち
風呂上がりに
サムイサムイと言いながら
冷えたビールを呷った
外からカラスの
帰るぞ、アイツはまだか?
短く何度も呼ぶ声が聞こえた
大丈夫、俺は枕を抱いて寝るよ
ねぇ、サザえさん
あなたの住む町の
空はいつも青空で
夜空には必ず星が瞬いて
ご近所さんは誰も親切で
ねぇ、サザえさん
人目を憚るアタシの秘密を
ドロドロ渦巻くアタシの心を
そ ....
自分の誕生日も過ぎて一月の終わりになり
年頭に立てた誓いや希望も色褪せて見える頃になると
年甲斐もなくこの世の真理と幸いについて考えてみたくなる
冬らしくない日差しの強かった雨の少ない冬は過ぎ去 ....
あの日 天ぷら屋 に かん
どう したの は
一体 なんだっ た の か
あの日 天ぷら屋に か んど
うした の は 一体
なん だった の か
詩は詩として 詩 詩 詩 詩
....
いつの間にか
青春は終わってしまって
これから何をすべきなのか
分からないでいる
前に進むのが
良いことだと
信じて来たけれど
それも本当かどうか
疑わしいと思っている
新し ....
GBTIQの詩人たちの英詩翻譯 しょの66
イレーン・セクストン
トーテム像
かつて、それは、松の木のあいだに突っ立ってたんだ、
ぼくは信じてなかったけど、貞節の象徴で ....
ビル砕け散るように鳩が舞う
あの日落ちてきたもの
ぽつりぽつりと
いっせいに
紙切れがふわり風に巻き上がる
空を目指して
パステルを吸った街灯が息を吐くように突き出る
これは愛という月です
すこし歪んでいる??
お前の意見なんか小さく たたんでは膨らませ
あの空に飛ばせ
いつまでも遠い雲
嘘笑いなんて ....
指摘されては修正し
修正後も指摘される
繰り返すうちに
何をやってるのかわからなくなる
最初の方がビジョンがあったのに
どんどんぼやけていく
そうやって完成した資料が
新人研修で使わ ....
涙みたいな朝だ
誰も知らない海辺
静かな心臓の音
琥珀色の朝焼け
生まれたばかりの今日に
口づけをする
おはよう
みんな死んでしまった
豊かな暮らしを求めて
みんな逝ってしまった
....
ほんの薄皮一枚で
世間と隔てられている
私の中の迷いの森では
樹々は喜びにさざめき
鳥は哀しみをさえずり
花は悩ましさをささやく
誰も見ることができない
私の中の迷いの森の
....
タッタタカタン
月曜日は月明かりように静かに輝き
タッタタカタンタッタタカタン
火曜日は火の如く赤く燃え
タッタタカタンタッタタカタン
水曜日は水の如く清らかに済み
....
青の色彩耀き拡がる天空の宴に
うっとり仰ぎ観つつ捉えられる我
早き朝に誘われ晴れ晴れ響く心持ち
瞑目すればゆるやか薄紅にまた染まり
死の際から引き戻される迄の記憶蘇り
冷気の心地良さの最 ....
フェリーニが言った。
「映画はね、サーカスだよ。象がいて、道化師がいて、最後はみんな死んだふりをする」
アントニオーニが言った。
「いや、映画は空白だ。人間がいなくなった後に残る、風の通り道 ....
勝手に苦しみます!
ビーレビは、終わった
2、3年ほどの短い間でしたが
おせわになりました!
ビーレビイズオーヴァー
第三次世界大戦 ミサイル発射!
モテモテでしたな 九十九空間さん
....
ワインはおいしい、ビールはうまい、アルコールに依存したり、占い師に頼ったり、
パチンコ大好きだたり、スモーキングもくもく、琥珀色に酔いしれたり
ホモサピエンスとは絡まっている脳細胞シナピスが、地下 ....
あの日の
見つかってしまった感は
遠のいて
時々
小指が立つくらいだ
半身の欠落感もなくなったよ
もう
味わいたくはないな
むかし
ぼくは ....
白い屋根にかき氷大盛り
盛り上がった白魔の峡谷
側に運び出す白熊をかき分けて
こんなところも道なのだ
人が動いている
冷たく濡れたトイレットペーパーが
次から次にちぎれ降ってくる
避けれ ....
「なんたらかんたら」とは、なんたらであり、かんたらである。いや、正確に言えば、なんたらでもかんたらでもないが、同時になんたらでありかんたらでもある。その曖昧さこそが、なんたらかんたらの本質なのだ、と誰 ....
破壊が起きた
一番あなたが大切にしていたもの
変わり果てた姿を雲が覆い
墨色の雪が降る
ただ見ているしかない苦しみ
年が明けると待ってました
今年も無事に出かけられる
温泉街のそば店
散歩に出て前を通ると
主人が真剣にそばを打つ
その姿が神々しく窓越しに映る
お ....
雪の夢が
さらりさらりと降る夜に
空をみあげると
雪が目にはいる
壮大な
宇宙の果てだって
みてみたいのだけれども
雪の夢の光りが地表へ降り注ぐ
凍てつく街に
家に
心 ....
私の命は
一つしか無いのだから
この命を使って
とことん生きぬこう
人生は一度きりだから ありがたい
風を待っている
最後に吹く風を。
心待ちにしている
大空を吹きわたる時を。
....
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