原罪、って
なんなんだろう
今夜は聖夜だ、ってんで
真っ白な真綿みたいな雪も降って
そして、積もった
たぶん
この街のどの窓を覗き込んでも
今夜だけは
きっと笑顔がキラ ....
ゆふかげ柔らに溶け出して
思い出る寂しさよ
ひと恋しさに涙する
鴉は友を呼ばひても
友の姿はあらずして
ひとり山へ帰り来む
巣立ちも終へし後ならば
ただ眠るため目を閉じぬ
ひと ....
白紙に煌めく
星文字の輝き
言葉の粒が揃い
心を浮かび上がらせ
目指す道を示す
十字星
私は
花火大会の
幻の
花火の
dとを
を聞いていました
とても綺麗だったよ
お菓子をあげましょう
世界で一番不幸な女の子に
そっとお菓子を食べさせてあげましょう
ずっと味わっていたい
でもなくなってしまう
だからこそ食べたくなる
世界で一番不幸な女の子は
....
悪夢を見て汗びっしょりで起きた
華が僕の隣で眠っていた
新しい一日がカーテンの向こうを明るくしている
安心して華の香りを嗅いだ
次の瞬間
華は消えた
微かに香りを残して
言葉で表 ....
もしも立てない豚がいたら
そっとお腹を持ち上げてあげましょう
餌が食べられるように
ならなければ死んでしまいますからね
死ぬまで生きる豚
食べられるために太る
でも豚は豚なりに
懸命 ....
みんながぐっすり寝たころに
あたりがじんわり冷え込んで
気がついたらわたしは佇んでいた
どこにも行けず
なんにも喋れず
しんしんと降る悲しみのなかで
わたしは佇んでいる
冷たさと ....
ピンセットで摘まめば、それは明けない母の朝でした
すべてが終り無くなった
粒子を詰めた風船それがこの世界だったので
いずれ現れるくまたちの爪がその薄いゴムを破る
しかしその願いも粒子
遠く遠くへと祈っていた夢も粒子
記憶だけ ....
自立しないあなたは壊れていってしまう
それではいけないよ
自分で自分を把握して
賢く立ち回らなければ
永遠の価値が呼んでいるよ
光の中に入っていくときを
夢に見たでしょう
悪夢の終わりに ....
○「師走の訃報」
昨日は近所の
従兄のゴルフ仲間の方の葬式
今日は
弓道の先輩訃報
いずれも70代である
まだいくつかありそうな気がする
○「投資詐欺」
そんなに儲かるなら
人に ....
正門の所で
白濁した眼の犬が
伏せている
あなたの差し出す手に
少しじゃれて
午後にはやはり
日差しが似つかわしい
栄養のあるものを食べなさい
あなたは口癖のように言うけれど
....
夕立
とろとろまどろんでいたところ
遠くの雷鳴に
夢から引き剥がされる
さっきよりも少し暗い
エアコンの小さな風の音
父が丹精込めて育てたスイカは
静謐を ....
最近自称詩を読んでいると
涙が溢れて来て止まらない
だって
ミュージシャンや漫画家やアニメ監督の
足の爪の黒垢にすら及ばない
悲惨な才能しかないのに
何で毎日投稿したり出来るのだろうか?
....
ずんとそれぞれ或る朝に目覚め
すっとそれぞれ起き上がり
すぅうと息継ぎし生きて生かされ
苦しみ悶え絶望にすら絶望し
偶さか喜び与えられ只々感謝し
死して何度でも甦生し
何れ異なる皆 ....
またお酒?
水だよ。匂いでわかるだろ。
だから言ってるのよ。
そうか?残ってたのかもな。
小雪降る夜街角に
ちいさなサンタが座ります
なぜかやさしい歌声で
讃美歌なんかを歌います
聴いてるだけで洗われて
心の闇が泣くのです
ほおをヒクヒク震わせて
わたしは ....
また失ってしまった
また黒い腹を見られた
そりゃあ怖いよな
誰もいない夜空を仰いだ
夢を見ていた
もやがかかる
溺れるように眠る
息継ぎの途中で
静かな部屋に放り出される
すべて ....
青空なれど
心の中に黒い雲
人びとは喜び集う
私のココロは黒い雨
何が楽しいのか
生の苦しみがのしかかる
何も語らず今を過せよと
君は何を怖れるのか
....
あなたに僕の名前を教えたね。僕を正しく呼んでもらうために。光は永遠の輝きを持ち、今日も始まろうとしている。あなたの歩みが力強く、僕は泣きながら立ち上がる。あなたのために。僕は生きるよ。あなたの光輝く表 ....
ほら、聞こえるね。聞こえているよ。多重になった永遠の中にある存在の声が。愛するかい。愛しないかい。己の永遠に忠実であるなら、選ぶしかないね。時の中で、永遠に触れること。君なら出来るさ。僕なら出来る。
....
○「時代の流れ」
いつの間にか
スーパーやコンビニで
買い物をする時代に
巻き込まれた
いつの間にか
一人一人がカードを持つ時代に
巻き込まれた
キャッシュカード クレジットカード ....
+
約束・地球ごと
耐える・傷の呼吸を
たつ>未遂の龍と竜巻き
まつ>みえないみえないまま
覚めない温度と微々たる熱量
音の塞がる暗がり=冷たさの夢のさき
再会でき ....
いつも同じ湯呑みを使う。
酒を呑むのも、水を飲むのも。
あのデコボコして老人の手でも滑らなそうなあれだ。
何だっけ?備前とか何とか。
熱くもないのにずッと音を立てる。
眉間に皺を寄せて、 ....
少し遠いスーパーまで
ゆずとかぼちゃを買いに行ってきた
明日は冬至なので
かぼちゃを小豆と煮て
ゆず湯に入る
いつもはシャワーで済ませるため
お風呂は贅沢に感じる
たった1個だけれど
....
冬の大三角、
今夜くっきり視え
おいらびっくらこ
オリオン大犬子犬の
残響座してベテルギウス
次いでシリウス、プロキオン
あゝ今宵、冬場の宇宙花火仰ぎ見た
あの時の貴女のほっそりした ....
僕が
偏差値76だから
学校じゃない
メモにはあまたの
僕を示すものが溢れてて真実味を帯びてる
だけどよ
半年もすりゃ忘れちまって
なんかまた違う真実をやってる今の僕がいるんだ
....
穏やかに
スースースーと
空気が揺れる
真夜中の闇
微かな息の声に
君の光を感じる
眩しき闇の夜中
生き、
伸びられることが奇跡だと
云われたわけではさらさらなくて
ただ、
若くてガンを患ったものだから
ステージ12345
とかに
ちょっとだけ詳しくなったよ
大丈夫だ ....
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