参照先不明
短歌専用スレッドです。原則として一記事に一首。連作は禁止。
本気!浮気? …どちらでも。 ケータイ/パソコン →どちらからでも。
「自由詩」に対する「未詩」のような意味合いで、ちょっと31文字でつぶやきたいなあ、という時に使ってやってください。あと自分の目指す作風とは違うのだが、こんなものを思いついてしまった、なんて時にも。
二首以上の連作、タイトル付きの投稿はご遠慮ください(連続して一首ずつ投稿していただいても構いません)。 みなさんのつぶやきをお待ちしております。
-----(以上前スレより)-----
過去ログ
ながしそうめん http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=14668
オレンジを渦に巻き上げたのは誰?今逆再生しているのは誰?
白い花の白い色素ってないんだよね。でもね有香分子あふれる
運転中動きの少ない横顔が私の葉っぱでぴくりと動く
手の中で温むオセロの白と黒過去と未来がぐるりと返る
夏休み今日でおしまい草を食べ静かに眠るゾウの兄弟
青い絵ばかり描いていた日、本当は青くない絵が描きたかった
南海の停滞前線ながながと低くかかって海蛇座のよう
ちょっとだけ現れて今空を打ってよ鯨の尾型夏の高気圧
泣いている君の心が留守ならば僕は無断で入ってしまうよ
泣き濡れた顔をあおいであげようか天使が落としていったよ翼
久々に母さんと道を歩いてる進路相談満月昇る
題名を置いて本は空へ。墜落したのは僕の心臓だ。
夕方はなにかを背中にしょってきて悪さするから塩飯を食う
水族館ナイフのような魚いて水がすぱすぱ切れては閉じる
イエーイやった〜婚姻届いちまいであなたはずうっと私のものなの?
行っちゃったあなたの寝床が暖かい主婦ってなんかたまにつらいわ
その花が菖蒲だから好きなんじゃなくて青紫だったから
戯れ言は空音それなら空耳は戯れ耳 五感よ戯れたまえ
「このタクシーはどこに行くんでしょうか」不安げに運転手は言った
明け方に白薔薇とろりと落ちていき正午のひこうき雲/直線
「絶対に別れない・・・」つぶやきながら林檎むく皮がとぐろを巻く
寝て食べて少し歩いて風呂入ってふたたび眠ってマッサージ椅子
緑なき都市計画書製本すマザーボードは薄く、軽い
制服に身体閉じ込め学校へ星占いを胸に抱いて
満月が昇る頃だとブイ抱え胸騒ぎを海はごまかす
キーというカギではなくて鍵という形の鍵は牢獄の鍵
余力はヒステリックバイオレットひとの髪タダでさわるんじゃねえ
白樺の林をすーと思い出すソーダアイスの棒を噛み噛み
芽キャベツを茹でたぷかぷか浮いている春の匂いに私も浮かぶ
キャラメルが罠だったとは知らなんだあの四角くてあまあいヤツが
養命酒たまには飲んで眠りたい夜もあるのさ痺れるけれど
母だとか奥さんだとか妻だとか主婦って肩書きいちばんきらい
うたた寝に洗濯の音響いてるありふれた家ある晴れた空
夢の中書いた手紙は日に溶けたそうかやっと終わったんだね
血を流す「しかばネコ」のぬいぐるみ怪我人の役オレは務める
恋する人つぶやいて眠れり離れずに耳傾ける心音と共に
晴れている雲の隙間に地震が来るぞと光の声
ぽつねんと靴がおかれている職を離れて三年たつ春
ノックの音に玄関を開けると私の知らない植物だった
ポケットで激しく震える携帯が嫌な知らせをこっそり教える
ツゲの櫛髪を梳いてるおばあちゃん疎開はほんとに嫌だったのよ
正確なリズムを今も忘れない1センチ未満の胎児の心臓
連休の間に薔薇があちこちで咲き始めていて奇跡のようです
水やりを忘れられたり菜園の緑葉寂し夜風のままに
食べるよりひたすらに眠いキミ眺め好物は何かとたずねてみる
魚より肉食らうこと好む我何に飢えてる肉に飢えてる
ぼんやりと私の命は続いてる向かいの危篤のじさまとおなじ
麻酔から目覚めて身体痺れてた看護婦怒鳴る「名前を言って!」
眠ってる子供の額玉の汗夢の中でも全速力ダー
夢の中そこで生きてる君なれば我も往く君に声が届くように
観音の刺青がある背中には紫の墨うつす夢みる
ぽとりんりんインク真ん中落としたら無限に広がる色の倍音
葉の裏に違う次元が開いている唇沢山吸っては吐いて
こんなにも曲がりくねっていたんだな春の朝日がマフラーほどく
地球ごとバラバラになってしまうほど散らかってる頭の部屋
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