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水平線、午後
手延べそうめん、午後


台所の床、つめたーい
ひらべったーくなって
ほっぺーたをぺたぺた

ひーんやり
ヒヤシンス
春の花
もう夏ですが
横たおしの夏
 ....
大麦小麦の大火事は黄色いラジオペンチでした






訪れたCH地方の緑の丘陵は、M川が西から東へ流れるダーク
グリーンのライン、N3が東から西へ切り込む水色の線。
天地分離南風 ....
  春の色よ

  飛び出すのは今だ

  それは、今だと叫んでいる

  春の景色よ

  きみはやさしさに包まれる

  そよ風にのって

  きみの命は、はばたき ....
さびしくて
ねむれずに
ぽけっとのなかをさぐると
にんぎょうがゆびにふれた
さびしいって
ことばにするたび
つぎからつぎへと
にんぎょうがでてきた
つくえのうえにならべて
ひとりずつ ....
ひとしずく、
ひと掬いの時。
誰も振り返らない。

人しずく、
ひと救いの時。
誰も振り返らない。

ほら、
また落ちた。








 ....
白い胸に
その小さな胸に脂をぬりこんで
肉体の陰を分泌した皮膚が
蛍光灯に反射している
緩みきったくちびるを
うるさい胸の
ぼんやりとした亀裂にあてがい
だらしなく
涎を垂らし
指で ....
私は望む。
――何を?
私は願う。
―― 何の為に?
私は思考の中で
重要な事に気づくだろう。
自分という重要な人と
他人という重要な人に。
私は群の中のひとりで
それと同じに
自 ....
ふっ、
   ふっ、と、
        ふれてゆく。
静かすぎる夜に、
綿毛の意志を運んでゆく。
日にさらされて、
火にあぶられて、
またもやさえぎられて、油っぽい焦りだ。
ふう。
 ....
熔け出した夢の錆び付いた夜

カタカタと軋んだ音をたてて

綴られていく 砂色のあした



とわの眠りを 誘い出す
   渦巻く 幽玄と無限の境
        砂漠に花など咲き ....
あたらしい朝がきた
希望の朝だ

夏休み3日目
寝ぼけた目をこすりながら
ラジオ体操

   喜びに胸をひらけ
   大空あおげ

  「おはようごさ ....
そして、土から緑が涸れてゆく
わたしは、思わず肌に手をやる


光源を振りかざして追い立てていたのは誰? 何?
垂直に垂直に萌え切った向日葵が
黒焦げになってまで凝 ....
反すうする

ある種の
草食動物は

記憶をいつも
もぐもぐ やってる

本人は
けっこう やめたいのだが
回りからは
案外
幸せに見えるらしい

あく ....
夜の漁から戻ってきたとき
さびれた銀のバケツの中に 一匹の{ルビ河豚=ふぐ}を入れました
おじいが売り物にならないと云ったから
じゃあ飼っても良いの と訊いて
まだ おじいの返事がないうちに
 ....
蛍村の事








夜の湿ったシーツ

燐寸を点ければ

一寸先の闇の中の奥まった処に山があり、野があり、兎に小川、優しい鬼たちの里がある

何故帰って来たのかと ....
休日をうだうだとねっころがって過ごす
時々
素足をぺとーっと
重ねて

あなたがうるさそうに
足をはらう
ので

わたしは
ごろごろとベッドの端へ

SOS
SOS
ベッド ....
手を振る  神様に
  背を向ける 神様に

  もう何も見えなくなった。白いまくのむこうで。
  あの風はどこへむかい、どこにたどりつくのか。
  知りえないことを、知りたいという ....
汗染みだらけの帽子を目深に被って
叩きつけるような陽射しの中
スーツ姿のサラリーマンの流れに逆らうように
足早に歩くあなたを見かけました
頬には汗が幾筋も流れ
まるで涙のように見えました
 ....
さみしいことを言わないで
抱きしめて
撫で撫でしてあげたくなるから
あまり甘えないで
おっぱいの間に抱き込んで
すりすり頬ずりしたくなるから
どうせいつか足蹴にして
行ってしまうくせに
右翼の街宣車が
絶叫しながら走り去っていく
大阪市役所前
午後三時
数十台の絶叫が織り成す
類稀なるドップラー効果の競演
気温は摂氏三十四度
その猛烈な熱を
効率よく吸収する
黒塗り ....
発泡スチロールの上にカニの羅列
軽ゆでされた朱色の甲羅
白い皮膜に覆われた瞳
蛍光灯が囁きかけても光映さず

真ん中の一匹が買い物客に浚われる
手足は凍り無抵抗
投げ込まれるかごの奥
 ....
つよい風でゆれる木が
叫び声をあげている

夜は
だれかが故意にこぼした
つぼの中身

ぼくの指先までも暗闇で包む


視覚をうばわれて
ぼくも叫ぶ
泣いてみせても
だれ ....
ぼくの大切なものは脳みそで、
おなじ窓を見ても
脳みそがぼくだけの窓をつくりだせるんだ

ぼくが迷子になったら
世界中の人の頭をかち割って
脳みそを見比べて、
 ぼくを探してね


 ....
幽閉されたのは
地上と空の隙間
鳥よりも下で
ぼくは生きる

人間にもなれない
あいまいさ
クラップ ハンズ
だれにも触れられない手を
たたいてる



雨がふればいい
 ....
勢いを失って
引き下がるように身を{ルビ拱=こまね}いて
椅子を押しつぶすばかりの
巨体を投げ出して
{ルビ俯=うつむ}くだけの部屋
その午後

汗ばんだシーツは皺くちゃになって
塵 ....
もう一度 始めからやり直そう
手当たり次第 袋に詰めて 処分

私の独断 何も聞こえない

これからは思い通りに
からっぽの部屋 からっぽの心

「何もかも やり直せる」
 ....
夜の喧騒を引き摺るサイレンが
眠りかけの街に時折響き渡り
僕はマイドキュメントをクリックする

そこは船虫どもの巣窟
座礁したテキストの影そこかしこに
船虫どもが蠢いている

僕はそい ....
     散乱する格子らに
     畏まって居られないらしく
     文字達が泳いでいる
     水族館にしては蒸し暑いし
     少しも苦しくない
     もともと肺呼吸がとくい ....
  春よ
   


  国家美術館Aホールの壁に青い大きな絵が三点架けてある。ところが、架けてある
  三枚の画面よりも、どうやら壁の方が見れば四角い凧が浮いている水族館の水 ....
1.白馬の王子(わたしの巻き毛のリケ)

颯爽と白馬に乗って駆けてくる
巻き毛の王子は
ぶざまな小男でやぶにらみ
しかし王子がパチン!と指を鳴らせば

王子の姿は誰よりうるわしく ....
いつか(ラ)数えることをやめてしまった
ピンク色の蜜柑がつぶれたような
きみの、空の


ざ、わめく
風の木に暮れた(ラ)流線が振り落とされて
ふ(ラ)、としたときの
苦くつぶれた顔を ....
るかさんの自由詩おすすめリスト(1777)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こてーん- Monk自由詩505-8-21
大麦小麦の大火事は黄色いラジオペンチでした- m.qyi自由詩805-8-21
そよ風につつまれて- せんたく ...自由詩305-8-21
みんな- アンテ自由詩605-8-21
「_ひとすくい。_」- PULL.自由詩13*05-8-21
はがれゆく胸のひとひら- 前方後円 ...自由詩505-8-21
_群と個- 美琴自由詩205-8-20
夜、ふれてゆく。- 岡部淳太 ...自由詩9*05-8-20
*風になりたい*- かおる自由詩4*05-8-20
面倒くさい夏休み- 初代ドリ ...自由詩8*05-8-20
露骨な移ろい- A道化自由詩405-8-20
あなたの街はここから見えない- umineko自由詩8*05-8-20
河豚(ふぐ)は飛ぶ- 日和自由詩14+*05-8-20
蛍村の事- m.qyi自由詩605-8-19
国際アナタ救助隊- umineko自由詩5*05-8-18
GOD- Maki自由詩105-8-18
晩夏- 大覚アキ ...自由詩1205-8-18
さみしいのは- チアーヌ自由詩805-8-18
SPRECHCHOR- 大覚アキ ...自由詩205-8-18
カニ購買- kw自由詩3*05-8-18
五感によせて- アルビノ自由詩405-8-18
たいせつな、- アルビノ自由詩105-8-18
クラップ- アルビノ自由詩3+05-8-18
ペペ- 鳴々門 ...自由詩305-8-17
処分- 美琴自由詩405-8-17
黒い船虫- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-8-17
泳げない八月十六日_(即興)- 窪ワタル自由詩12+*05-8-17
春よ- m.qyi自由詩505-8-16
幻想の王国_あるいは_詩権神授説- 佐々宝砂自由詩505-8-16
ゆれる、とびきりの算数のように- nm6自由詩11+05-8-16

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