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大阪駅
十一番線

遠い目をした
電気機関車

  彼方への思いだけで
  切符を買いはしなかったか?
  帰るという意味を
  部屋に忘れてこなかったか?

いつもどこかに
 ....
美しいものを見るとき
ドキンとからだのどこかで音がして
ぼくはハッとふりかえる
遠い昔のあるときに
捨て去ってしまった故郷がそこにあるかのような気がして
なぜだろう

美しい人を見るとき ....
瞳から涙が流れ 流れだすもとにあるものに恋焦がれ
疼く胸のざわめきを止めるすべを知らず
ただなされるがままにもだえ
眉間にしわをよせることは意識の手をはなれ
存在しない愛しいものの影を追いただ ....
国語の教科書
「急がないと」の「急」が
「魚」に見えた

魚がないと大変だと思っているうちに
心もひれになって
ふわふわと泳ぎだした

先生や友達もみんな
大きい魚や小さい魚 ....
山です
どすこい
山脈です
どすこい
太平洋側からの地震止めてます
どすこい
ってゆーかわたしが重すぎるだけなのか
あのさあ
どうだっていいけど
入ってくるな
登山
キャンプ
 ....
ダイナマイトを食った事があるが 胃がちくちくする
そんな時もおいらは極めてクール むしろバーニング
あいつの母さんを口説くのはよせ 俺のプライドは安物
だけどいつまでも遊んでいる訳にはいかない  ....
花に触れるとき

手のひらは
香りにも触れている

手のひらでは
匂い
感じられないけれども


花に触れるとき

手のひらは
色にも触れているのかどうか

手のひらで
 ....
「タンポポまるかじりー」というセリフが何の漫画に出てきたのか思い出せなかった日
たとえば夜中にひとり歩くと
暗闇がとてつもなく怖いもののように感じてしまう
野生のチカテツが草むらの影からこちらを ....
冬の朝
古い郊外列車に乗って
まだ仄暗いモスクワの駅を発つ

灯りのまばらな町並みを抜け
列車は広い雪の大地を走る

後ろの車両から入ってきたジプシーの子が
スーパーの袋を両手に持ち
 ....
知床
疾風怒涛の波が吹き
今日も浪の花が空を飛ぶ
問わず語りの幻と癒しの大地・・・知床

あれは野犬の群れの一匹だったか
薄寒い晩秋の斜里の街角で
確かに奴はいた

妙に存在感のある ....
渋谷の町で何をためらうのか野良犬がひとり
歩道橋の前で階段を見上げている
さもエスカレーターかのように
タイミングをはかって
揺れている

俺はそれを見ながらネギ焼きで焼酎を飲んでいる
 ....
わたしは存生するが故に
眼を側める

80デシベルの空の為に
耳を欹てる

ノスタルジックな夕焼けがこんなにも扇情的なのに

しかしわたしはやけに無情である。

馥郁たるこの地に眠 ....
連絡通路には窓がある
この下を、通る線には空がある
小さな窓枠から顔だけを出して
呼吸、をするためだけに
はめ込まれた絵を、まずはどけることから始めて

アフター、通り過ぎても
落とした ....
つめたい指をしている 
と あなたは言って
ふたまわりほど大きな掌で
包みこんでくれた

ゆきうさぎの見る夢は
ほのかに甘い想い出ばかりで
わたしは人のぬくもりに
慣れていないから ....
このはれた
けれどもとてもさむいひに
うみにあらわれたはまべで
きみというこどもは
いたずらをくりかえす

うみねこたちがなきながら
きみのいたずらをみている



きみがした ....
白百合の季節ではないから
梅の枝を切ってきた
山の梅だから
きっと白い花が咲くだろう

ほんとのことをいえば
白い花はあんまり好きじゃない
私が好きな花は深紅の彼岸花で
それも墓地やな ....
死にたくなる理由を
全部集めて
バケツに突っ込んだら
そいつをぶら下げて
ブンブン振り回しながら
海まで歩いていこう
凍りつくような真冬の海まで
右手にはバケツ
左手は君の右手と手をつ ....
ss---s---s--s----s-s-s-s-----s--s--ss-ss

ひりひりと横たわるごとに打ち寄せてくる波

s---ss-s-----s---s----ssss-----s ....
欲しがるように風が吹くのを
あなたはとても嫌がりました
ありふれた人に、姿勢は鋼鉄で空は近くて
順番待ちの列には顔色ひとつ変えずに
参加することに迷わない
そんな
落ちていかない夜の一枚の ....
あの 光は なんだろうか・・・
あの 光は なんなのだ

重い 障害を 持ちながら
手には 重い 本を 持つ
バイブルである
ために
彼女の 唇に 唾液が 溜まっていたとしても
彼女の ....
先月のダイヤ改正のおかげで朝飯だって食えるようになった
朝から天気予報に身を焦がしている
この豊かさはうまくできている
感心する間もなく牛乳とパンによるもの
で、敏感な俺は感じ取ったわけだ
よってまた ....
            丼

扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳が ....
窮鼠猫を噛み私たちは溜飲を下げる が
私たちはいったいいつまで
窮鼠のふりを続けるのか

新聞の読者投稿欄というものがある
世界には人の数ほど意見があるのだということを
思い知らされるのに ....
渋谷駅がたくさんの路線を孕んでいるように
台風がくれた季節に生まれた俺とか
小さい秋に生まれたでっかい奴とか
記念切手の景色から生まれた奴とか
エスカレーター縦に並んだ各種生き様
それを端から読みあげ ....
何かを待つ
ということは
何もしていないことに酷似している
と、感じて
せめて俯いた
アスファルトが好きです、って目つきで


いま
手のひら
差し入れたポケットが
 ....
夜の鳴き声に目を覚ます、
右手に残った青いインク
思わず舐めながら
指を折って過ぎた日々を数える
ラジオが壊れたみたいに
あなた突然喋らなくなった
蒼ざめた満月に祈りを込めて
この恋心を ....
冷蔵庫の霜取りをしたら/恋人が出てきた/
最近見かけないと思ったら/こここんなとこにいたのか/
ツンドラにさらされた白い肌が/カチカチになってた/(もはや)/これまでか/
これまでなのか/

拝啓、 ....
めぐりめぐる星雲に
招かれたまどろみは
開かれ 闇の中
光りが生まれ
現し夜は閉じられる

 希望と魔法が
 開花する

かくて
三つに割られた一日の
ひとつの内に自由は ....
挿エデン(-泥、美ニ倦ム)花々no.如雨露ノst.な鍵の銀河むチェッ区、may燈の
テラス兎のEXIT-テクスト.蘭プ √の鎌デ刈ルト 麻リアンヌの乳ケット、joker客船ト
1¢ノ焼きステラ.レ ....
  真夜中に、
  嵐の音が怖くて目を閉じたジーナ
  だけど嵐の音じゃなかったみたい
  目を閉じている間に、
  季節が変わってしまって
  途方に暮れてる小さなジーナ
  ふれる ....
るかさんの自由詩おすすめリスト(1777)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
駅・十一番線- たりぽん ...自由詩12*06-1-12
感情をことばにすることの圧力がぼくを押し殺してしまってからも ...- 七尾きよ ...自由詩5*06-1-12
回復- 七尾きよ ...自由詩2*06-1-12
水族館- たもつ自由詩1006-1-12
山のひとりごと- チアーヌ自由詩506-1-12
坊さん髪伸ばせ- 猛毒黒パ ...自由詩106-1-11
花と手のひら- 小池房枝自由詩1206-1-11
内なるチカテツ- ---自由詩406-1-11
月の郊外列車にゆられて- 馬場 こ ...自由詩306-1-11
知床- 北原春秋自由詩206-1-11
ディキシーの幽霊- ---自由詩6*06-1-11
センス- 室生自由詩206-1-11
連絡通路- 霜天自由詩606-1-11
ゆきうさぎ- 落合朱美自由詩23*06-1-10
このはれた_さむいひに- 岡部淳太 ...自由詩13*06-1-10
白梅- 佐々宝砂自由詩11*06-1-10
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩7*06-1-10
刺繍- ミゼット自由詩2*06-1-10
噴水の日- 霜天自由詩606-1-10
なんと_恋愛というものを_してしまった_つよぼんなのでした・ ...- 奥津 強自由詩3*06-1-9
さてここでチカテツです- ---自由詩406-1-8
- m.qyi自由詩506-1-8
窮鼠猫を噛むとき私たちは窮鼠であったか- umineko自由詩5+*06-1-7
コーダ- ---自由詩606-1-7
自然淘汰、ポケットの- A道化自由詩1306-1-7
青いカナリヤ- スイレン ...自由詩306-1-6
霜、君- ---自由詩106-1-6
わたしたちの朝- まどろむ ...自由詩206-1-6
カテドラル- 六崎杏介自由詩306-1-5
ジーナの一月- 嘉野千尋自由詩13*06-1-5

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