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{引用=さぼりぐせのある小学生でした
うそつきでした




さんかくじょうぎが さみしくて
青の奥
散らかってゆく雲
君がつくえに立ってふざける
ちいさな教室


きいろい ....
ひとだまは
リンが燃えるのだと
いう

底冷えのする
ステンレスのテーブルに
あなたは
白いかけらになった

リン酸カルシウムの特徴は
白くて 脆い

その白さは
小さな
 ....
 
光のように
雨のように
ため息のように
降りしきるもののなかを

蔓のように絡みあい
いとおしみながら
天に昇ろうとする
心と にくたい


西風に流され
燦めくせせ ....
朝の
冬の
わたしだけの酸素分子が
冷たく、サラサラと
肺に触れてくれわたしは
震えました


少しの日のぬくさにも圧され
再び惰眠の目つきで
食卓に傾斜してゆく
 ....
私戦争が起こったら
真っ先に敵を打ち殺しに赴くわ
のみ子はハッピーセットのおもちゃを転がしながら
笑いもせずに言った
彼女の家にはTVがない
定期的に読んでた新聞は
今ではずるい自慢の ....
遠い冬に生まれた夏が、またこの冬に巡る
僕はあなたの手にそっと触れ、

けれど
僕はあなたに触れることができたのだろうか

夏が 自ずからの素晴らしさに耐え切れず
崩れてゆく幾つもの午後 ....
届くまで
送り続ける手紙

読んだあとは

それを広げて寒さを凌ぐといい
身に纏って
炎で燃やして

これから冷えてゆく体を
少しでも気休めでも
なんでもいいから ....
恋するうさぎは
目を赤くして
息が浅い

恋するコブタは
体温が高くなって
仰向けにされると
「プギー!」と叫ぶ

恋するボルゾイは
子馬のような体を横たえ
前足を重ねて顎を乗せ ....
 ララパイ。揺れる小船。
 あら、引き波が随分強いのね。
 これで、アメリカに行ける?


 スモーキン・ミズ。
 ここは湖ですよ。
 そんなに遠くへは行けません。


  ....
此の地面は
匂いも、何も
残らない性質です


此処にいることを示せず
湧き上がること溢れることを戒めてゆく動作が
結果的には
瞬きです


此の地面は
風へと ....
(当時のニュースを聞きながら)

昭和天皇! ヒロヒト天皇!
とうとうお亡くなりなのですね
僕はあなたが 笑顔のような
そうでないような顔で
手を振っているお姿しか見たことが無い

 ....
鳴かぬ 小鳥は 
口止めされたのでしょう

ひとつ めでられたら
無くすよりも たやすく

このくちばしで
守るのは

明日の 春では
ないのです
月よ
明るい夜にしてくれないか

昼と見間違うほどの
白い明かりで照らしてくれないか

わたしがそっと
吐息を洩らす瞬間を

にぎやかなその光で
包んでほしい

そうして
で ....
落ち葉の鳴る、崩れ落ちる音
誰も妨げないテトラポッド
景色、静かな君を当たり前に思って
空に手を向けて
朝、誰もいない道に目を閉じて歩く


歌を歌えない
と気付いたのはいつだっただろ ....
だまっていたほうがいいことは
わかっている たくさんのことば

わかるということは
ことばでいえるようになることでなく
いいつくせなくなること

わからないということは
ことばでい ....
こんな夜は
最終列車に乗って パラディソの君に会いに行きたい
僕の着く パラディソには
まだ 
色がない

パラディソの海岸を二人歩く
僕の零した涙を
君は笑って 暗い海に投げた

 ....
 あの丘へ行って
 パスケットにパンを詰めて
 赤と白が戦争をするのを
 二人で眺める

 虹色の鯨が
 フィールドを横断していく
 空気の海を優雅に泳いでいる
 僕達は顔を見 ....
嘘をつくな と 真面目に 言ったので
もう一人の 男と もう一人の 男が
白人である事 黄色である事
浮気 溢れる 瑞々しい 官能の大地で
一緒に 踊り
一緒に 諦め

先を 進め
先 ....
ねしずまった まよなか
すこし さむいな と
ひとりのへやで つぶやくと

あれこれのさむさが
いちどきによりあつまって
それは もう
さむさではない
ほかのなにかに
なってしまう
 ....
今日とてもかわいい小鳥を見つけたの
小さくて白くて透明な小鳥
手のひらに乗せたら小首をかしげて鳴いたよ
そのことを話したくてずっと待っていたのに
あなたの顔を見たら
何も話せなくなってしまう
蝋燭の
仄かに灯した明かりだけで
読みたい物語がある


閉ざされた雪山の麓の
貧しい村の物語

痩せた土壌では穀物も育たず
日照りの夏と実らぬ秋を経て
魂の芯まで凍える冬を迎 ....
虚ろな顔だ
巨大な白い顔が僕の頭上を覆うので

口のなかから もう一つ頭を取り出して
紐に括り付けながら空に昇ってみた。


巨大な顔は回転しながらただ泣き叫ぶばかり


視界に広 ....
10時28分発のホームライナーに
ギリで乗り込み
東京駅を去る

ほぼ満席の車内は乗客の残業まみれの体臭で
吐き気がするほどにおう
やっと見つけた空き席は
ごっついハゲおやじの隣
(ゲ ....
切りつけられた痛みは何処へも行けない
刻まれたままで足が無いもの
誰も消そうとはしなかった
その努力すら切り捨てられた
何者もその跡を追跡しなかった
僕はそうして大人になった

理不尽で ....
ふとした瞬間に
還ってくる彼らの声

意味もないことで
笑い合ったね

支えあうとか
本当の意味も分からずに
薄っぺらい情愛が
僕らを包んでた

本気、だったよね

かりそめ ....
その中で 支度をする

なお、ひかる
くるしいまばたきに
ゆびのすきまからあふれ
染みを
のこして






あの日
髪をきってほしいと言った
初冬だった
あさひがの ....
グーテンモルゲン

お岩さん
飛び込んじゃったので
隣家の井戸が走り出す

通訳探してくるかもしれないね

朝は、おはよう
昼は、こんにちは
夜は、こんばんは

ぐっすりお休み ....
ふいにはじまり
ふいに終わり
悲しくそこにとどまるもの
晴れた夜の無灯火の群れ
光をちぎり 与える誰か
ちぎれる前の 光のありか
地に倒れた外灯が
赤い星を聴いている
青に ....
嘘つきの午後に いる僕たち
嘘つきの夜も落ちてきて 建物は暗がりに隠れたつもりの輪郭です
そこの建物を一枚めくると フラミンゴがうたた寝し
ピンクは 建物の稜線からしたたり落ちるのですか

 ....
肌をすべる泡が灰色に変わりはじめ
見下げて
乳房から続く白い曲線や
つま先の綺麗な花色に
絶望する

口紅を塗らないのは
ちいさな爪を伸ばさないのは
この隙間を
みつけてほしいんだと ....
るかさんの自由詩おすすめリスト(1777)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
転校- はな 自由詩10*05-11-27
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冬に生まれた夏へ- 英水自由詩705-11-25
手紙- チQ自由詩105-11-25
恋するいきもの- チアーヌ自由詩605-11-23
あまり- 如仁自由詩305-11-23
甘受する体- A道化自由詩1205-11-23
昭和天皇崩御- 紀ノ川つ ...自由詩10+05-11-23
小雪- 砂木自由詩17*05-11-23
冬の寝床- むらさき自由詩7*05-11-23
空の一片、届かないノック- 霜天自由詩1105-11-23
ことば- こむ自由詩3*05-11-23
パラディソ- 第2の地 ...自由詩405-11-22
エリーゼ時間- 如仁自由詩505-11-22
念仏鈴(黄色_白人- 奥津強自由詩505-11-22
たばこ- こむ自由詩5*05-11-22
沈黙- チアーヌ自由詩105-11-21
冬物語- 落合朱美自由詩14*05-11-20
虚ろな顔- 佐藤伊織自由詩1*05-11-20
ホームライナーの吟遊詩人- うめバア自由詩205-11-20
冷たい足- りぃ自由詩205-11-19
トモダチ- dew自由詩305-11-19
立冬に_ひかり- はな 自由詩17*05-11-19
三つ指ついて- あおば自由詩4*05-11-19
夜と背- 木立 悟自由詩705-11-18
遠心- 英水自由詩105-11-18
浴室- かや自由詩12*05-11-18

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