無色透明な空よ

ふと、見上げると

空の色が無色透明に

明るく、眩しい輝きの銀の色

空への想いは

果てしなく、広く、高く、大きく

こころの旅を続ける
それは、
行くあてもなくて
目指す場所もなくて
ただ そこにあって
漂っているだけで

それは、
目的もなくて
誰にあてるというのでもなく
ただ そこにあって
揺れているだけで
 ....
(生きている)

前にしか進めない
立ち止まっている時も
一方通行の時間に乗って
細胞を殺しながら
生きている

乗り越えれば乗り越えるほど
壁は大きくなってゆく
問題も難しくなっ ....
空に漂い、海に溶け、風に流され、火に燃やされて散
乱し、この世のすべてにあまねく広がるもの、石の頑
なさで記憶され、水とともに流れて人の喉を潤し、女
の滑らかな肌のようにつややかで、光とともに輝 ....
人はとまどうのに
季節にとまどいはなく
電線の上の二羽の小鳥にも
とまどいはなく
おひさまにむかって
しみじみとふくらんでいる

楓の木は赤く燃え
天国に届きそうで届かない
よく晴れ ....
○「終活」
心おだやかに
つつましく生きていこう
感謝の心を忘れずに
ワイフの小言やぼけも
笑って許そう
僕も最期は
山の紅葉のように美しく散っていこう
そしてお葬式には
たくさんの ....
宇宙はすべらかに濡れていた
青色の 薄羽のささらぎのような
おぞましくも おおらかな大河の
地の底からふるえてくる鼓動のような
無数の幾何学に彩られているのだから
止まり続ける道理などないの ....
憧れてはいけないと思うし
聞く尊さゆえに忍んでる
私は私でいても良いのだなどと思い切ることが難しくてもそれでも

夜空にオリオン座が必ず見えてそれが不思議ではなっかたそんな頃
恐れはなかった ....
どくんどくん
どくどくどくん
ぁああぁああ
およいでいるわ

落ち葉舞い始める
晴れ晴れ朝の未だ手前
妙に明るむ意識の視界
泣き声絶えぬ懐かしさ

ぁああぁああ
ときのなみまに
 ....
冬が
にじみはじめ、
すべての あらゆるものを
灰色に染めあげる、

陶器の カップをおく音に
ためらい
振り返る

キッチンのテーブルに妹がいた
久しぶりに見る姿
うつむい ....
無数の足音が、不規則に並ぶ。
どれが自分のものなのか、
問うことに、意味もない。

流れ、仕分けられるように
ゲートをくぐり、
乾いた機械音に安堵を求める。
それは大衆の安堵だ。

 ....
朽ちた動力機関のような感情を抱えていた秋と呼ぶには暑過ぎる日の午後、思い出すことも思いつくことも度を越えていて俺はもしかしたら自分自身にとり憑かれているのではないかと心配になるくらいだった、雲はち .... ○「寂しい」
年をとっても
秋の夕暮れは寂しい!
犬か猫でも飼おうかな!?

○「長電話」
ワイフの長電話は
「じゃ」
とか
「またね」
と言ってからが
長い!
枕言葉だろうか ....
ポタポタと雨降り

ポタボタと起き上がり

ポタポタと会社へ

ポタポタと終えて

ポタポタと帰路へ

ポタポタと食事し

ポタポタと寝る

ポタポタな毎日に

ポ ....
俺は死ぬ。その死骸のうえを歌が流れる。俺の死骸と
いうウラル山脈を越え、俺の腕や脚というカムチャツ
カ半島を越え、歌は悠然と流れつづける。なぜ俺は死
んだのか、既に死んでしまって脳髄が破壊されて ....
もしも例えば恋の詩を

どこかで発表したならば

こんなに狭いそのどこか

きっと思惑され放題かと


匿名希望のそれ以前とは
全く私のいる場所なのに
何故広々考えて

自分 ....
好きっていう気持ちは 
どうしてこんなに臆病にしてしまうのだろう 


傷つきたくない嫌われたくない傷つけたくもない 


あの笑顔が壊れる瞬間の 
あの感じがたまらなくコワくて  ....
世界はすべて抒情詩。どこかで爆発音が聞こえる。ど
こかで常に人が死んでいる。赤黒い血が流れ、権力が
弱い者たちを掌握し、鴉がその黒さとともに不気味に
鳴いている。世界はすべて抒情詩。こんな時に不 ....
グッと入った
ツボに指
自然と涙が滲む
痛いのに嫌じゃない

この金属のようなカラダを
神のような手でほぐして
どうしようもなくなるまで
耐えてきた

グッと入った
ツボに指
 ....
青空に緑葉
なだれ込む人のそばに寄って
離れて歩く 昼下がり
都会のやすらかな日陰の中に
奇声が響く
神秘はいつでも
人の手により
生まれては死んでいく
獏とした 秋の
あわい天幕から
剥がれ落ちたか
光はつもるほど
景色から重さを奪い
ふっと 舞い降りた
枯葉の小舟
蜘蛛の仔を乗せ
銀の糸かそけく
固くほどけぬ結び目に
娘の頬は上 ....
魔女は砂漠へ追いやられるのだ
どんなに優しいひとでも
どんなに誠実なひとでも
どんなに良いひとでも
どんなに正しいひとでも
魔女は砂漠へ追いやられるのだ

そのひとたちは
《魔 ....
 

実はその歌のタイトルさえ知らないんだが
TV版エヴァンゲリオンの
エンディングの曲がカッコいいと想ってた

今たまたまその曲が流れて来ていて
やっぱり想い出すのな
エヴァを初めて ....
15年続いた結婚は
ロマンチックじゃない
愛してるもなければ、きゅんともしない

15年続いた結婚は
穴の空いた靴下と電線したストッキングだ
みっともないところもだらしないところも容赦なく ....
夢は記憶の足跡とも聞く

舟に揺られ、震えて叫んでいた

夕暮れよ 
あなたは気まぐれで
私を弄んだまま、夜ヘ送った

夜よ 
あなたは私をその底に沈め
耳を塞ぎ、目を覆わせた ....
澄みわたる秋夜に冬の接近想いつつ
今に至り失われたもの又得たもの
遠い夏の日の森から立ち上がる
浮き世の波頭の幾つも幾つも押し寄せ

何れ容赦なく降り始める雪の死の門出 
愛娘残したまま時 ....
上滑りしている
おまえの言葉には
魂の欠片もない
薄っぺらいペラペラの
スーパーの広告みたいに
何のことはない風に
吹き飛ばされてしまう

遺書を書いてみろ

贈って貰った食べ物の ....
ようこそ!

この地球へ

その大きなひとみは

水晶のように透明

ダイヤモンドように輝き

太陽と同じエネルギーを放射

眩しく、輝き、きらめく宇宙から

ここ地球 ....
さみだれ
つゆいり、あけ
ことことぽとり
ふれたかおり
くつくつはらり
わからない
いろづき、あせた
かさねがさね
ちよりもこく
神宮前
割とお洒落な洋風喫茶店で、何故かラーメンが出てきて
店員さんニッコリ微笑んで 澄ました顔で、お客も食べる
異議を、ください どうか、異議を述べてください
おかしいと思うことがあったら遠慮せずに、 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
無色透明な空よ多賀良ヒカル225/11/17 16:55
抒情詩 Ⅳ岡部淳太郎225/11/17 15:14
生きている325/11/17 12:39
抒情詩 Ⅲ岡部淳太郎225/11/17 11:50
やがて訪れる冬のそらの珊瑚425/11/17 11:26
独り言11.17zenyam...1*25/11/17 6:31
ブルー・アトラスみぎめ ひだ...3*25/11/16 22:19
モノドラマ  蒼風薫エヴァル-ジ...225/11/16 21:34
いつくいきものひだかたけし525/11/16 19:47
Alice月乃 猫7*25/11/16 19:14
朝のエントロピー泡沫の僕125/11/16 18:54
それが俺が耳にした歌ならホロウ・シカ...3+25/11/16 17:27
独り言11.16zenyam...2*25/11/16 16:57
ポタポタ多賀良ヒカル025/11/16 16:34
抒情詩 Ⅱ岡部淳太郎4+*25/11/16 15:28
例えばではなく恋歌を     もっぷ   エヴァル-ジ...125/11/16 15:23
とめどもなしに(悩み多き感情たちの詩 その9)涙(ルイ)225/11/16 14:12
抒情詩 Ⅰ岡部淳太郎3*25/11/16 13:59
ツボに指5+*25/11/16 13:28
午後の一幕馬後の竹の子025/11/16 12:29
風邪ただのみきや525/11/16 11:37
魔女たちへの予言秋葉竹225/11/16 9:18
その月をみられるのはそのときだけ125/11/16 9:10
結婚は、りつ4*25/11/15 22:12
夢の足跡花野誉925/11/15 20:34
小春日和の昆虫採集(改訂)ひだかたけし725/11/15 20:08
円谷幸吉花形新次225/11/15 19:44
つぶらなひとみ多賀良ヒカル325/11/15 16:17
銀杏迷路wc7*25/11/15 15:40
意味を、ください鏡ミラー文志6*25/11/15 15:36

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