妻を探していた
出会ったことはなかった
ただ物語の語られる夜の淵に笑っていた
亡霊のような薄明かりの白百合
それがわたしの名前だった
そこは死ののちに現れる森
わたしは名前を失った天使 ....
Phase.1
少年が目を醒ます
あれは僕、
花がひらく
あれは僕、
じゃあ僕の名前は?
世界が一瞬おどろいて
また閉じた
名前を持たない物は
この世に存在しないのだ ....
脳は頭の中の宇宙
脳細胞のシナプスが
輝く星のよう
光っては消えて
キラめく宇宙の星々
かぼちゃおいちい
ハロウィン!
こわ
たいしたことない
あれけっこうよかった
かぼちゃなったひこ
わし
私が素晴らしい詩が書けるようになるまでには、後五十年はかかるだろう
それまでいろいろなことがこの国には起こるだろうが、そんなことは気にしない、気にしない
私が人生なんてどうでもいいと思えるようにな ....
1.
高そうな額縁に飾られて
ただ眺めて鑑賞するだけのコトバなんか
クソつまんないったらなくってよ
あら ごめんあそばせ
わたくし生憎お上品に出来ておりませぬ故
....
アルバムのモノクロ写真で
満面の笑みの父と小さな私
何枚も重なって
愛情も重なって
胡座の中で
不安の埃も入り込めない
家族の始まりは
おっぱいの匂いで甘くて
むちむちのころんころ ....
今日は掃除機をかけた
かけ終わるころには
雨が上がり
晴れ間が広がっていた
穏やかな午後だ
こんだけいい子にしていたんだから
災難を避けられてもよさそうなものだった
残念ながらい ....
古文書のようなカルテを
棚に そっとしまう
このときが
いちばん気を遣う
開院当初からの
患者様が多い
カルテは自然と分厚くなり
傷みがひどい
修復しても追いつかない
....
命を助けようと手を差し伸べる
その手に批判が集中するSNS
手を引っ込めたら路頭に迷うSOS
批判という悪魔はしつこく蔓延って
命を助けるどころか殺そうとする
大切な手が失われようとしている ....
愛しい人の顔が
胸の奥に浮かぶ
笑っている
優しく
歌を歌ってくれる
私にだけではない
みんなのお姉さん
苦難の道を歩まれて
辿り着いた自分を
丁寧に
生きていらっ ....
生きてみよう
失敗しても
また生きて
空は抜けるように青く
風が草を揺らして
ビュービュー吹いている
胸の悲しみを
空へ放して
光によって
私の胸は透明になる
がらんど ....
粗鉄のような
言葉を並べ
春 昔
ひとり薪くべた日々よ
インクの香に
金魚の水槽
──いつの時代も隠居が流行る
庭にソウビが枯れていた
思いかえして又
粗鉄のよ ....
無邪気に
じぶんで云うのもアレだが
尊いくらい無邪気に
とても大切で大好きなものを
口にしてかたったとき
とんでもなくひどい裏切りの
嘲笑を逆に受け取ってしまって
それは泣き ....
とらわれている存在に
とらわれたままでは
人生つまらなくなる
でも時には
きちんと向き合おう
☆
相手に失礼かもしれないが
相手に何も
期待はしないほうがいい。
足るを知れば ....
少しづつ重力を感じて落ちていく。
パタパタツテントン
不規則に打ち付けられているようで、
テントントタン
それは奇妙なリズムを刻んでいた。
窓に張り付いて流れ落ちるそれは
僕の背中を流 ....
それは、
ホウキであつめて
チリ取りからゴミ箱へ 落ちてく中から
なにか使えるものがないか
さがしてしまうようなもので
電車の窓に
規則正しい揺れと
こなれたアナウンスがひっ ....
さっき
aiとやりとりしたのだけど
人の意識の基本構造は
二千年前とそんなに違わないっってさ
ただ
現代は昔に比べて意識を酷使する時代だって
なに
か ....
ピンクのドレスに
身を包んで
踊る姿は
花のように
きれいで
街中が注目している
僕は
スタバから
見ている
シンディ
誇らしいよ
あのシンディが
僕のシンディが
....
赤信号に立ち止まり
ふと足許見れば
いじらしくも道端に
小さき野草の群れ花盛り
紫の色彩浮き立たせ
三寒四温の季の気を嗅ぎ
絶えざる移行を察知して
今だとばかり頂きに立つ
世界の層 ....
爆発のあと
雨が降った
誰の国でもない空から
同じ雨が降る
子供の靴の横に
核の灰が積もる
それでも
鳥は飛んでいる
世界はまだ
終わっていない
永遠平和が結ば ....
いちにのさんしーごーごー
ぱいぱいぱぱのぱいなっぷるぷるぷる
めろんめろんめろんめろんだ
もももうううもももんもんもんも
ぶーぶーぶーどーどーどおー
なんなんなししし ....
下剤は
1回でも飲めば
地に堕ちる
それを
1年間毎日欠かさず
朝2錠 夜3錠
飲んでる
もはや
地獄なんていうが
地獄なんて言葉では
計れないとこに
おるんやないのなる
....
○「日本の進路」
北にプーチン
南に習近平
東に金正恩
西にトランプ
日本丸が沈没しないように
上手に舵を取れる船長が
今の日本にいるのだろうか
そろそろ日本も
「泰平の眠り」から
....
そうおもう。独創性とか、そこでそっちかよと、意表をついた選択は
非凡であり、観ていても面白い。どんな世界であれ予測不能だから
計算通りにはいかないものだから、あえて計算しない
だから失敗はしない ....
壊れゆくこの世界
君は笑う
違う世界を見ている
僕と交わらない世界線
今はもう世界大戦
ジリジリと近づいてくる破壊に
気づいてほしくて振る手は空振り
物価は上がり続ける
日用品を買 ....
切り取られた空を
ボーイングがわたる
そのあとに 透き通る青が広がる
誰かを失くした日に
切り取られた空を
ボーイングがわたる
そのあとに どんよりとグレーが広がる
わたしが生ま ....
雨の降る中
鳥は飛んでいきます
出港ー!
濡らす雨!
水のつぶ!
私の皮膚は乾いているから
少し水気をもらおうかな?
時々は一緒に戯れましょう
世界への愛ゆえに
緑萌える世界 ....
青空に喜びが
ぶちまけられて
独学でその意味を読み解こうとする
そこに悲しみはあるか
プリズムみたいな
無臭の七色の
赦しを
乞う訳ではない
愛を
欲する訳ではない ....
ちいさな
かぐや姫の
笑顔
月が
落とした
おくりもの
なにもない
月の世界
からの
白く
こぼれる
雫
あなたの
ふるさとは
死に絶えた
....
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