誰かの暮らしが灯る
中途半端な暗闇を眺めていた。
それは突然眩むほどの灯りをたたえて
あっという間に通り過ぎた。

一瞬見えた、ただ白さだけが広がる空間。
崩れていく風景の中で、浮かび上が ....
顔のない人と話した

現実は残酷だと知った

大きな一つ目を騙した

僕は呪われた



傍らに咲いた花を供物にした


いつか迎えに行こうと



・・夢に見てたん ....
春の日の雨みたいに
落ちたものを覚えている

隙間なく並ぶ群れを見た
背表紙の厚みに恋をしながら

引き摺り出して
また君の頬をなぞろう

この指先は
その為に生まれてきた
鈴の音鳴る鳴る
後頭部 、
いつの間にか
シャンシャンシャン
知らず知らずに明るむ意識
自らの影踏み自らを拡げ
光と色の織りなす海
音響木霊し絶え間なく

生まれて死んでまた生まれ
 ....
世界一平和な街を知ってるか
ここの住人は皆、親切で
争いが一切ない
穏やかな顔をしたひとびとが
楽園のように暮らしている

窓際には
嘘を飾っていた
嘘の花や観葉植物が
いかにも嘘み ....
高校時代
自称詩人から
自称詩をおくられたことがあります
私は自称詩人が
とても気持ち悪いと
思っていましたので
きみの気持ちには応えられない
と言ったところ
シクシクと泣かれたことが ....
カランの曲線、月光のカーブ、約束の柔らかさ、角質のとれた張り紙
絡み合うタッセル 抜け落ちた知恵の輪
心拍もない存在どうしが 未来をさわり合う
意味のないさみしさ 無限に震え続け
どん ....
僕は君の隣でなんにも
できないまま
君が死んでゆくのを
見ている
東京で降る雪はこれが
最初だと
恨みがましく僕は思うよ
僕ら建てたあの城の中で
あいつらたちは
笑ってるだろ
いま ....
物理的接触不可です
この音声は無機質に告げて
その人の温度がもうどこにもないことを意味していた

そんなことはないと何度アクセスしても
エラーコード 0
温め直す工程は思った以上に遠くて
 ....
雨飴のど飴雨の日
風吹いて風邪ひいた
休もうか休めないか
こんな日の法案出します

地下アイドル地下リーマン
ハードル下げたって
誇りはもっている
勝ちや負けなんてない

雨飴のど ....
夢のなかで喋りすぎて
目覚めた朝の喉は
砂漠の楽器

おはようの声は
なににも震わせず
深い秋の空気に溶けていくだけ

あたりまえのような朝が(声が)
あたりまえに訪れるわけではない ....
両手を静かに合わせる

そっと、顔の前に

祈る

静と動を一つにと

祈る

俗と聖を一つにと

祈る

陰と陽を一つにと

祈る

一つの幸をと

祈る ....
多くのミスリードがあったことは
たしかだろう

多くのミストリートがあったことも
たしかだろう

腹を切る覚悟はできたか
おまえの罪を数えろ

まぁ待てと
話せばわかると

言 ....
踏切で通過を待つ献立の色は
徐々に透明を重ねて
温かい食べ物が相応しい
そう思うと
環状線の列車が織りなす風が
調味料の先の方まで伸び
わたしもまた誰かの
呟きのようなものだった ....
 
何処へ、ゆくの?

 首を横に振るユウ

じゃあ、おいで。
ひとりぼっちは、寂しすぎる

 カオルの手を取って起き上がるユウ
 ジーンズの汚れを
 パンパンと叩いてはらう
 ....
初めて上京したとき
田町から浜松町まで歩こうとして
迷子になった
まだスマホなんてない時代
住宅街を彷徨いながら
東京砂漠を実感
昼間なのに誰も歩いてない
ここで野垂れ死ぬのかと真剣に思 ....
あなたの大切な人に
手をかけたというのに
私の名前を
一切思い出してくれないなんて
それほどまでに私は
あなたにとって
どうでも良い女だったの?
バレンタインもラブレターも
喫茶店で私 ....
僕が惹かれていく人を僕は分かる
この心とは長い付き合いだから

憧れを追う人に僕は憧れてしまう
間違いない、磁石くらいの正確さで

13枚のカードを差し出されて
ジョーカーを撫でる指 ....
 そのときマルティンはブルーノが言ったことを思いだした、自分はまったく正真正銘ひとりぽっちだと思い込んでいる人間を見るのはどんなときでも恐ろしいことだ、なぜなら、そんな男にはどこか悲劇的なところが、神 .... 白鷺の伸びやか宙空滑走し
冠雪耀く富士の遥かな地平
見えるもの追い逃さず
眼差す視界の眩めきゆらら

見えないものすら今、見えるものと
いつかの僕に伝えたい
世界は澱みながら
僕を追い詰めようとしていると
僕ではなく世界の問題だと
だと
ちょっといい味出したファッション
ただの流行で終わるコミュニティ
信頼できるものが一 ....
つまんなぃ

僕の中の
いつの日かの
彼女は
いつの日か
言っていた

つまんなぃよ

僕ら
繋がっていたんだね
あ、ヒトラー
俺からしたら
チャップリンなんだが

つ ....
月の涙をみた

あまり関心は無かったけど

ふとみあげると痛々しかった
守ってあげたくなった

なにを為すこともできないのだけれども



クマを撃つ銃声が朝っぱらのテレ ....
まだタバコを吸っていたころ
世界中に煙突を建てて
スッパスッパと煙を空へと吐き出していた

夜ともなると
その煙が今夜のような最大満月を隠し
七色の光に潤む
月虹をオレだけにみせ ....
ひまか!

考えない

しない

ぼーっとしない

存在してるのか

無なのか

無間界の日間
今日 ひとりの男が電車に飛び込んで死んだ
理由は誰も知らない

朝のラッシュ時だった 
駅は通勤客でごったがえしていた
アナウンスが流れる 
「○○駅にて人身事故のため 電車大幅に遅れ ....
絵筆から真黄色の雫が滴った
やがて拡散する
時間は逆流しないゆえに
それもまた水中で濁りになった
色が解けて 色に染まる

ひとひらの仄かな慕情が
ひとときの流れる劣情が
たちまち伝播 ....
文字

何年も
あでもないこでもないと
試行錯誤 繰り返して

全裸で森羅万象について
興味を持ち続けていれば

世界が相手でも耐えられ
赤子のうんこもタラーリ

おいしいワク ....
終末に、荷物はいらない。
僕も、君も、後悔もーー
わずかに残した喜びさえも。

すべてが消え、
漂う自己さえ認識できないその世界で、
すべてが混じって、黒になる。
すぐに泣く

心が弱いからじゃない
それは
繊細なんて言葉でも云いあらわせない

ただ極寒の中でもひとを暖かくできる
やさしい心のせいだと想う


白い笑顔を
一度だけ
み ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
白に転がる泡沫の僕025/11/7 23:44
memoうし125/11/7 22:30
雨降る春りぃ025/11/7 21:49
思考想い 、舞う言の葉ひだかたけし225/11/7 20:46
嘘の街りつ2*25/11/7 20:41
爪で書かれたラブレター花形新次025/11/7 20:25
静かな水唐草フウ225/11/7 20:22
なごり雪喫茶大島125/11/7 19:13
rezeroりぃ225/11/7 14:52
雨の日425/11/7 12:32
満月そらの珊瑚7*25/11/7 12:27
祈り多賀良ヒカル125/11/7 7:34
説法りゅうさん225/11/7 6:47
父の献立たもつ925/11/7 5:28
何処へ秋葉竹425/11/7 2:08
東京りつ3*25/11/6 22:34
ユーミンの歌が流れて花形新次125/11/6 19:43
NとS自画自計425/11/6 17:08
全行引用による自伝詩。 08田中宏輔2725/11/6 15:33
五行歌、夕を前にしベランダからひだかたけし725/11/6 15:00
いつかの僕へ625/11/6 12:33
つまんなぃ弥生 陽325/11/6 8:03
月光秋葉竹325/11/6 7:48
最大満月325/11/6 7:32
日間多賀良ヒカル025/11/6 7:32
誰も知らない(改訂版)涙(ルイ)325/11/6 5:20
拡散と混色馬後の竹の子625/11/6 3:15
文字足立らどみ425/11/6 0:19
純度の高い黒に泡沫の僕325/11/5 22:23
幸せ秋葉竹425/11/5 22:12

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.33sec.