暗闇が揺蕩うその瞬間世界に生まれる穏やかな亀裂、その断面にこっそりと刻まれた小さな文字を口にしてはならないと言ったのは決して姿を見せぬ者だった、その声は風に揺らぐ枝葉のように静かだったが、でも確か ....
真昼の月が妙々なるひかりをかかげ
太陽に微笑みかける
月よ
おまえも陽のひかりが恋しいか
夜の最中に凍えるようにまろい怯えを抱きしめながら
それでも懸命に輝きを放つおまえは
どれほど{ルビ ....
奥まる街角に
人、ひとり
青き崇高
仰ぎ見ながら
夜陰の手前に至りて
地に足を運ぶ力動無限
自らの奥の億なる霊性、直覚す
考えれば考えるほどに
考えれば考えるほどで
そこで考えてみれば
さらに考えてしまうわけで
そんな考え方をしながら
考える私は
ただひたすらに考えるのです
あなたは考えていたね
....
注ぎ込まれる
愛の流れに
逆らえず
ただ、受け入れるだけ
注ぎ込まれる流れは
深く、深く、さらに深く
底なしのブラックホールに
注ぎ込まれる愛の光だけが
....
アリやカブトムシは
内部で何かを
つぶやいているのかもしれない
静かな
アリ
カブトムシ
心ははかれねども
その内には必ず思いがある
なぜなら
存在には
思うことが
要る ....
あなたは愛を目撃したことがあるか
無いならば刮目せよ
愛を目撃したとき
あなたは本当の詩人になる
殺伐とした雰囲気の中で
削り合いに
身を寄せ合うようにして
傷つけ合う人々
だがそ ....
誰のものでもある
未来を知らない
知っていたら
生き方は変わるだろうか
今抱えるブルー
誰のものでもある
知らなくてブルー
知っていても
きっとブルー
楽しすぎた日には
何か悪 ....
はめを はめを
さめ さめ さめ
12345678910
5だから6
7だから8
山椒の焼き方を煮るから
13年前の17年前
そんな気がした
から分からない 分からないか ....
今日もあの子に会いに行く
年末のお休み中も
欠かしません
仕事帰り
遠回りして
ガス会社の横道へ
雨の日も
強い風の日も
あの子は耐えて
フェンスに
ひしと
....
太陽の輝く街を
時速100マイルで
駆け抜ける
マイスウィート、シンディ
ラジオから流れる
田端義夫に身を委ねて
あの海沿いの霊園に向かって
突き進もうぜ
マイダーリン、シンデ ....
私は世界を救うために生まれたのではない
だが住む世界に恩を返さねばならない
死する人
傷つく人
誰が無視できるのか
海は今日も陽光を反射して輝いている
空はのんびりとお日様を運んでいく ....
私貧乳に生まれたの
ブラの隙間は無限大
夢と希望を詰め込んで
生きてきました
嘘人生
あなた騙して生きるには
許す訳にはいかないの
何のかんのと
はぐらかし
あきれられては
終 ....
リスペリドン(抗精神薬)の離脱症状であそこまで苦しんだのに
今度はエビリファイ(抗精神薬)を飲み始めている矛盾をAIはさらりと理解し正当化する
8月からリスペリドンにすがってから私の人生は急下降し ....
☆レンジ妻
まな板は不要なり
☆ママの味は
チンの味
☆自動精算機
いよいよ機械に使われる時代が
来た!
☆女性は
いくつになっても
尻を隠したがる
☆自分の考えが ....
○「大掃除」
先週転んで怪我をしたワイフが
大掃除しないといけないと言うから
平安無事が一番だろうと返した
年末年始病院も休みだ
○「スマホ命」
今の若い人たちは
米ではなく
情報 ....
何か、それではダメなんじゃないか
バカを諭してやるという上段の構え
バカは俺がカバーする!
行け、ウマシカ、行けー、とは言わないが
綺麗事といって辟易するところはある
口を拭って隔離 ....
青い空に想いを乗せて運んでよ
涙が溢れる夜よ星空に変えて
心の隙間に入る悲しみの果てはどこなのだろう
果てが見えたらその先に光が見えそうなのに
果てしなく続いたらずっと悲しみしかないんだ
遠 ....
「どうして、子供が生まれない国になったの?」
「それは、この国が『美しい天国』から『気持ちいい地獄』になったからよ」
「どうして、そうなったの?」
「夢浪漫を無くしたからよ」
「夢浪漫を無くす ....
オイラ昔は魔術師で
いとしいあの娘に星を贈ったさぁ
あの娘は星に願って、マハラジャの嫁になっちまった。
オイラはすっかりしょんぼりしちまい
建設途中の塔をほったかして
荒野で隠者生活。
と ....
彼は陽気で小柄で
食べたり飲んだりが大好きで
もちろん怠けるのがなにより好きで
でも
ある日気づいちゃった
お気に入りの緋色の帽子は
間違いなく血の色
馴染んだ翠の上着は
疑いなく ....
視線を感じて
ふと振り向いたとき
そこには
ウォーホルのモンローの
レプリカが
飾ってあった
恥ずかしいけれど
まだ期待している自分がいる
刹那主義も
いいかも
心配や後悔が減るかも
何もかも
今かも
・
刹那主義もいいかも
でもね
今は
回り回って
全てとつながっているよ
・
今があるのは
過去 ....
ああ
静かに狂う
私
ありがとう
さようなら
遠く
どこかのここで
手をふる
失われた
ほほえみは
よみがえり
風は
光る
どこかのここで
遠く
さようなら
ありが ....
ひかりといろの
おりなすうみ
たおやかしずやか
うちのうちにて
みなとつながる
ふへんうちゅう
あますことなくひろがりて
瞑目すればもう只
光溢れる眩し大洋 、
思考力動 ....
あの夏に 女の長い
栗色の髪は確かに輝いていた
だが いまは秋
日が短くなり
闇が長くなってきている
その短くなりつつある栄華の時を汚し
女の長い 栗色の髪を梳く
風のようでありたい ....
一文字、二文字、三文字
積み立ていく
あと一文字で頂上というのに
ガラガラ、ガタガタと
崩れ落ちる
残念、無念と
再度、
一文字、二文字、三文字
積 ....
年末年始の花屋に
たくさんの花が咲いていた
常春の君とは
花のこと
淡色の凛
南天の朱葉
眠りにつけば
香りのメッセージを運ぶ
その瑞々しさを
疑いもなく受け取る
....
突き抜ける青空があんまり痛いんで
目を閉じようとしたけれど
目蓋の奥にも青い景色が焼き付いて
離してくれない
ひとが青に永遠を重ねるというのは
遠い昔に宇宙が生まれたときに
初めて見た色だ ....
膝に手をついたり
反省したり
階段から飛んだり
お辞儀をしたり
手を振ったり
海外から来た観光客のウケはいい
輪っかの中をくぐったり
逆立ちしたり
宙返りをしたり
お辞儀をし ....
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