それを
望んでいると
思ったばかりの
ところに
球状の
破裂しそうな
言い訳が降りてくる

透明な空には透明な線がある
らしいけど
雲に紛れて今日も見えない
東経139度北緯35 ....
a




せかいは、ぼくはここにいるの
だいがっしょうでまるでしんでいるようです



あまりにこえがおおすぎて、
もうききわけのつかないのです。



あれはだいすき ....
柔らかな夜はとろりと溶けて
沈んでいく 沈んでいく

暗がりに灯をともせば 瞬時
広がっていく 広がっていく

目に見える青 見えぬ赤
さぁ 創めましょう
新たな青と赤を探しに

 ....
幸せだ
ふんわりと太陽の光
むずむずする背中から
黒い羽が生えるよ
尖がったものをくるくる
ぶんぶん震わしながら
きみの声を待っているんだ
飛んでいくよ
こげる
果てる
答えを聞く ....
静かな夏休みが終わった


波の音や
山の木々の葉ずれの音
動物の鳴き声
テニスボールがぶつかる音
のんびりした鈍行の行く音
渓流のせせらぎ
それからなんだっけ
釣りをしているおじ ....
縁日で、金魚を取り過ぎたおじさんが、デメキンと、普通の金魚をくれた

縁日で、何もしてなかったのに、右手には、金魚が、2匹いた。

家に帰っても、水槽がないから、とりあえず、1.5リットルのペ ....
冬の間 
じっとしていた玄関前
夏になると
手がいっぱい 
青々と
生き返り 
軽やかに


おいでおいでをしている
風がそよいでいる
手の形がたくさん


にぎやかな木だ ....
ブルーのわすれなぐさ
せつないブルー
ちいさなきおくの はなびら
おひさまに ひろげて

いつか わすれるときがくるのか
いつか おもいだすときがくるのか
しあんしたところで むねの ....
心の穴 という言葉が 僕のおでこにぶつかりコブができた 痛い こころとは何だ .... 散歩の途中で
くしゃみをすると
塀の向こうから犬に見つめられて、困った
立ち止まって見つめ合ってみるけれど
悪いことをした
わけではなく

少しだけ難しいことを
難しく考えてしまうから ....
くだけちる
さくらのなかを
あるいていたよ
こごえた炎をかかえて いつも

ひらひらと 花びらは 風をまい
狂をひめ ふりつもり
さまようかれの影をそめて

そらをひろげ
へべれけ ....
   曇天の午後に
   無地のワイシャツが眩しくて
   コウモリ傘がひらく
   
   つかめない顔
   剥げたマーブルチョコになる
ねこ

先生は頭をなでる

簡単に

声をかける

簡単に

かわいいねって

ねこ

ずるい
ゆらめかないで うろたえないで
しずんでしまわぬうちに
そのてで すくって すくって・・・

みずかがみ ゆらめいて うろたえて
みずを かく て また まにあわない

ぼくらのてに の ....
亀を探している
けれど亀はなかなか見つからない

今日の僕は
誰よりも龍宮城へ行きたいというのに

いじめているべき子供たちもいない
九月になって
みんな風か何かになってしまった
 ....
ゆうがた、
かみさまにいてもらいたい


アパートの部屋からもみおくれるけど
けど、
そこからはなんかみおくりたくない
ただなんか、

商店街でみおくりたい
はだしで じゃなく は ....
トム
元気かい、トム
僕は今、トム
言葉を選んでいるよ

トム
耳から血がでたよ、トム
耳血だよ、トム
理由はわかってる
いやな話を聞きすぎたせいだ

トム
空色だよね、ト ....
こころのなか ゆるやかにおきて じわんとこぼれた

こんなにも あふれて こぼれてゆくのに

わたしのなかから なくならない かなしみは
よっぽど そこなしなのか、と
ようきなかお した  ....
台風が走り去った海をみている

雲間から天使の階段が射している

見つめているあなたの笑顔は

ひまわりの匂いがする
また生きている

いまはもうないぼくのうちの
おもい雨戸をごとごといわせて
ようやくに閉めていると
ガラス窓がひび割れた音を立てる
夜の闇に音が駆け出す
入れ替わりに隙間から
夜気が静 ....
八月の背中を歩いていると
目の前で空気が寝返りをうち
その色にその場に立ちすくむ



秋のそばの道を歩いていると
水のようで水でないものが
いくつもむこうからやって ....
せつないね 水の音
世界が 少し へこんで
水の音
くすり指 井戸で ひたせば
風が 吹く 家


宿題を ぱたんと 鳴らして
水の音
よるが 窓から やってくる
遠くの 森で
 ....
枝から枝へ
したたる雨のむこうに
遠く島が浮かんでいる
曇が海をすぎてゆく
光が枝を照らしている
雨はひと粒ずつ消えてゆく



ゆっくりと目覚めるひとを見つめること ....
グラジオラスには
夏が咲き
雲なく晴れて
風もなし
夢はほのかに
午后の空

盆ちょうちんの
夏かがり
遠き耳に
海は果て
夢はさかりに
夕の風

青きトマトに
古き恋
 ....
宵闇、
五線譜の電線 で
輪郭のぼやけた影だけの鳥たちが奏でるのは
誰かの
失くしてしまった、声
あるいは、足音
にも 似て
道しるべにするには あまりにも
不たしかな

風通しの ....
罪の森きみの手を取り「逃げよう」と言った途端に僕も罪人


森のなか追いかけごっこふたりして迷い込んだねもうひとつの森


瓶詰めの蝶を埋めます木の根元「飛び立つものはすべて埋めます」
 ....
階段を降りると
昨日よりふかふかしていて
昔のおじいさんの背中を踏んづけているような
申し訳ない気持ちでいっぱいになる
急いで二階からエレベーターに乗り
皆に白い目でにらまれるけど
 ....
はじめてがいなくなってこまってます
なにしろそんなことは
はじめてで

自転車がなくなったら
あの公園がきゅうに遠く感じてさみしくなったみたいに

もしも神様がいなかったらどうしよう
 ....
太陽が熱いとカミュの異邦人読んでニヤつくもうひとりの僕


古本屋カフカの森に迷い込みレジのあなたを見れば毒虫


アンデルセンマッチを擦って飛び移る絵本に踊る炎の人魚


スウィフ ....
 連続する雨音に
 途切れがちな呼吸のリズム
 頼りない影を投げ出して
 傘を忘れた人が
 部屋で泣いている
 


 電線の滴が地面に落ちる瞬間
  ....
松本 涼さんのおすすめリスト(1137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シャボン- 霜天自由詩604-9-10
つたなうた- フユナ未詩・独白13*04-9-10
Dark_Crimson- HEDWIG自由詩1*04-9-9
ラブ- 暗闇れも ...自由詩2*04-9-9
静かな夏休みが終わった- チアーヌ自由詩1204-9-9
デメキンと親父- チャオ自由詩12*04-9-9
ヤツデ- たまご自由詩4*04-9-8
わすれなぐさ- 玉兎自由詩304-9-8
いつか- 石川和広自由詩1*04-9-7
そこに当てはまっていく、そのために- 霜天自由詩2604-9-7
「声」- 草野大悟自由詩3*04-9-4
- 湾鶴自由詩404-9-4
ねこ- 辻野克己自由詩504-9-1
さよならの_わっか_てのひらの_はじっこ- 玉兎自由詩3*04-9-1
九月- たもつ自由詩11*04-9-1
「みおくりについて」- パール子 ...自由詩1404-9-1
管制塔からの伝言- 自由詩404-9-1
こぼれゆくもの- 玉兎自由詩6*04-9-1
デジャ・ビュ(既視感)- 草野大悟自由詩1*04-8-30
また生きている- 刑部憲暁自由詩504-8-30
ノート(日常雑記)- 木立 悟未詩・独白404-8-30
水の音ノート- 青色銀河 ...未詩・独白404-8-30
ノート(曇火)- 木立 悟自由詩404-8-30
夢夏(ムゲ)- 春日野佐 ...自由詩9*04-8-28
地図夜- 望月 ゆ ...自由詩10*04-8-27
瓶詰めの森- 本木はじ ...短歌1604-8-26
階段- たもつ自由詩1204-8-24
「はじめて」- パール子 ...自由詩1004-8-24
name- 本木はじ ...短歌4*04-8-23
歌謡曲マチス(傘を忘れた人)- カンチェ ...自由詩404-8-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38