すべてのおすすめ
{引用=

金色が ふる

まちがすこしずつ
つめたいもようをかさねた ゆうがたのこと



きみが
道路の真ん中で
おおきく手をふっている
さけぶ声はきこえなくて
きらきら ....
流動する記憶

見えないものの中で感じるいくつかのこと

痛みは遠い記憶に重なって静かに座り込む

知っているその感覚に仕方なく私も座り込む

うずく固まりは忘れかけている孤独の影を映 ....
一足先に抜け出したきみへ

なあ、きみは僕と別れてよかったと思っているかい?
今、恋の喜びにあふれているのかい?

僕は後悔ばかりしているよ。
きみとの未来が見えなかったんだ。
僕は、き ....
暖かい
花の色さえ
悲しくて


見上げれば
雲ひとつない
青空で


それでも
晴れない
この心




形無いもの
多すぎて


いつしか
あなたを諦め ....
つかれたとき

まず つぶやいてみます。
もぉ あかんわ。。。

つぎに、もいっぱつ おいうちをかけます。
もぉ ほんま つかれ はてたわ。。。

そして ぐったりします。
ぐったり ....
桜舞い散る春の日 
正午の改札で 
杖を手にした祖母は 
ぼくを待っていた 

腕を一本差し出した 
ぼくを支えに 
大船駅の階段を下り 
ホームに入って来て停車した 
東海道線の開 ....
{引用=手紙のかわりに
咲かせたバラが
空にとけてゆく
そんな奇跡みたいな
きょうという日に
影のような
おまえ
人のあきらめのような
おまえは
いつも
泉からみずをくんできて
 ....
空は悩んでいた
そのときそのときで
表情がころころ変わり

僕は
知らなかったわけではない
それでも
ただ眺めることしか
できることがなくて

空は泣いていた
大地に抱かれたくて ....
仕事の時は
仕事が上手くいくように
本当じゃない自分を
いつもの本当の君はしまっておいて
みんなだって きっと そうしてるから
(世の中は とても狂っていて
それでも 僕らは生きていかなき ....
まだ青系の光が外を支配している
舗装したての車道
履きなれた運動靴で
全速力
走り出す
足首に感じる
くっついては押し出すように離れる
アスファルトの粘着質

足のまわりの音を掻き消 ....
ぼくは全部
全部君に
あげたいけれど
あげられない

幼稚園のころ
先生がくれた色紙や
小学生のときにもらった
表彰状や

中学のころ
描いた人権ポスターや
十七歳の思い出も
 ....
わたしは宇宙船です
分厚いドアです

小さな窓です
銀の屋根です

(空になったタンクを捨てて
(身軽になるんでしょ?

(生きるために


わたしは宇宙船です
緋色の闇です ....
まだ
あるくことすら
しらない
きみが


とても
ぶきように
そらを
つまんで


ふと
つぶやく
とてもちいさな
ことばが
 ....
君が
君が夕暮れならいいのに

ゆるやかに
侵食される
雲の隙間ならいいのに

そうして
一瞬朱に変わり
再び閉ざされる

僕は夜
君は夕暮れ

夜は待つ
夕暮れがゆく
 ....
UFOが見たい

ハムサンドが好き

聖蹟桜ヶ丘が
すねる

電車の台車は
運転する毎に
ゴトゴト音を立てる

あきれたボーイズの
ように
ふざけたい電車は
ゴトンゴト ....
地面には 
ぺちゃんこのかまきり 
おどけた鎌を振り上げて 

お前は偉いな 

踏みつぶされても 
踊ってる
鍋を洗うのと
お風呂のふたを洗うのが
あんまり好きじゃないです。
カラスが三羽
七羽でなくて三羽
散歩するでなくて
散歩するふりをする
古くさい表現
古くさい机
古くさい服装のままに
カラスは
目をきょろきょろさせて
大通りを散歩するでなく
散歩 ....
錆びたナイフとヘリコプター
回転木馬の首を切る
今日の喜び明日の憂い

見てきたような残暑
やさしい ということばを
ほんとうに つかえているひとは
どのくらいいるのだろう

ふるえてる かたを そっと
だきよせる ことの むずかしさ
かすかな おとを たてることさえ
こわれて ....
逢いたいって気持ちはどこから
生まれてくるんだろう

南の方からは
たゆたう波ばかり

北の方からは
哀しい歌ばかり

愛は
いったいいつから
やさしい味方なんだろう

知れ ....
旅行から帰ったら
あなたと
さくら見たいです

あなたのメールに
胸が詰まる

そう
そうだね
はなびらが
はらはら落ちる川沿いは
きっとまだ
風も冷たく

見上げた角度に ....
一月前 
長い間認知症デイサービスに通っていた 
雷造さんが88歳で天に召された 

だんだん体が動かなくなり 
だんだん独り暗い部屋に置かれる時間が多くなり 
ある日ベッドで瞳を閉じて横 ....
となりに君をのせて
海沿いの夜をゆく
波は
そこにあるのに気づかない

君はたぶん
空気で出来ていて
誰の目からも見えないけれど

見失いそうになるとき
君をのせて夜をゆく
ボク ....
アザラシが 
浜辺を 這っている
私に 声をかけてきた

「目の周りに砂がまとわり付いて鬱陶しいので洗ってくださいな」

快諾

ゴシゴシ
ゴシゴシ洗って

ザンブラ
ザンブラ ....
今はまだ届かない思いも叶うと信じて
とろ
ゆっくりと歩いてゆこう
毎日は揺れ動く階段なのだから
足もとから築こう
お昼休み

コンビニに行く途中

水たまりに はまった

布の靴は次第にしみてきて

足先がじんじんとつめたく

メガネのねじは緩んでいて

なんだか右下がりで

情けない ....
カニの はさみ は

チョッキン じゃなくて

ギュウゥゥゥ〜〜〜です。


コロッケのコロは

コロモのコロかもしれません。

ッケ は どうしたらいいですか?
枕のなかに棲む魚が
ゆうるりとからだを波打たせている
何の音もたてることなく
ただ端から端へと動いている



わたしは魚が静まるのを待ち
左向きに頭をのせる
魚はい ....
私の中に
黒々と
夜が あって
夜の中には
顔がある
ひとつ

私の中の
黒い黒い
夜の中で
笑ってください
松本 涼さんの未詩・独白おすすめリスト(70)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドーナツの星- はな 未詩・独白12*07-10-14
流動する記憶- mayaco未詩・独白3*07-10-12
一足先に抜け出したきみへ- udegeuneru未詩・独白207-9-16
カタチ- 蓮未未詩・独白3*07-7-26
僕の元気のだしかた- 日朗歩野未詩・独白907-7-6
老婆の休日- 服部 剛未詩・独白1207-4-15
きのうのあした- 青色銀河 ...未詩・独白907-4-9
もうひとつの空- 乱太郎未詩・独白12*07-4-4
OLさんへ- 日朗歩野未詩・独白807-3-21
朝の前- ポッケ未詩・独白3*07-3-8
全部君に- はらだま ...未詩・独白7*06-11-30
宇宙船わたし号- umineko未詩・独白7*06-11-13
ほとけ- はらだま ...未詩・独白6*06-11-3
永遠- umineko未詩・独白8*06-10-8
背高のっぽの赤ん坊- あおば未詩・独白4*06-9-17
標本_- 服部 剛未詩・独白11*06-9-9
独白- 日朗歩野未詩・独白706-8-23
カラス- あおば未詩・独白3*06-8-23
ヘリコプター- あおば未詩・独白2*06-8-22
泣きそうと思うとすでに溢れてる_夕立のヒト_愛するヒト- mina未詩・独白706-6-19
逢いたいって気持ちはどこから- umineko未詩・独白4*06-5-13
はなびらゆき- umineko未詩・独白11*06-4-2
雷造じいさんへの手紙- 服部 剛未詩・独白13*06-3-26
となりに- umineko未詩・独白10*06-3-18
アザラシを洗うんだ- アザラシ ...未詩・独白17*06-3-14
とろ- ひより未詩・独白5*06-2-11
今日は運が悪いです- 日朗歩野未詩・独白4*06-1-29
伝言- 日朗歩野未詩・独白2*05-12-15
ノート(枕魚)- 木立 悟未詩・独白1105-11-1
かお- こむ未詩・独白2*05-8-16

Home 次へ
1 2 3