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日の出前
生命以前の静寂
ただ刻々
事実だけが降り積もり
上滑りしていく感情
淀んだ意識のまま
時間をやりくりし
このような自分だ
と凝視する朝
いちゃもんを
自分で自分に
つけ ....
紅葉のこぼれ落ちた

駅前帰路の並木道

車の往来は失われ

したたか飲んで帰る夜更け

等間隔の街灯の

ぼんやりした厳冬の下

黄色い色した清掃車は白煙を上げ

箒を手 ....
そんなことしてどうするんですか と言うので

しないでどうするんですか

ほかになにしろっていうんですか そう言ってやった

意味のないことを

意味ありげに言うな ばかたれ
吐く息が白くなった
あ と思う とたん 消えていく
僕のこの
行き場を持たないうごめきも
こんなもんなんだな

白々と夜が明ける
その前に街灯が消える
もう少しだけ
その願いが折られ ....
空丸ゆらぎさんの三田九郎さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いちゃもん- 三田九郎自由詩7*12-12-22
落葉回収車- 三田九郎自由詩312-12-15
ばかたれ- 三田九郎自由詩412-12-1
輪郭- 三田九郎自由詩3*12-11-24

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