私はまだ一度も夢を見たことがない。

いや正確には見ているのかもしれないが憶えていないのだ。何かを見たかもしれないという程度の感覚も一度も味わったことがない。学童になり友人達が夢の話をするのを聞く ....
我々人類の起源については諸説あるが、我々がこの惑星トピアに本来存在する生物でなかったことは、人類にのみDNAが存在することや、トピアの生物群が持つコンドリミトアを人類だけが持たないことなどにより明白で .... その人がやってくるのは
ほんの少し
光のかけらをわけてくれた
下弦の月の白い顔が
空に溶け込んでいく時刻です

おやすみなさい
お月様

インクびんのふたを閉めて
閉じ込めたのは月 ....
 タバコを吸わなくたっていろんなものを吸ってる
 あの女たちには体重と同じぐらいの重さの精液が必要だ
  おれの
 じゃなくたって誰かのものが必要なんだおれのだ水平線を殺すと ....
  
    そんなもの取り出さないでよ
    って背中越しに彼女が言ってさ
    手に持ってたワセリンを慌てて隠した

    Cは苦しそうに そう笑って煙を吐いた
     ....
ときに

何でしょう
鳥の骨みたいなものが
胸につっかえているみたいで
さっき
無理に夕食なんか食べなければよかったと
ちいさな後悔などしたりして

身体が
季節についてゆけなくて ....
 石を轢く

 花を轢く

 進んだ跡ができあがる



 生きていることを

 考える
季節のざわめきは
ふきのとうの頭から軽く跳ねて
たんぽぽの綿帽子よりも、緩やかに
歌声に、散った






飛んで行く
、飛んで行け
遠く日本海側からの寒風に彩りを添えて
 ....
デリカテッセンを観た後
彼女はその気になってうらがえしにキスをした
とても奇妙だった
奇妙だったが言えなかった僕は
とても臆病だった


* * * * *
それはちょうど夕食の時間に ....
はるか
遠くから落ちてくる
手袋の記憶を
あなたが
持っていたとしても

それは
あなたの
責任では
ありません

あなたが
ベルギー産の
山羊の肉をとてもとても
好きだっ ....
澄んだ青空を飛び交う鳥達が
どこまでも続く永遠に 涙すると

風に乗る桜の花びらがゆっくりと
地面に落ちてピンク色を 敷き詰める

夏 緑は生い茂り濃い空気の層が
霧となって 大地に降り ....
ところで
まだその真ん中には石がある
それを投げる親方の背中が突然割れる。( ウソ騒ぎ臭い )

あらゆるもののそもそもで、
正しくは「融解」と言う便利な言葉があって、
その中には「捨て駒 ....
弱っちぃから

色んな事が どうでも良くて
色んな事が 嫌いだ


でも


弱っちぃから

手の平に乗る位 数少ない
大切で必要なモノを護りたいんだよ
色んな事が沢山あるけど
大事なモンは
胸の中 零れる程に溜まってる

沢山の喜びと哀しみが
蔓延る世の中
でも 歩いて走って進んでる

今までの途で出会った
心有る人達に僕は何ができ ....
ある日憎しみが空から降ってきた 皆は窒息した

虫かごを下げて草むらを這いずり回っていた頃があったろう
誰もが共有する思い出だ すべての思い出なら無意味だ
わたしはりんりんと鳴く虫を肩から下げ ....
だ る ま さ ん が こ ろ ん だ
つ か れ た よ か え り た い
こ ん な く ら し も う い や
だ け ど は た ら か な く ちゃ
く ら せ な い か ね が ....
-想いは届く-


この果てしなく広い大地の中

誰しもが探しさまよう

たった一人の異性(ヒト)と巡りあうために

ただただ愛してやまない

この世でたった一人の愛し ....
巨大な石版にきざまれた
柘榴石の星座がきしむ
西の方に5分ほど
かちりと音を立てて静止していた時が進む

一億光年の夜が流れ
廃棄物処理場に水たまりのような鏡
割れた月が赤々と燃えている ....
気が付くと
左肩に冬虫夏花がはえていた
ひっこ抜こうにも
ずいぶん深く根が張っているみたいで
ひっぱると肩が痛い
しかたないなぁ、一緒に行きましょうか

はやしたまま、会社へ向かうと
 ....
悩ましげな風が吹くから
北へ歩いて行こう
暖かい空気は居心地が悪すぎる
一人じゃ何をやってもつまらない

まぶしい笑顔が街に溢れているから
地下に潜ろう
眩しくて目が開けられない
目が ....
で、10年後

仕事がない
月15万のテレフォンアポインタ
新宿 オフィスビル内での簡単・キレイなお仕事です

これ断らなければよかった
15万だと カツカツだから。
18万から探して ....
街で人間観察をする
昨今、特に女の子を専門。
で、俺の瞳にピーターパンの面影はない 訳で、駅で、
スタイルがいいということは野生だろうと思う。
俺の理性をつっつく、
つまり俺はレイプをすると ....
あきらめている人間については知らない
ボランティアを発揮する余裕など俺にはない
環境保護を訴えて小さな船に乗っている余裕など俺にはない
ただあの頃の俺のような奴がいるとすると耐えられない
人間 ....
 エムと出会ったのは、ちょうど海の標識が立つ四つ角を曲がった交差点だったと思っているのは記憶違いなのかもしれない。御影石が欲しいというので三つ拾ってあげたところまでは、覚えているのだけれども、その先は .... この先
いきどまりです


木陰の看板を
すぎてゆく雲


誰かの何かが持ち去られ
小さなものひとつ分だけ足りない世界の
午後のガラスの路を歩む


春は銀 ....
世の中は不公平さ
幸せ者が居りゃ不幸な奴も居る
世の中は不公平さ
だけど それは本当かな?本当?



幸せ者でも悩みや苦労は絶えないだろう
不幸な奴も嬉しい事や幸せな一時はあるだろ ....
                       きゃらめる 9


  うた

  1

きれいなこえを
ひろったので
はねをつけて
そらにはなちました
らら
きれいなこえで ....
 シェイム
 はずかしの国
 強い力でこじ開けようと
 国の決めたみんなの決めた民主主義の決めた
 ふりをして決めた

 シェイム
 だからもっと恥ずかしそうに
 ごめん ....
君はかわいいよ

太ってるとか

痩せてるとか

そんなのじゃなくて

服のセンスがいいとか

メイクが上手いとか

そんなのじゃなくて

君の笑顔は

かわいいよ
 ....
 


 殴られ続けるより地面に落ちて潰れたほうがマシだろう?
 使い物にならなくなった自分の頭蓋骨や肉体をスプーンでひとさじ
 すくって
   おいしいとかまずいとかなんとか言えばい ....
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