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うんこ


メモ用紙のすみに鉛筆で走り書き
それはただのうんこ
つまらないうんこ

活字のうんこ
活字でうんこ
それはちょっとした事件
活字「うんこ」は読むものの ....
私の方が恥の多い生涯を送ってきました
いえいえわたしの方が

回り道はしたくない
高効率の優れた人材が
大量に繁殖する
演技派の俳優達は
メトロノームの正確さと物憂さでテンポを数える
 ....
ジャンプして、アタックする
すべり込んで、ボールを拾う
宙に浮いたボールが一言、ギャグを言う
「布団が吹っ飛んだ」
選手も審判も観客もみんな一斉に
吉本興業の新喜劇のように転ぶ
その間、ボ ....

コンバインが
おもちゃのように点々と
そこここに配置され

軽トラックが
ちゃかちゃかと走る

収穫の秋がきた

辺りには喜びが
薄い金色に色づいて漂って ....
なんだおまえら
と、思うはおやつの頃の喫茶店の中

やつら
梟みたく囁いて昼間の光に盲目になっている
バードキス
ひどく汚い音


男は小太りで
ああ、豚骨の匂いがしそうなくらいぎ ....
あの彗星を追い抜くには
おれの命はあまりにも遅すぎる

もっとスピードを

もっとスピードを

摩擦熱で燃え上がって灰になるまで

もっと軽やかになるために
おれは足の小指を切り落 ....
スポイトで吸った液をガラスに乗せ、顕微鏡で覗いた神秘の世界。
銀河の始まりもこんなに小さなものだったのだろうか。
サボテンの刺、蜘蛛の脚。命は先端にまで満ちていて。
髪の毛の先や爪の先まで ....
「で、なんなの?」
「え、何が?」
「何が?じゃなくて、どうしたいの?」
「んー、どうしたいんだろうね。」
「はぁ?意味わかんない。」
「うん、俺自身意味わかんない。」
「頭お ....
残暑 ひとしずく 
ゆるゆると溶かす
慣れた絵筆が
パレットの上で色を作る
頬も胸も
灯の色にいろづけて

夕焼けに
どこへも行きたくなくて
どこにも帰りたくなくて
バイクの君の背 ....
はさみ
兵藤ゆきより
大きなはさみを
買う
ポケットには入らないので
背負って
帰る
兵藤ゆきですら
背負ったことないのに
道が市街地に向かって
少し車で混んでる
子供の頃
兵 ....
未来のように
なつかしい
時間を持たない
風景があった

潮の匂いがする方へ
無言のまま
花びらを一枚一枚
千切っては捨てる
日々が続いた

家族が家族である
理由はあったはず ....
青いやろ。
口ヒゲ青いやろ。
気分悪くはないよ。
そりゃ良くもないけど。


青いやろ。
男色やないよ。
それは違うわ。
それは失礼やわ。
男色の人にも。


青いやろ。
 ....
ゾウが支える世界の右で
小さく小さく座り込む

静かに赤い太陽が
ゾウが支える地面の下に
ゆっくりゆっくり、潜ってく

ゾウが支える世界の右で
夕日と虚無を眺めます


 ....
壊される街 創られる街
ノスタルジーを感じるこの街は
一体どんなノスタルジーを壊して出来たのだろう
ノスタルジーを壊して出来るこれからの町は
一体どんなノスタルジーを創るのだろう
街が人を揺 ....
ヒゲが邪魔ですねん。
口ヒゲがありますねん。
それが邪魔ですねん。
ヒゲの細胞一つに
世界が一つ隠されてますねん。

ヒゲが邪魔ですねん。
キノコが食べにくいねん。
ヒゲまで食べますね ....
こう見えて意外と貪欲なんですあたし

なんてセリフを
後ろのボックス席で女が歌うように言う

大阪
アメリカ村
マクドナルド
午後2時

朝の天気予報での降水確率は80%で
その ....
クジラは人間の
小便が好きだった
防波堤の影に隠れて
小便をする人間を見つけては
そおっと近づいて
その慎ましやかな水の流れを
うっとりと眺めた
 もしあそこに
 小さな虹が架かったら ....
机の引き出しに
ピストルを一丁しまった
これでよし

ピストルは人を殺めるために存在する
けれどそれを他人に向けることはなかった
滑らかな重みを持った銃口は
いつでも自分自身の頭に向けら ....
微かにまるみを帯びた水平線から
紺、と翡翠色は曖昧に溶け合い
蛍光色のブイを揺らしながら
海風がしろい道を無数に拓いている

目の前に置かれたグラスの透明も
水晶の粒と汗をかき
夕闇 ....
10万人の名前を書き並べてみる



書き並べてみる

書き並べてみる





ただ、ただ、
帯のように
書き並べてみる


それぞれの名前
いろいろな名前

 ....
音楽
ダンス
ファッション

ドラッグ
セックス
宗教
哲学
ぜんぶやっちまって
しんじまったあいつは
ショーマンだった
みんなをコントロールして
言っちまえばさ
洗脳さ
 ....
ぼくが終着駅の三つ先で降りた日にはもうそこら中が真っ白で
世界の終わりなんですと言われたらそのままそうですかと納得してしまいそうな光景だった。
錆びた二色刷りの看板を眺めたが大切な部分を示すはずの ....
朝が来たので洗面台で顔を洗っていたら
排水溝の中から声がしたので
どうしたのですかと尋ねると
流されるままに生きていたら
ここにたどり着いていましたと返事があった
申し訳ないですが僕は時間が ....
 産み落とされた世界で
 様々な経験をし
 自分のあり方を模索し
 あるべき姿を探求し続ける
 これでいいのだろうか?と

 負けそうになる自分を励ますのは
 最終的には自分自身で
  ....
抜けば相打ち柔道家
侮辱笑いをありがとう
死体を背負い
あわせ技一本で投げ捨てご免



素知らぬ顔のこの女
毒の吹き矢を吹きかける
駆け込み寺は遠すぎて
姥捨て山に灯篭流 ....
ウィリー、ウィリー、
どうか、
きみの名前を思い出してほしい

訪れる者もない、荒れた墓地で、
いつまであふれる愛を憎しみにかえて、
この世を呪いつづけるのかい?

ウィリー、ウィリー ....
あなたが見せたかったという
教会は
天草のひっそりした漁村に
静かに建っていた


教科書でしか知らない
隠れキリシタンの弾圧が
この地であったというのか


何ごともなかったか ....
噴水からもトイレの水からもワインが出ている
川の上流でクマが葡萄を搾っているらしい
逆に水の需要が増えた フランスの水道から出たワインを買う人もいる
自然界が酔いに酔った 小便も赤いものばかり
 ....
ぐるぐると食品売場を回っても 食べたいものが見つからなかった
さすがにこう暑い日に重たいものは食べたくなかったが
冷やし中華や素麺という気分でもなかった

君は僕の背後から買い物カゴにいきなり ....
夢現な朝露が
透明を保つ空気の中で
そっと
身体を震わせる、朝
 
細やかな振動は
私が眠ったままの揺りかごを
徐々に強く揺らして
目を開くことを
強要する
 
 
ああ、空に ....
ワタナベさんの自由詩おすすめリスト(657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
活字「うんこ」- 餅月兎自由詩9*08-2-16
勤務評定- 餅月兎自由詩4*08-2-11
バレーボールの夢- 狩心自由詩2*07-9-14
収穫の秋- 吉田ぐん ...自由詩707-9-14
痴話- フクロネ ...自由詩4*07-9-10
猿は彗星にまたがって笑う- 大覚アキ ...自由詩1307-8-29
『理科室』- 東雲 李 ...自由詩8*07-8-29
その口をキスで塞がないでいる- 虹村 凌自由詩4*07-8-27
残暑見舞い- さくらほ自由詩8*07-8-25
はさみ- たもつ自由詩707-8-24
おはよう- 小川 葉自由詩3*07-8-23
留守番ルイージ- ブルース ...自由詩10*07-8-23
ゾウが支える世界の右で。- クスリ。自由詩607-8-23
再開発の片隅で- 楠木理沙自由詩307-8-21
怠けマリオ- ブルース ...自由詩12*07-8-21
リアル- 大覚アキ ...自由詩807-8-21
クジラの小便- Tsu-Yo自由詩17*07-8-20
ヘッセの拳銃- Tsu-Yo自由詩307-8-18
夜間飛行- 銀猫自由詩14*07-8-15
君が名- わら自由詩20*07-8-15
カリスマ的音楽家の道しるべ- 狩心自由詩7*07-8-13
しろ- 月見里司自由詩107-8-12
雲。- もののあ ...自由詩28*07-8-9
生きていこう- 山崎 風 ...自由詩407-8-9
したいのウタ- ひげ爺@ ...自由詩2*07-8-9
ウィリー、ウィリー、きみの名は(文極バージョン)- 角田寿星自由詩8*07-8-8
彼の地_天草にて- 渡 ひろ ...自由詩9*07-8-8
ワイン- 円谷一自由詩1*07-8-8
8月6日、ハムの日- 楠木理沙自由詩2*07-8-8
ぜろはちぜろろく- 山中 烏 ...自由詩9*07-8-7

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