すべてのおすすめ
ゴールデンウイークはパチンコ三昧にした
お盆をとらない代わりに休みをすべて貰えた
市内のホテルにユキオと合宿をはりそこから毎日パチンコを打ちにいった

ちいさなころ町じゅうのパチンコ屋にお母さ ....
        あなたと私の魂の頬ずりは
        凝り固まった二人の心を解かしていく

        それは氷が解けて板の上を流れていく
        そんな さらっとした風ではな ....
久かたぶりに訪れた渋谷センター街
取り壊し中の建物とかあったりして何となく余所よそしさを覚える

平日の昼間ってこともあるのだろうけど

チーマー、ガングロな人びと
そして神話の国の神話な ....
{引用=
紙上に佇む
痩せ細った枯れ木
磨り減ったペン先がつけた
掻き傷の隙間に
深く根を張るインクの滲み
どこに行くとも
なにを残すとも
示さぬままに
埋まってしまった行の終わりの ....
                 100612

 

晴れたので
トロンボーンを吹く
トランペットだと
昨日の人が泣くのだ
夏が来たと騒ぎだし
夜の石を捜し出す

晴れたので
 ....
海の向こうから来た手紙
躊躇わない見慣れた文字が、
心に触れるのです
確かに
生きる意味があるように
昔を思い出す、力が湧いてくるような

元気でいらっしゃるのですね
少し怒りっぽい
 ....
ゼラチンで固めたはずの
歯ごたえのない決意は
なまくらな陽射しに
もう溶けかけている

サイドブレーキをかけたはずの
座りの悪い忍耐は
他愛ない傾斜に
もう転がり出している

 ....
遠い風/海の凪
光の海/遠い風

潮騒を割り溢れ出る光の帯
遠く海を渡るカモメが一羽

君のもとへ早く
焦らずに帰ろう
遠い風/海の凪
もう陽がしずむ
曖昧になる境界

遠い海 ....
あなたの瞳にうつるものが
どんなにあなたを悲しくしているか
どれほど考えてもわかりません

あなたの背中がいったいなにを
どれだけ背負ってそんなにも
淋しく見えるのかわかりません

け ....
カワバタの車のなかでヨシミはこのまえ見た小鳥とカラスの話をした
お父さんが山で汲んできた水をポリタンクに入れてお母さんに持ってゆくのだった

まだかわいてねえな、

さんざんドライヤーで乾か ....
象が一匹いなくなった。いつも母象に寄り添
っていた子象がいなくなった。祖父の魂を斎
場から河原へと運びに行っているうちに、行
方が知れなくなった。魂の流れに誘われたの
だろうか。母象は何もなか ....
天使と間違えられた悪魔が
今まさに翼を拡げて地上を去るところでした

人々の彼への愛は(またはその逆も)確かだったはず
なのに彼の血が自分達と違うのを見ると
一同揃って鍋に蓋を閉めました
 ....
降り止まぬ雨はないっていうけど
それで地固まったのかな?

多摩蘭坂から見上げる雨上がりの夜空は
満天の星降るって感じには程遠くて

やっぱ悔しいけどそれが現実なんだよね

それでも、 ....
重い雨が降っている
重い水が降っている

土くれになるはずの肉塊を
池に沈めれば
浮かんでくるのは
感覚のない 時の澱

「君ばかりが悩む必要はないんだよ」

背負い込んでいるのは ....
 
 
あめがふると
くさがはえるのだと
こどもがおしえてくれた

わすれていただけなのだ
やくにたたないと
しってから

おとなになるために
すててきた
わたしとこどもを
 ....
うたいながら空をみあげ
雲のあいまいなかたちの心象

いちまいの絵をみる
あおい空としろい雲のありきたりの事実



ドイツ語でぐーてなはっと
バッハがつぶやきう ....
牛です私決めました出産ですお立ち会いのもと牛です私牛です出産です決めましたお立ち会いのもと出産します牛ました私です決めました私牛を出産します。


産まれました
白と黒の牛は仔牛と呼ば ....
噛み付いた歯の先から、刺激


微笑みの国タイランド
とにかくひどく蒸し暑くて
立っているだけで背中を汗がつたう
ホテルの側で借りた自転車には
鹿児島県の防犯登録証が張り付いていた

 ....
拳を握り立つ女の背中の弓が跳躍する
大地のステップをくぐり抜け
夕映え瞳の奥
火燃ゆるその矢が到達すべき心臓へと導かれ
まさに射抜くのを誰もが目撃した

唇は乱れひとつなく
確信が彼女の ....
山奥の針葉樹林で生まれた
朝露のひとしずくは
無数のひとしずくと共に
苔や羊歯の間を縫って
ひたすら傾斜に従う流れになった

渓谷では
無邪気にはしゃいで
いたずらに透き通って
 ....
何もない日が不安なのは
僕の心がゆれているからだ

縛られたい
アンカーが欲しい

ユラユラゆれ続けて
何処までも流れていくから

空の青さにさえゆらいで


昼休みにあてもな ....
かつて若者と呼ばれた者ども
シェミハザの血を受けつぐ我々の
集う先は彼の山にある
神でも徳にでもなく
己の名に背を向けた
かつて若者と呼ばれた者ども

子を持つことが許されるなら
せめ ....
 
 
休日の午後
息子と散歩した
飛行機を空に見つけて
あんなに飛んで
どこまで行くんだろう
と息子が言った
西の空を見ては
あそこに夕方みたいなのがあるよ
と僕に教えてくれた
 ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
もしかして美佐江さんだったのかな

週末の都営新宿線本八幡行き
朝方はお出かけの人たちでそこそこに混んでいて
視線に気付かなかった
それとも無意識に気付くことを避けてしまっていたのか
私の ....
ひとを責めずに全力を尽くそう
ひとを裁かずに全力を尽くそう
そしてなにものかにお任せてしてしまおう

なにものかはたたずんでいる
世界にみちて存在をしている

責めず裁かず全力を尽くして ....
水たまりを跨いだら、一国の王になっていた。

捨て猫の声が聞こえてくる。何故、捨てられた猫であるとわかるかというと、猫の言葉がわかるわけではなく、捨てられた猫の啼き声は、激しく依頼してくるからであ ....
朝の交差点で 
信号待ちの学生が、友達に言った。 
「本当の時間割を知りたい」 

昨日話した老父が、僕に言った 
「人の体の内には、星の数程の 
 細胞が、再生を、繰り返している」 
 ....
眠らない窓の瞼を無理矢理閉じてから
物干し竿に明日の天気を聞いてみる

コンビニで買ったビニール傘は
骨が一本折れてしまい
それでも黙って使い続けるせいなのか

答えを教えてはくれなかっ ....
  (前奏)

難攻不落のハム・ソーセージ
は、ちぎれない
噛み切れない
はち切れんばかりの薄皮の中
モグモグ、ムガムガ口の中
そいつはあんまり膨張し
延々と
シーツの宇宙に連なって ....
……とある蛙さんの自由詩おすすめリスト(2537)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲しい音- 吉岡ペペ ...自由詩710-6-15
至上の食物- 鵜飼千代 ...自由詩8*10-6-14
渋谷センター街のひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*10-6-14
6月の海- 高梁サト ...自由詩22*10-6-14
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手紙- 月乃助自由詩21*10-6-12
いったりきたり- nonya自由詩6*10-6-12
遠い風- kauz ...自由詩11+*10-6-11
「湿度」- ベンジャ ...自由詩17*10-6-11
小鳥とカラス- 吉岡ペペ ...自由詩610-6-10
私と子象- within自由詩4*10-6-10
翼を持つもの- 瑠王自由詩6*10-6-7
多摩蘭坂のひと- 恋月 ぴ ...自由詩17*10-6-7
世界は勝手にできあがっている- within自由詩5*10-6-6
雑草- 小川 葉自由詩17+10-6-5
ここにいるために- ベルヤ自由詩6*10-6-5
寄せる上げる潰す破裂- 手乗川文 ...自由詩21+*10-6-4
空色の損、ソーダ水- あ。自由詩14+*10-6-3
拳を握り立つ女- 瑠王自由詩4*10-6-2
- nonya自由詩11*10-6-2
ゆれるからアンカーを- kauz ...自由詩4*10-6-1
グリゴリ- 瑠王自由詩2*10-6-1
親子- 小川 葉自由詩710-6-1
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
日本橋浜町のひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*10-5-31
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蘇生- within自由詩9*10-5-29
老父の言葉_- 服部 剛自由詩510-5-27
アフターレイン- 中原 那 ...自由詩810-5-27
International_Anthem_Of__Ham_a ...- salco自由詩11*10-5-27

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