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白く獰猛な太陽は
月面の果てしない砂(レゴリス)に生命を吸いとられるように沈み
僕の銀色の船は水のない海(マーレ)を
宇宙の闇夜に揺られながらゆっくりと航行する。


僕は今、雨の ....
朝からスタンバってる

観光地のもの売りたちを

死者の目で見つめていた

こころがつくる霊性もあるだろう

こころがつくる肉というものもあるだろう

そういうものは

昼や夕 ....
最後のひと粒まで絞り出したと思っていた
種袋の中から再び種はとめどなく溢れて
私の足下を濡らします

蔓はのびて再び身体はとらわれ
私は動脈をあずけ蕾をひらくことに専念します
この柔らかい ....
Hug me.
Hug and kiss me.
Hug, kiss and love me.
Hug, kiss, love and feel me.

想いの
道のとちゅうを
あるき ....
駄目にするから
やがてトヨタはきっとGMにやられるだろう
僕を死んでないまま 金持ちではないことは おそらく自由だから
セルシオやレクサスへと目を奪われている

僕はたぶん金持ちになる
物 ....
指紋を眺めると、そこに宇宙があった。切 
株を覗くと、そこに宇宙があった。時計を
見上げれば、秒針の音が絶えず響いていた。  
日常の風に紛れていつも周囲に渦巻いてい
る、それぞれの宇宙。肩を ....
厚い一枚板のカウンターに2杯目のカクテルが運ばれてくる。   
君はウエイターに軽く会釈すると、すぐグラスに口をつけた。
鮮やかなライムグリーンのカクテル。グラスのふちについた唇
のグロスの跡を ....
■罫線

歩くことなんか出来ないってわかっていても
真っ直ぐに続く道を知りたかった
言葉はあまりにも無防備すぎて崩れそうで
その柔らかさを利用して思い切り固くした


発しては、ほろほ ....
疲れてきたのかな?

女子マラソン観てたあの人がつぶやいた

どれどれとテレビの画面を見やれば
折り返しまで先頭グループにいた選手が何度も後ろを振り返った

背後に見えるのは何なんだろう ....
昼時をちょうど過ぎようかという時間
決して長くはない行列の最後尾で
ただぼーっと店内を見ている
忙しなく揺れるエプロンと
食べ終わった食器のガチャガチャは
去年のマレーシアを思い出させる
 ....
明け方に、右の乳房に奥深く
喰いこみし百獣らのざわめき、
さわさわと
君が心、ここにあらず。



おごれる春はさみしく単騎、千里を走り
凍れる冬の黄河もろとも 旗ともに渡 ....
夕日を見ながら

夕日を見つめている

ぎらついた川面に

純情を吐き出してしまいたくなる

実体とはどこにあるのだろう?


月みたいだ、とひとりごちる


月はかたちを ....
ちいさな声
まちがいでなく
そんな
気がしたのです

さくらの木の下で、
ぽつんと
咲きほころんだ
黄色いクロッカスの花に、
そこだけ、せっかちな春がやってきていました

“Ye ....
夕日はぼくの月だから

きのう月がうつくしくて

夕日のこと考えてしまってた

月がさんさんと照っていて

それは夕日みたいで

きのう夜はとても満月だった

夕日のこと想って ....
白壁の結露が乾く前に
一足先に階段を駆け降りて
鏡の曇りが晴れるよりも早く
下駄箱から逃げ出した
必要なものが少なくなってしまい
机に描かれた落書きもどことなく素っ気ない

悴んでばかり ....
「大事なのは、ギアがガチッ!と切り替わる、あの瞬間」



暗い真夜中の道路、車を走らせていく、
今夜は寝ないかもしれない
光る猫の目のように黄色いヘッドライト、
センターライン追いかけ ....
追われるものを追うものの
山彦越える、相聞歌。
闇にまぎれ
主は言問う、
「戸は開けぬ、知らぬ、存ぜぬ」
読み人知らず。


送り火迎えて遥か
節句の里。
柴刈り、道拓けて
今か ....
世の中が 世の中がって捲し立てるけど
蜂にさされたのは君じゃないだろう?
今の君は世界の不幸も届かないほど小さな楽園なんだよ

いざ、君が獅子のような蜂と対峙した時に
ようやく半径2mの世界 ....
{引用=

とがった影は、みすてられ
切り取る冬の陽を証明する
見上げる円錐のモミの木から
どこまでも つらぬくように
まっすぐに伸びた

疑うこともせず、迷いもせずに
影を作り出し ....
自由とはどこにあるのだろう

やりたいことをやれないとき願うのが

自由なのだとしたら

自由とはいまどこにあるのだろう

やりたいことをやるのが自由なら

自由とは際限のないもの ....
夜の冷たいベランダに出て、丸い月を眺
める。誰にも云えぬ悩みを白い吐息で呟
けば、胸底の容器に濁り積もった毒の塊
が、少しずつ、少しずつ、蒸発し、夜の
静寂に吸い込まれ、いくぶんか、胸の重
 ....
シスター、魔女たち

「黒い森を、見知らぬ男と女が逃げています。あれたちは、城下の者ではありません」

月光の影(シルエットだけ)


呪われし王の姿、針の雨嵐吹き荒れる棘丘に現す

 ....
はじける光を逃がしたくなくて
手のひらで両耳をきゅっとふさいだ


いくらあたたかな毛糸で肌を覆っても
手足は温度を忘れたかのように冷たい
冬は嫌いじゃないし寒さにも強いほうだけど
この ....
愛人の彼氏は中国人だ
愛人は韓国人で俺は日本人だった

三人をふくむ友人たちと
餃子パーティーをしたことがある
広島の別荘で真夏のことだった

中国人たちが餃子をつくっているあいだ
日 ....
{引用=

光沢をみせる
明かりが窓からもれ出ています
街辻に面した旧い教会は、十字をかかげ
黒い街灯は、とがったその四角い頭をおもたそうに
旧さの中に時を埋めてしまう
子どもがくれた葉 ....


は記号ではなく



は詩だ

よく尖った鉛筆で

白紙に



を打つ

この奇跡を

この大事件を詩と言わずして

いったいなにが、詩であるという ....
熱帯夜みたいなきみの瞳はもの悲しくて
ひとつぶの砂も巻き上げることはなかった
湿らせたのはほんのわずかな空間だけで
振り返った背中の先には象のおりと高らかな歓声


きみのその長い首を支え ....
きみという少年時代の秘境について
そこに恐れていたものなど何一つなかった
きみに吹く嵐は去り時をわきまえていたし
きみの森に虎なんかいなかった
過ち達は気前よく十字を切って
帰り道に気を ....
終わらない轍を抱えながら

時への妄想を考古していた

時は迷路に曳かれている

命や命の周辺を発掘する

それらは無機物になって

感性や知性に弄ばれていた

終わらない轍を ....
ギッタンバッタン
ギッタンバッタン
揺れる織機に糸は止め処なく流れる

機織りする貴女の家を訪ねた
白髪交じりの老眼鏡に覗くまなざしは
古代の機織の乙女と変わらぬ清楚さで
遥か遠く
白 ....
……とある蛙さんの自由詩おすすめリスト(2548)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月面航海記(雨の海)- 楽恵自由詩16*10-2-4
午前のひかりのなかにいる- 吉岡ペペ ...自由詩810-2-4
vespertine- 瑠王自由詩5*10-2-4
14- 月乃助自由詩10*10-2-4
山手通りの上に座り込んで- 番田 自由詩210-2-4
ひとつの宇宙_- 服部 剛自由詩5*10-2-3
ギムレットには早すぎる- 渡 ひろ ...自由詩12*10-2-2
ノートのおと- あ。自由詩12+*10-2-1
振り返るひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*10-2-1
吉野家にて- 中原 那 ...自由詩9+*10-2-1
鳥獣戯画- 楽恵自由詩7+*10-1-31
月のたとえ- 吉岡ペペ ...自由詩6+10-1-31
- 月乃助自由詩14+*10-1-31
アスファルトのうえで- 吉岡ペペ ...自由詩710-1-30
雨上がり、春を待つ- 中原 那 ...自由詩810-1-30
Drive_All_Night- 楽恵自由詩13+*10-1-29
鬼追- 楽恵自由詩6+*10-1-29
本能- 瑠王自由詩3*10-1-29
影のない女- 月乃助自由詩16*10-1-29
自由はどこにある- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-28
お月見の夜_- 服部 剛自由詩9*10-1-27
Moonlight_Shadow- 楽恵自由詩6+*10-1-27
真冬の灼熱- あ。自由詩9*10-1-26
愛人の彼氏- 吉岡ペペ ...自由詩210-1-26
冬の声- 月乃助自由詩13*10-1-26
点と詩- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-25
きりんの首の骨- あ。自由詩9*10-1-25
きみという少年時代の秘境について- 瑠王自由詩8*10-1-25
終わらない轍- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-24
織布- 楽恵自由詩8*10-1-24

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