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人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている

私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ....
元カノの元カレの 元カノの元カレの
元カノの元カレ は 俺 だったか

甥の 恩師の 親友の 妻の 妹の 幼なじみを
いじめた子の 曾祖父 は 福沢諭吉 です


今日も何処かでタマネギ ....
僕が降ってきたよ
無数の

堪え切れずに
僕が

地面に突き刺さろうとして
ザザズ

濁った悲鳴をあげているよ
無数の

僕が降ってきたよ
止めどなく

所嫌わずに
 ....
がらんどうの箱
窓枠から向こうの風景が見える

いや

もはや窓枠ではなく
ただの開口部

風通しがよい
では済まされぬコンクリートの塊


荒涼としているのは
今にも泣きだ ....
さしだされた 日差しに
両手を広げ 
思い出を 手放す

記憶にない私の産着
世紀を飛び越えて 目の前にある紋付袴
晒された金襴の帯 鯨尺の和裁版 
沈没しても浮上する船箪笥 ....
夜の星は
雨に溶けて
始発の電車の
窓に降っている

五時七分の
まだ暗い街の
微かなネオンが
無数の煌めきを
そこに貼り付けてる

誰の顔も見れない
こんな街に一人
雨に降 ....
リーダーシップは肩凝りには効かないし
寧ろ肩が凝るのではないかと思うので
シップはシップでも
インドメタシン配合にしようと
思っている今日この頃
俺はリーダーだぜえなどと
鼻息荒いのは自己 ....
スライスチーズを1がじがじ
 ねこちゃんみたいなお耳になった

上からもいちど1がじがじ
 Tシャツの襟くびみたいになった

両はじおのおの1がじがじ
 ヨセミテのお山みたいの2個できた ....
{引用= 
お気をつけなさい
今宵ばかりは、
死人たちの 郷愁が森に充ちる

丸々と太った 月 明かりが、短い影を落とした 

物の怪も 死人たちも往来を徘徊する夜
始まりは、痩せた  ....
晴れすぎた空を仰いで
晴れなければいけない
と思った

わずかな湿り気も
吸い寄せてしまう
とてもシリカゲルな僕は
そう思った

咲きすぎた花を眺めて
咲かなければいけない
 ....
 *
短詩が感覚的に合う。一切の説明は不要。そこにある存在を描写し配置することで無を表現できる。もともとそういうふうに存在を見ているのだから。読者の思い込みに付き合う気はないが、思い込みの底に届 ....
君とは砂場で出会った
人見知りの激しかった僕が どんなきっかけで
初対面の君と口を利くようになったのかは
よく覚えていないけれど
とにかく君と 日が暮れるまでそこで遊んだ

別れる時に ....
 
ちっちゃな{ルビ削げ=そげ}

いつの間にかウチの一部や

そやから、ときどき、チクリ、チクリ、



 
「削げ」の意味
 1 竹や木の端の削がれたもの。また、それが皮膚に ....
遠い星を見つめて
丘のうえ爪先だちで
手を伸ばしてみる

遠い
遠いんだと実感する
掴めるものは何もない

墨色の空/新月の空
星はこんなにも
たくさん瞬いている

風が吹いて ....
                121028




唐黍を蒸す
蒸す蒸す
蒸してから喰らう
食うとは異なる表現でかっ喰らう
腹がふくれるまで喰らう
麹町まで出かけていって喰らう
 ....
 皿洗い考

寂しい匂いを嗅いだ
消え去った時間に取り残された自分がいた
私は前進して来たのではない
ここに留まったまま置き去りにされたのだ
今も私は振り返るのではない
背後には何も無い ....
          言葉は骨折しない
          言葉は咳をしない


          言葉は恋をしない 
          言葉は愛ではない


          言 ....
                  121018

カ行に溺れて真っ逆さまに転落し至った果てが奈落の底
現在の表現だと地獄の底と言うことになりますかねと
来るべき総選挙のことを少しだけ考えなが ....
思ったことを口にする
それは失言になることが多い
けれどそんな人に憧れる

思ったこととは裏腹なこと
しか口にしていないから
意識を裏切りながら生きているから

それでも最近は脳神経が ....
9.8ニュートンの
朝を
蹴っ飛ばしたら
空元気いっぱいで
胸を張って
間違いだらけの
午前に
歩き出す

早くも重さを感じ始めた
午前を
乗り切ったら
不様な前のめりで
 ....
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遠くから聞こえてくる音楽
幾つものの輪が拡がって
自分の心のどこかで繋がっている

初めてスキップをした時、
いつだったんだろう?
 ....
地球という言葉が 宇宙の中に点在している気がする
宇宙広しというが 大宇宙には無数の知的生命体が存在し
それぞれの星の人が それぞれの星のそれぞれの文化の言葉で
自分達の天体のこと ....
すべらかな曲線の感触を
薬指は覚えている
残り香は闇にほどけて
薄らいでいくというのに

互いのささやかな湿度を
夜ごと貪り合った
決して同じではない温度が
夜ごと擦れ違った

 ....
秋空のした二人の生活がはじまるのですね
おめでとうございます

こけつまろびつ行く二人三脚のような人生もけっこう味のあるものです
ときにふたりの関係が風邪をひくこともあるでしょう
でも長引か ....
空に飛ばすもの
紙飛行機
手から与えられた動力だけで
人には真似できないことを
いとも簡単にやってしまう
おまえはいつだって軽いね
たった三秒の空中飛行に
まさか私が希望なんて
重たい ....
シュッと宙に向けて突き出した切っ先が
目に飛び込んできた
暗い展示室にひときわ輝く一振り
研ぎ澄まされた刀身が
強いスポットライトを跳ね返して
銀色の光を放っている


思わず吸い込ま ....
{引用=
 うつむいてばかりいて、
気づきませんでした



 見あげると
すべてを忘れさせてくれる 秋の空がありました
ぬけるような碧の その広がりは
人の小ささを教えてくれるため ....
詩人のふりをしていた似非随筆家がくたばり
みんな瞳をのぞきこんだ
そこにはただ
遺族に裂かれて捨てられた
人生訓もどきの山が詰め込まれているだけだった






 ....


耳なし芳一
壇ノ浦に座す
撥は海風
火の肌をなぜる
赤い藻屑と沈んだままの(旗たち切れの)
悔いの嵐の そのなかの



めくらの芳一 どこへゆく
雨滝のよう 夜闇のよ ....
{ルビ月極=げっきょく}さんは資産家だ
日本全国に空き地を持っている
でも、どこに住んでいるのだろう
月極さんのお家がない
そう思うと、ちょっとかわいそう

パートさんになった
月極で働 ....
……とある蛙さんの自由詩おすすめリスト(2548)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人はみな心の中に花園を持っている- beebee自由詩27*12-11-12
夜のリレー- 猫道自由詩612-11-11
土砂降り- nonya自由詩16*12-11-11
解体される団地- kauz ...自由詩11*12-11-10
光る陰- るるりら自由詩18*12-11-7
さようならブルースマン- うみこ自由詩5*12-11-7
大統領- 花形新次自由詩412-11-7
夜中にお腹が空いた時- salco自由詩4*12-11-6
万霊節の夜- 月乃助自由詩13*12-11-6
晴れ時々ペシミスト- nonya自由詩20*12-11-3
詩法にかかわる断片- 空丸ゆら ...自由詩1012-11-1
少年の時間- 夏美かを ...自由詩15*12-10-31
削げ- 殿上 童自由詩19*12-10-29
流れ星をつかむ- kauz ...自由詩17*12-10-28
- あおば自由詩5*12-10-28
皿洗い考- salco自由詩4*12-10-25
使用上の注意- 涙(ルイ ...自由詩512-10-25
キイー!- あおば自由詩5*12-10-18
迂闊な発言しかできない- kauz ...自由詩9*12-10-15
重力- nonya自由詩18*12-10-14
スキップ- beebee自由詩30*12-10-14
(仮)- るるりら自由詩10*12-10-13
月の滴る夜- nonya自由詩21*12-10-11
結婚する君に- 梅昆布茶自由詩1612-10-11
フライト_シュミレーション- そらの珊 ...自由詩11*12-10-11
斬る- 渡 ひろ ...自由詩21*12-10-10
**_/紅葉/希望/夢/私- 月乃助自由詩15*12-10-10
ノート(49Y.9・13)- 木立 悟自由詩712-10-7
耳なし芳一- 乾 加津 ...自由詩23*12-10-6
月極のひと- たま自由詩37*12-10-5

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