仮にアレがアレだとしたら

意外に簡単に理解ができる

とどかなかった物は

隣の席に座っていた

綺麗な世界をみたいなら

とりあえず待って帰ってきたら

おかえりなさいとく ....
一人の女がwaterという単語を知った時
女の暗い海には光があった

一人の数学者が荒地を切り開くとき
ヴィーナスと魔女たちは密かににらみ合った

一人の音楽家が夏の行方を探り打つとき
 ....
誰かを好きになることで
その人を幸せにできると思っていた
そんな過ちを振りかざし
頬を赤く汚してきた

殺さなければいけないものは
純粋紛いの青春か


人のせいにしておけば
きっ ....
 成層圏              私風景
{引用=

そらのひろがりが       【 騒音のやまない
手にあまるこんな日は、      プラタナスの並木
苦しいのがわかっていながら    ....
その両手に零れている
内臓の薫りは
私の生まれた日に死んでしまった
柔らかいこころだった

水滴が肌を湿らせるように
じんわりと温もりが呼吸する
世界になったんだ、私
色彩が視界を埋め ....
森林が燃えている
紅葉ではない
揺らめく赤い糸の群れが
木々の頭上を埋め尽くす
繰り返すこれは紅葉ではない
避難できるはずの動物さえ
押し寄せる火の糸に搦めとられ
黒い煙を胸の中に押し込 ....
バルビーノ! -the hurler!
バルビーノ! -the hustler!
バルビーノ! -the fighter!
喧嘩っ早くて 計算高くて
人を食って  人を呑んで
怪力で打者 ....
悪いけれども
あたしは、好きなものは手に入れるよ
それが許されるのだから
どんな代償を払うことになろうと、
そんなことは知ったことか

――――――― 男の首をほしがるおんなも、
  ....
ヘリコプターがパタパタとうるさい
なんだあれ
空で布団叩いているみたいだ


さっきまで君の夢を見ていたと思う



頭を傾けるたび隙間が空く
脳がたぷんと跳ねる
ああ潮の匂 ....
点滅を
毛嫌いするあなたに
会いたくない日曜日には
煙が遠くなびいて消える


うそです、
と笑っても
ほころばないこの摂理を
なぞるのが下手だったね
記号じゃなくて疎通がほし ....
宇宙からひとりごとが消えてゆく

ひとがじぶんと話をしなくなってゆく

じぶんとは外部の統括者なのだろうか

こころの統括者なのだろうか

宇宙からひとりごとが消えてゆく


そ ....
今年最後の海を
あなたと見られたらよかったのに
秋が死んでいく
波音にはさまれて一秒ごとに

振り返るばかりの悲しい日々を
忘れるのに何年もかかるだろう
人と人が出会いそして別れるという ....
二人の思い出が
ぼやけていく

握った手が
離れた速度で

君からの手紙は
まだ引き出しの中

揺れる日溜まり
あの日の歌を口ずさむ

望んでも戻らない
手紙を読み直すことは ....
君が雨の向こう側へといってしまう
私の指は君の枷とは成り得なかった

どこにも行けない手紙を持ったまま
消えない空を追い求めていた君の
首筋の匂いがいつまでも離れないでいるの

不思 ....
試行錯誤の裏の裏

銀色の鎧はマニュアル運転

カリスマもでるは変形顔面

理由の価値は1億よりは軽い

信頼を叩き潰すのは

蟻の行列

心の奥より沸き上がるのは ....
半透明な一日の中の朝が溢した
色のついたある一点を探しにいく

近況、そんな穏やかな毎日です


晴れた日の傘のように
言葉たちは眠っています
だから私はペンを置いて
モールス信号の ....
美しい心だけ
見ていたいよ
あなたの前では
素直でいたいよ
天使と悪魔が宿る
この身は不安定
月明かりが床に溜まる
暗い部屋の片隅で
愛が欲しいと泣いた夜
こんな時もあるんです
弱 ....
すっかり寒くなってきましたね
こんな季節はホットココアが美味しいです

   どんなに気をつけていても
きっと、
これからも、
かなしい思いは
すると思います。

それに
いつかは ....
夏のそらばかりが 身をせめる
南風の吠ゆる 島の岬に
母のかたみの 赤い櫛で
髪を梳く 

罪を乞うでなく
罰をあがなう 身にもあらず

まばゆく うれしそうに
紺碧色に待つ 海 ....
もうすぐ別れが近づいている
どうも最近そんなことばかり
引きちぎられるように離れて
二度と会えぬ場所というか時間性にゆく

伝えておくべきだったということが
きっと直後には次から次へと現れ ....
樹齢いくつとかわからないけれど
ぼくより長く生きていることは間違いない
その身体のあちこちは皮をはがされ
表面に色の濃淡を作り出している


そんな老木のたくさんある枝のたった一本に
か ....
ふと目を上げると向かい側には同い年くらいのひと
高尾山にでも登るのかいかにもって雰囲気で
ひと待ち顔でおしゃれなデイパックを開けたり閉めたり

わたしと言えばパン教室のお友達を待っていて
忘 ....
図書館、黄ばんだ本、しおりがわりのはがき
乾いたキスマーク、油はいつまでも、ねっとり
はがきと本に、烙印、鼻を近づけると、いいにおい
女の匂い、飢えた、半開きの唇、蒸発した唾液、鼻の穴へ
舌が ....
君の声が好き 君の顔が好きというひとは
沢山いるだろうけれど 
君が一生懸命だから好きだと言ってくれるひとは
あなたしかいなかった

僕の手にしているものと 僕が抱えているものを
遠巻きに ....
自分の影が勇ましく見えた
バットを担いだ小学生が
いざ試合!いざ行かん!
と言っているようで
ちょっとワクワクした

実際に担いでいるのは
ただの白ネギで
ただのエコバッグで

わたしはただの
買い物 ....
握力が蒸発しちゃってあかないの 飲ませてちょーだいポカリスエット


平熱が五度八分ってひくいから 七度二分にもキスにも目眩


あつくなる舌で転がす体温計 ピピピと鳴るまで風邪の味見


朝夕に二錠 ....
日常生活が崩れた
声を忘れて
急速に色を失った
周りの景色は
影を残す

あなたたちの声は
もう私には聞こえない
悲鳴のように
耳を突き抜ける
頭の奥でこだました
シグナルは
 ....
なぜか私は方言に弱い

普段は標準語なのに

抜き打ちで出る方言混じりの突っ込みに

私は膝をカクンとイタズラされた気分になる

死んだ君はじゃけ〜のぉ〜とよく言ってた

今思えば ....
 気象台横のごつごつと張り出した岩の上に、よじ登るようにして立ちあがれば、海峡と町の景色が突然足の下にひろがる。そしてその先、海峡の向こうには、白い岩山の山脈がゆったりと雲の下に姿を見せ広々としている .... 遠ざかってしまったと思えた青空も
実は雲の上に、まだ残っているのだろう
目に見えないからと諦めてしまうのは、いけないことではないのでしょうか?
(頑張っている貴方に、これ以上頑張れという ....
withinさんのおすすめリスト(1671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
戦闘力53万- こめ自由詩1709-11-16
明日の「ぼくら」へ- 都志雄自由詩609-11-15
償い- 中原 那 ...自由詩6*09-11-15
空の下の私風景- 月乃助自由詩7*09-11-15
マザー- ゆるこ自由詩609-11-14
Sympathy_for_the_end- 木屋 亞 ...自由詩3*09-11-14
バルビーノ・ガルベス伝_〜熱風吹かし去って行ったドミニカン- 都志雄自由詩2*09-11-14
Salome- 月乃助自由詩5*09-11-14
中耳炎- ゆえづ自由詩309-11-14
意識の底- アオゾラ ...自由詩609-11-14
宇宙からひとりごとが- 吉岡ペペ ...自由詩409-11-13
さざなみと戦慄- 瀬崎 虎 ...自由詩409-11-13
喪失- ミツバチ自由詩5*09-11-13
終わる世界へ旅立つ君に- ジャイコ自由詩5*09-11-13
有効期限ギリギリの天国行きチケット- こめ自由詩1109-11-12
水槽の中の日々- 瑠王自由詩9*09-11-11
愛をください- 加羅自由詩2*09-11-11
引用_OF_THE_WORLD- 鈴木陽一 ...自由詩2*09-11-11
「ゆりと兵士」- 月乃助自由詩14*09-11-11
もうすぐ別れが近づいている- 瀬崎 虎 ...自由詩209-11-11
結び目- あ。自由詩19*09-11-10
あかねいろのひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*09-11-10
ノックはいらない、乾いて、蹴った?- 木屋 亞 ...自由詩1+*09-11-9
YOU- 瀬崎 虎 ...自由詩4*09-11-8
勇姿- 近衛天涯携帯写真+ ...209-11-7
発熱インサイド- あぐり短歌2*09-11-7
岐路- ミツバチ自由詩5*09-11-7
リンクリンクリンク- 伽茶自由詩309-11-7
「落陽」(3/3)- 月乃助散文(批評 ...2*09-11-6
_- Shaka自由詩309-11-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56