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強い風が吹いている
頬を刺す/身震いする
そんな日の空は真っ青で
遙か彼方まで澄み渡っている
昨日
君に投げつけた言葉を思う
今日
君から投げ返された言葉を噛みしめる
....
二階の窓から曇る夜空を眺めている
降りだしそうな雨をむしろ望んでいる
雨に撃たれてしまいたい
世界に射抜かれる前に
この街を焼き払おうか
*** ** *
持ちきれないほ ....
漢字の練習とかでさ
同じ字をずっと書いていると
突然
あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね
娘がポツリと言う
漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ....
主の居ない実家の風通しに行って
帰京する日の昼食は
親父が通いつめていたラーメン屋
生前
親父は帰省していた僕が帰京する日には
決まってこのラーメン屋で一緒に昼食を食べた
それだけ ....
少し早起きした日曜日
気を利かせたつもりで
洗濯をしたら
真っ白だった
タオルやTシャツが
真昼の空のような
とりとめのない空色に染まった
それは一緒に洗った
....
お囃子が始まる
和太鼓/篠笛/摺鉦が
絡み合って
今日は表彰式のアトラクション
小さなホールに響く音は
ことのほか大きく力強い
お囃子の調子に乗って
繰り広げられる足踊りは
艶 ....
東京の原っぱが消えたと書かれても
子供のころにはもう
原っぱは無かったのだ
のび太やドラえもんやジャイアンが
遊んでいた空き地も
ファンタジーでしかなくて
リアルじゃなかったんだ
....
私たちは
眩暈がするような速度で
転がり続けなければならない
変化すること
それが何よりも重要で
変わらなければ私たちは衰退する
そんな強迫観念に
いつの間に囚われてしまったのか ....
雨は突然滝のように落ちるものになりはてた
そんな規則を作った奴は誰でもいいが雷が恐い
大量の水が空から落ちる風景を見ていると
興奮するこれで稲光さえなければ
洗い立ての洗濯物がまた濡れ ....
蝉時雨が肌を刺す
てんでに湧き起こる
雲の峰の下
白き猫と対峙する
突然の珍客に身構えた
野生の瞳は鋭く
こちらを値踏みしている
ようだが
耳はフルフルと
右へ左へ落ち着かず ....
君が手を握り返してくる
ほどけかかった髪を
気にもとめずに
夢中で遊んだ帰り道
陽が傾きかけた
商店街で
君は目をキラキラさせて
さっきまで握っていた手を離して
駄菓子 ....
withinさんのkauzakさんおすすめリスト
(11)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
寒風と青空
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kauz ...
自由詩
4*
12-1-14
二階の窓から曇る夜空を眺めている
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kauz ...
自由詩
13*
10-2-27
ゲなんとかという現象
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kauz ...
自由詩
18*
10-2-20
語ることのない物語
-
kauz ...
自由詩
11*
10-1-9
洗濯
-
kauz ...
自由詩
7*
10-1-2
足踊りを見ながら
-
kauz ...
自由詩
8*
09-12-19
原っぱなんて無かった
-
kauz ...
自由詩
12*
09-12-12
加速し続ける世界
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kauz ...
自由詩
10*
09-9-12
スコール/アースクエイク
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kauz ...
自由詩
5*
09-8-28
夏の猫
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kauz ...
自由詩
9*
09-8-18
括った髪の分だけ、返して掌
-
kauz ...
自由詩
10*
09-6-24
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