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(末尾より)
こんな僕には才が無い
そう思うことはしばし在る
すぐに壁にぶつかる、や
すぐ辿り着いたことにしちゃう、や
向かい方すらわからない、や
こんな僕には才が無い
そう ....
表情無き声をエメラルドグリーンの
細胞と気管支震わせ響かせてる
「逆さまな答は正常の否定」と
待望の結末 見えたら飛び降りる
走り出せば今日も地は泥濘み始め
偶然のリアリティ 逆 ....
君は深く
僕は浅く
水面から見れば
口は揃うだろう
冷たい雪
暑き射す陽(ひ)
人の皮膚だから
運命められた
数字ならば明白
美意識は測れないさ
だから
君を ....
「ごちそうさま」。
「ありがとうございました」。
心からおいしいと思った気持ちが
自然と口からこぼれ出た。
それに対して満面の笑みで、
感謝の言葉、返ってきた。
....
食べるためでも、
死なないためでもない。
私が虫を殺すのは、
ただ、嫌いだからなの。
きっと世界一凶悪かしら、
私というイキモノは。
四ツ葉のクローバーの出現は
一万分の一の確率らしいね
あなたと巡り出逢えたことは
それ以上の確率だろうけど
手にした瞬間の幸せの確信は
過去の三ツ葉と違ったからね
僕らが生み出 ....
「ここに、500円の道具があります。
これを使うとあなたは幸せになれます」
とあったときに、
「ただし、少しの代償を伴います」
として、
「ここに、1000円の道具もあります ....
悪魔の声を耳にした
喰われた仲間、思い出した
人は喰わない、と口にした
悪魔をさらに憎みだした
人を憎むその前には
裁きの儀式、行って
「人間性」の有無を見る
....
再起? 元に戻せる悦び等味わう必要も無く
吐息、 深く濁して、瞳開きながら眠った
背徳、 残し去るは、紫の夢
解得、 できぬ体、灰色まで薄まれ
心と言葉と子供の頃の
叫んだ声今更 ....
ぺっとがすきだから
いきものがすきだから
ぼくらはすきなもののため
どうぶつえんにあつまった
いつでもかれらにふれられるなら
かれらをしあわせにできるなら
ぼくらはすきなもののため
....
国中に溢れる 行き先を示す
青地に白字の道標
右に曲がれば、左に曲がれば、
何処に行き着くか示してくれる
道の形が違うがために
道の繋がりが多すぎるために
この世には一つとして ....
風船に気体が込められていくように、
期待で想いが膨らんでいく。
一時間半のフライトが済み、
羽田空港からあなたの家まで、
もう少し、と思っていても、
地下から山手、また地下潜り、
....
その道を行くなら
襟足を伸ばせる
そこを避けるならば
安定と美の喪失
合図 送っては
悩ます間逆の壁
だけれど、
その顔、
裏切る、
予感
内心は瞼(まぶた)も
そちらに ....
四半世紀ぶりに巡り逢えた
子宮の次に居心地のいい水
かえす波も照らす光も
ありのままを許す不思議な水
歩みを停めて足を浸ければ
すぐ渦創り吸い込んだ水
溺れてもいいと思えたときは
そ ....