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いったい誰が誰に言った
言葉だろう

清よく 正しく 美しく
繰り返し 繰り返し
つぶやいてみるのだ

清よく 正しく 美しく

これこそ真の言葉 真言

時代は
産業廃棄物を ....
夏がゆっくり 歩み
晩夏のうしお
ひたひたと
我が胸を濡らし

透明な羽根 輝き
つくつくぼうしは
夏の最終章を寂しげに歌い上げる

木々の圧倒的な緑の先に
秋の気配は
そよぐ風 ....
陰樹の茂りに
やさしい 幻を見せて
吸われた強いタバコ

陰でささやかれる 会話
もうろうと 煙り
奥の端の席に 織るべき 夢

この店は 沼の匂いがする
湿りの温もり
肌にしたた ....
透ける 青空
高き 雲
夏の太陽
留めたる
秋の収穫
ぶどう狩り

ぶどう棚から
こぼれ来る
木漏れ日 キラリ
ぶどう房
輝く ルビーか
ぶどう房

一粒 口で弾けては
 ....
まだ 明けぬ
朝間の空に
日の使者は
濡れ羽色した
大烏

烏 鳴く 鳴け
朝焼けを
呼び込む 力
漲って
今 日は昇る
いつもの リズム
乾いた灰を
ふるい積もらす
都市の息吹

鋼鉄とガラスの高層ビルの輝き
ターミナル駅の喧騒も
ジーゼルエンジンから吐き出される
車酔いの成分も

灰として積もる

夜の煌びやかな ....
今日もまた この店に来る
昔から栄えていた 商店街の一角

日が沈むと 
怪しげな ネオンが点滅して
どこからともなく もれる
男女の笑い声 娼婦のささやき

この店は 不思議
深い ....
雨 そして静かな脱力
歩道は しみじみと 打たれ
灰のあでやかな 輝きが増す

商家 商家のイルミネーションが
反射し 歩道を潤し

曇天の薄ピンクに 街は灰
唸る都市は 午後へと突入 ....
あなたと 命を分かち合う 夏だ
二人で出そうとした 文芸誌
この夏の熱気に溶けてしまった

文化祭のため夏休みを燃焼させた 八ミリ映画
これが あなたの遺影
あなたのスナップ写真

こ ....
朝日の当たる
マンションのベランダで

昨日の祈りで
天界へと返した霊たちに
伽羅の焼香をする

ミネラル水とミルク入りコーヒーを添えて

また 暑い夏がやってきます
あの日のよう ....
夕間暮れて 路地 細い道

地階への階段の踊り場にある
表現主義のポスターの裏に
アンダーグラウンドへの入り口はある

古びたポスターのすき間から
白くて軟らかな光は
水がはうように流 ....
浸りゆく
この黄昏に

街は慈愛の潮 満ちて

海から遠く 離れて
唸る 街に
古代の虫 発光し

アスファルトのタールは
原油のにかわ 舗装する

道をまっすぐに!

密 ....
深く 長い髪の
水脈は 静かに 拍動する

たたえているのは
浄化の記憶

プルトニウムの鉱脈の下
暗く 白く 透けて
目のつぶれた白色の生き物
メタモルフォゼの呼吸

湖水の暗 ....
春の水を取り
渓流に足を浸すと

新緑の夏は 
そっと 足元を潤す
木漏れ日の交響を 響かせて

汗 拭く 額は生きつづけた

未だ来ぬ 時を
遡行する 魚にたとえ
君は詩を 夢 ....
冥王星の外側に
準惑星が発見され
エリスと名づけられた

ギリシア神話の不和と争いの神なそうな

結婚式に招待されない腹いせに
「最も美しい女神に」と書かれた
黄金の林檎を宴の席に投げ ....
唸る 大空 
その飛翔を 速める 鳩

太陽は 今 南中
素早く たなびいて 雲

飛行機の残音
この 大空に 響き

風は 光の軌跡を 曲げ
大風 天を轟かす

太陽の光を求 ....
夜の はざま はざまに
夢のうしおが 満たされて

今日という『事実』が
完璧な微笑をたたえて

夜のみぎわが ざわめいた

今日の風はどうだった?

帆船が白い帆をはり・・・
その 光

透明な 陽光を 受け止める
光 在る者に

悪心の傷を
痕跡もなく 浄化しなくては

いつも 手をかざし 
光を受け止めている
額が熱い情熱で溶ける

陽光は 憧れ ....
この太陽は 若く 
光が とっても 透明で
退廃や 停滞を 知らない

月と太陽が 見かけ上
同じ大きさに 見える 
神秘を 理解して

たおやかな 青空を 仰ぎ見る

光を 両の ....
夜が 遠く 
とばりを 降ろして

空が 蒼く ささやく

深い 夜の 入り口に
細い 雨音は こころを
遠く 誘う

真夜中は か細い 寝息に つつまれ
明日の約束は 夢でする
 ....
陽光 燦燦
青空へ 誘う 透明な想い

世界は 光の乱反射
聞こえない 音の余韻

コップに溢れる 炭酸水
綺麗な 想い出は 弾け散る 青だから

この青空に 記憶させる 注ぎ込む
 ....
空 遠く 架かる
空に月
雲 風に たなびいて
消えていった

静かな 寝息は
繭玉のように
部屋に 浮かぶから

子守歌は 歌い継がれて

とっぷり 日が暮れた

夜の 十 ....
黄金のけだるい 午後
芽吹きの 呼ばわる メタモルフォーゼ
祝典の空に

春 大いに叫び
人と社会を 呼ぶ

激烈の春の陣列はパステルカラー
もう そこまで 来て

盛り上がり
 ....
優飛さんのアハウさんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
清く・正しく・美しく- アハウ自由詩7*09-3-16
晩夏のうしお- アハウ自由詩907-8-28
女の店- アハウ自由詩607-8-1
ぶどう狩り- アハウ自由詩607-7-24
日の使者- アハウ自由詩607-7-24
- アハウ自由詩1207-7-11
この店- アハウ自由詩1007-7-5
雨に- アハウ自由詩907-7-2
友を偲び- アハウ自由詩1007-6-29
伽羅の焼香- アハウ自由詩607-6-21
アンダーグラウンド- アハウ自由詩1607-6-16
この黄昏に- アハウ自由詩1407-6-1
地下- アハウ自由詩707-5-24
渓谷に乾いた音が響く- アハウ自由詩907-5-22
惑星エリスに捧ぐ- アハウ自由詩907-5-16
太陽の光を求めて- アハウ自由詩707-5-12
帆船が白い帆をはり・・・- アハウ自由詩407-5-9
その_光- アハウ自由詩507-5-4
この_太陽が- アハウ自由詩907-4-27
今日は_今日だったから- アハウ自由詩607-4-24
青空に記憶させる- アハウ自由詩7*07-4-5
雲に月- アハウ自由詩11*07-3-30
春の叫び- アハウ自由詩5*07-3-28

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