大好きな歌

何度も歌ってくれた

優しいその声にそっと寄り添い

時の経つのを忘れる

迫る時間に涙して

離れたくないと握り合った手

無常な悲しい合図にキスをして

 ....
瀕死のロックンロール・スタァ
遊びにおいでよ今夜
瀕死のパンク・スタァ
遊びにおいでよ今夜

ノートに書かなきゃ忘れちまうような
そんな言葉なら最初から縋らなければいいよ
詩 ....
初めて道を歩いた人はどんな人だったろうと
ものすごく高尚なことを
考えていた朝であったけれど
眠ってしまった

目が覚めてしまうと
体中にぐるぐると包帯が巻かれている
木乃伊取りの夢なん ....
花陰に風はやどり
月星を愛で
いつしか
浅い眠りにおちて

天の川から
舟を漕ぎ出し
月のうさぎに恋をして
手に手をとって
星々をめぐる旅をする

そんな甘い夢をみた
 ....
グラスの縁を滑り落ちる
雫のまるい膨らみの中に
千切りそこねた夏景色
麦藁帽子の少女の幻を閉じ込めて

氷の欠片をもてあそぶ指先の
すこし伸ばした爪は
太陽と同じ色に染められて
行き場 ....
肩まで のびた髪を
指で とかすと

しずかな 波 の音が する

黒い
隙間 に

あお しろく

ほどけた 心は
ちいさな蝶

のぼり
はためく
海へ

 ....
とおくから まよなか が くる
いとまき あなた の きら の なか
せんの とおり を こえましょか

とおいひび まよなか が なく
からくり あなた の ゆめ の くち
せん ....
痴的労働って
チョー肉体労働ってワケ〜

額の汗だけ腰が痛い
タイマーがビービー鳴って
長い爪がスイッチオフのボタンを押す
45分間の出会いと触れ合い
お金で買えないものは無い
愛だっ ....
ShutSay 舞 白濁
生きる情熱を遙かなるセックスに託して
出来れば毎日でもまぐわいたい

生きる事は苦しむ事だと考えているなら
祈ろう
もう二度と生まれてくる事の無いように

S ....
ふりふりふり っと
どれすの すそを
ゆらして
まるい
ぼうるの なか

きのせい かなー
うわめづかい
きのない ふりして
さそってる かなー

そとは
 ....
深くまでつづいている
いつか見失った道の先にある、森で
夏の日
ぼくたちは、生まれた


頭上には空があった
ぼくたちと空の間を通り過ぎてく風があった
ふりそそぐものは、光
光とも見 ....
私たち、ひとりひとりの皮膚の下には
優しい血が流れていて
涙もろい心が
静かに鼓動を繰り返している。
だけど、たった一枚の薄い皮膚が
鋼鉄の鎧のように
優しい血
涙もろい心を
その冷た ....
皮膚が邪魔だ
熱だけが祭りのようで
街灯までが青白く貫く

ああ、皮膚が邪魔だ
この世界と私を
容赦なく隔てる

この外套を捨て去ってしまえば
多少は見苦しい液体を
ばら蒔くかも知 ....
お前は

何気なく俺の部屋に来て

何気なくしゃべって

笑ってた


毎日が砂を噛むような

俺の生活で

お前と会えるのが

ただ1つの楽しみだった


でも
 ....
わたしは宇宙人を見つけた
自分でそう言っていたから
たぶん宇宙人なんだと思う

宇宙人はロックバーのトイレで煙草を吸っていた
フロアが混みすぎていたからだと思う
ずいぶん痩せているから
 ....
香気がどこからかぼくの指にしみこんできた
朝日はいつの間にか木陰を
ありありと作るくらいに大きく育って
父は病んだ体を褥に起こして
指先から瑞々しい桃の果汁を滴らせながら
桃の果肉を噛み砕い ....
身体の自由を奪われることと引き換えに
過去の重荷をどこかへ置き忘れて
少しづつ解き放たれていく

その手を見ればわかる
長い年月を耐えて踏んばって
あなたは生きてきたのだから
ちょっ ....
ふりつづく雨の
ほんのわずかな晴れ間に
少しの希望が見えたなら
それにすがってみようと思う

生きつづけるなら
あきらめも肝心
妥協だってしてやる

けれどまだまだ
何かが ....
お花畑に
直立するオベリスク
であるところの君
あるいは
漫画に戯画された
仮性包茎
であるところの君
きわめてきわめて 男根的性格である君よ
君のピンクの先っぽには
いつもお天道様 ....
無いものねだりは
しないでおくれ


でも可愛い君にだけ
内緒であげよう
僕の飴玉


あっ
ふたつとも
口にふくんじゃいけないよ


もうひとつは
妻のだよ
なつくさを

くさかりしながら

じぶんのこころも

ちょっとかりこんで

さわさわと整える

刈ったぶぶんは

お日様に干して

お月様の光も吸わせて

冬に着るふと ....
クソったれ
と叫ぶのにも飽きた
きりが無いもん

渋谷でラオウとケンシロウ
二人が闘ったら
きっと明日はいい日になると思う

スクランブル交差点を
僕の詩で埋め尽くせたら
次の日は ....
モスキートにキスされて

わたしのあんよは

はれもよう

えらいこっちゃ えらいこっちゃ よいよいよいよい

サンバのリズムが吹き荒れて

かゆさの神輿が湧きあがる

夏の祭 ....
駅前のタクシープールに
老いた男と猫が
向かい合わせに座っている

餌の缶詰を猫が喰い
空き缶は物乞いの貯金箱となる

毛刈り前の羊のような
油色の毛を
肢体しならせ
舐める猫
 ....
僕は一羽の小鳥
左利きの小鳥
優しさと思いやり
静かな暮らしを願い生きてきた
一羽の左利きの小鳥

いつも片目を閉じて
楽しさにかまけて
見て見ぬ振り
まわりばかり気にして生きてきた ....
おばあさん たべねば だめだ

見舞いにきた人が
そう 励ましてから
おばあさんの 体調は悪化した

食べれねぐなったがら もうだめだ
と 急に思いつめたらしい

看護婦さんがみかね ....
姉弟は祭の晩を歩いていた
姉は弟の手を引き歩いていた
弟は姉に引かれて歩いていた

揺れる提灯が線を描く
揺れる提灯が線を描く
暗くなる暗くなる
提灯の灯が溶けてゆく

弟は 親から ....
もうすぐ
爆撃機のように
八月がやって来る
さあ灯りを消して
ふたりで
ベッドに隠れよう
月のきれいな夜に友達に言った
そんなポンコツスクーターじゃ
どうがんばっても月には行けない
じゃあ見てろ、と友達は言うと
アクセルを一ひねりして
鳥海山をジャンプ台にして
飛んでいってしま ....
伸びた髪が視界を遮る
一瞬 目を閉じ
吹き抜ける風

潮の香りを探す
どぉんと岩に打ち寄せる波
白い泡が風に混じり
こちらへ届く前に消える

今日の空は青い
波が作る白い泡のように ....
千波 一也さんのおすすめリスト(7730)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春が舞う- 空 春色自由詩8*05-7-25
不味い歌- 虹村 凌自由詩5*05-7-25
なんとなく包まれている- tonpekep自由詩14*05-7-25
ゆらりゆりかご- 落合朱美自由詩11*05-7-25
夏服の模様- 落合朱美自由詩15*05-7-25
ちいさな_蝶- 砂木自由詩14*05-7-24
せん_の_つなぎめ- 砂木自由詩18*05-7-24
ギザギザハード- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-7-24
カーネーション・カーネーション- 虹村 凌自由詩2*05-7-24
きんぎょ- さち自由詩15*05-7-24
ビオトープ- 望月 ゆ ...自由詩37*05-7-24
UNDER_THE_SKIN- 恋月 ぴ ...自由詩5*05-7-24
この皮膚がなければ- たりぽん ...自由詩14*05-7-23
☆195_コンヤノアメ- 貴水 水 ...自由詩4*05-7-23
わたしの宇宙人- チアーヌ自由詩1905-7-23
初物の桃- 黒田康之自由詩705-7-23
解放- 落合朱美自由詩20*05-7-23
晴れ間- 落合朱美自由詩12*05-7-23
ファロスのピクニック〜Yへの祝婚歌- The Boys On ...自由詩7*05-7-23
キャンディーズ- 恋月 ぴ ...自由詩6*05-7-22
くさかり- かぜきり自由詩11*05-7-22
- 虹村 凌自由詩4*05-7-22
*か*- かおる自由詩7*05-7-22
老人と猫- kw自由詩9*05-7-22
一羽の小鳥- 恋月 ぴ ...自由詩5*05-7-22
きっと- 砂木自由詩31*05-7-22
祭の晩- aaa and bbc自由詩3*05-7-22
空襲警報- 大覚アキ ...自由詩905-7-22
月とスクーター- haniwa自由詩12*05-7-22
- ノクター ...自由詩7*05-7-21

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