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人が減って
電車は軽くなる
「達磨さんが転んだ」
象の鼻をのばしたような
雪原の竜巻
「達磨さんが転んだ」
西の惨事を
引用しないで済ませてごらん
「達磨さんが転んだ」
....
水汲みや
弟たちの世話がある
学校だって遠い
夜 目を覚ます
星が道しるべ
洞窟まで
一人で
煤を立ちのぼらせ
教科書を開く
栞のあったところを指差すと
髑髏は
....
帰る頃に雨が降るだろうことは
知っていた
これらの町にも美女は住む
スカートの前をつかみ
脚に絡まぬようにして
風は
一心に捜していた
「ないぜ」と言ってやったら
泣き叫び
僕を
かきむしっていった
我が道を行ったつもりが大通り