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人が減って
電車は軽くなる
「達磨さんが転んだ」

象の鼻をのばしたような
雪原の竜巻
「達磨さんが転んだ」

西の惨事を
引用しないで済ませてごらん
「達磨さんが転んだ」

 ....
水汲みや
弟たちの世話がある
学校だって遠い

夜 目を覚ます
星が道しるべ
洞窟まで
一人で

煤を立ちのぼらせ
教科書を開く
栞のあったところを指差すと

髑髏は

 ....
帰る頃に雨が降るだろうことは
知っていた
これらの町にも美女は住む
スカートの前をつかみ
 脚に絡まぬようにして
風は
一心に捜していた

「ないぜ」と言ってやったら

泣き叫び

僕を
かきむしっていった
我が道を行ったつもりが大通り
ヤギさんの吉岡孝次さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
達磨さんが転んだ- 吉岡孝次自由詩406-3-15
朗読髑髏- 吉岡孝次自由詩305-7-26
地下鉄の階段を- 吉岡孝次自由詩105-7-15
答え- 吉岡孝次自由詩105-5-28
失態- 吉岡孝次川柳505-3-19

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