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 最近、よく喉を詰まらせる。それも食べ物ではなく、飲み物を飲んでいる時だけ、詰まらせるのだ。何故なのかわからないが、そうなってしまうと一分以上、咳が止まらなくなる。最初のうちは苦し .... 降る雪の向こうに舌先があり
ひびわれたくちびるをなめている
黒に囲まれた空の道を
砕けては砕けては照らす風


花のからだの鳥がめざめて
空を羽の仕草になぞり
うつら うつら
空 ....
ゆうるりと朝が来る
顔の群れは消えてゆく
ゆうるりがゆうるりと
いくつかのゆうるりを摘み取って吸い
ゆうるりと朝に満ちてゆく


波の光を背にして座り
髪は音にひたされてゆ ....
しあわせを逃がす手のひらおぼろ月



晴れわたり心ふさがる青の青



風の背の名を問うなかれ枯れ葉舞う



心の手閉ざすたくらみひらく花



野 ....
流木が燃えている
岸のかたちに沿い
浮かぶように燃えている
遠い夜のかまきり
終わらない光を狩り
たたずむひとつの魂を照らす


たどりつけない梢の火が
月の左 ....
朝に刈られた草は低く
鉄路から来る風は遅く
火花の熱は溝へと至り
冷たく通りすぎてゆく


触れることのできない飛沫のように
緑は道から放たれてゆく
遠い遠いものばかり ....
「昨日はふたつの嘘をつきました今日は今日とて数え切れずに」



たくさんの傘が車道をすぎてゆく雨上がりの陽に影を失くして



風あおぎ枯れ川の春祝うのは帰る場所無き ....
何十年 経てど心は 角だらけ


朝おきて のっぺらぼうが ひとり居る


ふんばって 何も出て来ず もう四日


乳酸菌 喉にぎざぎざ 突き刺さる


預言で ....
不安げに緑を歩む鳩の目がふと振り返り鴉になるとき



手のなかの鳥の器に降る震えこぼれゆくままこぼれゆくまま



いつわりの光の模様の窓をゆく姿を持たない鳥たちの列
 ....
ヤギさんの木立 悟さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冷めた水③(1986.12・30)- 木立 悟自由詩406-3-4
鳥と子- 木立 悟自由詩406-3-3
ノート(逢瀬)- 木立 悟自由詩505-11-27
彼は蒼- 木立 悟俳句405-11-12
夜を往く火- 木立 悟自由詩605-7-28
水緑- 木立 悟自由詩605-7-10
手紙- 木立 悟短歌705-6-8
戯れ言- 木立 悟川柳505-5-12
ノート(鳥)- 木立 悟短歌705-4-5

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