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放射線の網の中で寝返りを打ってひとマスずれた世界へ落ちる、衣服の色がほんの少し違うとかそんなレベルの誤差、日頃から些細なズレを見つけながら生きてる俺にはそんなもの異世界とは思えない、特別することも ....
やわらかな拍布が身体を包みこむ
賞味期限は 胎児の記憶と似ている
未読メッセージの夜は
すべると太っただけ
するするとすこし
きらいなスロープが、
こぼれる。
マスク越しの吐息 ....
幼い頃の古い写真を見ていた
写真の中に写るすべてが白くて黒くて
当時とはまったく違うものになってしまった
過去に遡るほど色褪せてく
記憶や記録は形が変わらない代わりに
色が1つずつ消える
....
実家に帰ったとき
姪っ子が歌いながら近づいてきて
「おじさん『あーぱつあぱつ』って知ってる?」
と上から目線で尋ねてきた
私はおじさんではない
「もちろん知ってるよ」
とくいげに答 ....
太陽と月に今日も見張られながら
24つに区切った計画を遂行していく
もう3日前の願い事なんて忘れてるのに
あの時の君の言葉だけは丁寧に保管されている
欲しい手がかりと残したい証拠が揃わ ....
Raincoatはお嫌いでしょう sugarcoatで献じる嘘
Evilを真似てlive供給 アナグラムの愛 日々拝受
Glamorousなるgossipも才能なれば許容範囲
Automatic ....
明日は
今日と何もかも違い
こびりついた
不安も消え
地底から這い出て
陽の光をたっぷりと
浴びることが出来たなら
まだ何とか
やって行けそうだと思うけれど
夜、無造作に
左半 ....
身なりはキチンと
清潔感を大切にし、品を持つ
ウェアはシンプルに
洗練された装いで心を整える
食は大切に
栄養を考え、心と体に優しい食事を
整理整頓 ....
よく冷えた梨が好き
隣席のあなたがそう言ったから
出勤前に、この梨を剥く
指先を滴るまろやかな甘い汁
一切れつまみ食いしてる間に
時計の針が進んでしまう
あわてて梨 ....
○「出会い」
人生は
師や友との出会いである
○「価値」
大事なものは
すべて
お金で買える
という錯覚に陥ってないだろうか
○「道迷い」
間違っている時は
はじめの第一歩 ....
自傷する人や死にたい人をネットで見かけると、たまに、無力感がぶわわわっと首筋を撫でる。「私も自傷した事が、死にたいと思った事がある。」と言ったところでどうだい、その人は私ではない。私にはない希望と絶 ....
樹々のささめき
秋のまなざし
土の殻を脱いで
風鈴と戯れる
あの風のよう
出奔し
残り香をたぐる
民族という幻想の
ゲル状の遺跡を渡る
無造作に繊細に
ごぜの指先の
せつなの逡巡 ....
まるで涙の川ね
ルイ、リバー
わたしの胸に、
水音がせせらぐ
白い河原と、
仄かなことばが残した
透明な軌跡
ひとり、
揺らめく水に姿を映し、
零した、
哀しみの、 ....
吃音の恋人の鳴き声は
滞る渦の中のガラス片
あるいは雨の日の蝶の瞬き
細かく光りながら吸い込まれていく
恋人 君の縺れを
優しい泥のように愛している
精神疾患の理由の大半は
性の抑圧にあるとした
フロイト先生のお話は
やはり見るべきものがあると
僕思うわけです
子作りはしてますんで
とか言えちゃう
下町の小僧の雰囲気
の方が好ま ....
北国ではもうほとんど涼しい。秋の陽。こどもたちのみずあそび。さきっぽを踏んづけて、長い青いホースにはとても小さな小さな穴がいくつも開いていて、そこからとても細い細いやや霧状の水が勢いよく飛び出してきて ....
言で問う
問うは言
言問通りを歩いてみる
未知を知るために
道を歩く
道はどこまでも
真っ直ぐだけど
考える事は
右へ
左へ
ブレる、ブ ....
他人(ひと)のことを
悪く言うのは
言った自分も
傷つけてしまう
それでも言うか?
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
女優は
お笑い
強いは
弱い
イカれは
まともなり
普通は
病んでる
私、モデルなんです
監督
監督じゃなくて上層だから
今日は
日曜日だから
月曜日です ....
別に何も言うことはない
ただ、こうして黙って
耳を澄ましていると
自然に聴こえてくる
このメロディは
実際に鳴っているのか
それともクスリと酒に酔った
俺の頭に響く幻聴か
生き ....
忘れていませんか
と自分に問う私を
失われた記憶の空は
いつまでも青く
青く広がっている
絶対的に 失われた存在は
二度とここに戻って来ない
これでいいんだ
と自分に言い聞かせる私 ....
梨と宝石
夏の墓場から掘り起こした
私だけの祭壇
電柱に履き違えた靴の片方
だってトラベリングしたら恥ずかいでしょ?
鮎と見て
味噌汁を飲んで
飲み干したお椀を持って
底に雪が積もるま ....
僕は真面目に生きてきました
デター アホ もやし
ん?真面目に生きてきましたが?
何? 草生える 顔w
キレますよ?
はははは で、どした? ザーコ
もうやめとけば?可哀想 ....
幼いヤコブが死んだ
通りがかりの旅人が埋めた
弔いの言葉が添えられ
墓石の代わりに
ヤコブより背の低い
バス停の木が植えられた
幼い死の尊厳は守られ
旅人は旅を続けた
バス ....
○「理想的な死」
僕の理想的な死は
ぐっすり眠って
目が覚めたら
そこは天女の舞うお花畑だった!
というのがいい
そういう死に方だってあるかもしれない
死は決して怖いものじゃないんだよ
....
好条件好環境好都合によって好循環を作り守り通そうとするものは多いが、好筋によって好き人生を真っ当しようとする人は、少ない
筋を通すということは筋を作り守り、生み育てるということ
その良き筋を発見す ....
牛乳パックに
芥川龍之介の流した悦楽を詰め
キリンの形態模写をする雲に
赤いマトリョーシカの詩を隠す
ここで何人の軍人さんが撃たれたの?
うーん、いっぱい?
納豆のつぶつぶくらい?
幽霊 ....
ながっっつっつっつうううううううううううううううううううううううううううううぅぅぅU―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ....
ことばって不思議だよね
ことばに泣き
ことばに笑い
ことばに憎悪する
ことばはカミソリになり
蜜になり
花にもなる
機関車にもなるし
風にもなる
芥川 ....
誰もいない
外は虫の声だけがする
そして 吹く
風だけがあった
そして 窓で
思った ロンドンを
日本と変わらない
風景の街並み
違ったのは物価だけ
僕は 今も
何をしたのか
思 ....
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