玄関の蚊取り線香{ルビ超=ちょう}ジャンボ
夏バテやパソコンスマホカメラ{ルビ皆=みな}
ご近所さん忘るる程や{ルビ冷房裡=れいぼうり}
担当の{ルビ漢=をとこ}真白き腕の夏
....
白い紙の上に
何も書かれていないのに
私の声が
吸い込まれていく
そこには
始まりも終わりもない
ただ沈黙だけが広がっている
光のような白に見えて
....
生きるのはなぜと尋ねられたなら
義務と答える
仕方がなく
そして
ずっと迷子で
朝が来ても消えない影
空虚で胸を満たしながら
闇を歩く
どうにもならなくて
足掻けなくて
苦 ....
庭先に咲いていたのはほおずきの花
日常からわずらいを引き算したような
うすい黄色の小さな宇宙
秋になってそれは赤く実籠る
ほおずきの実には毒があり
かつて堕胎するために使われたと知ったの ....
痩せ細っていくの
けれどもそんなの
へっちゃらで
三度三食共に納豆を
ねっちゃぐっちゃ掻き混ぜて
クソッタレと云いながら
生きていく 、
知ったことかよ
退化していく奴らのことなんて
....
朦朧と砕け散る空が
湿った風をゆっくり燻らせる
佇んだまま その内側で
何かを失いそうに掴んだままの人々は
定義の山を掻き分けては
{ルビ塵芥=ゴミ}のような贅沢を探してる
鋭 ....
時に運ばれ時を運び
眼前眼下にヌッと拡がる
巨大な大地のパノラマ、
極彩色帯び鉄の鉛のうねり
剥き出し断崖成す無機鉱石群
限りなく開ける意識の
肉体の我離れ最早別の位相
生命 ....
るーるー、カチ・カチ・カチ・カチ・
うめくようにきつく、くぐもった、湿る声で許しを請う、どうして?、静夜のからくり、まだ内側を掴んで離せない、風が占める、時は鳴り続ける、果てる波と砕ける{ルビ過去= ....
煮え切らない気持ちをいくつも抱えて
仲良くなれない高層ビルの町や山々を
何度も歩いて
僕はいつ
幸せという人によって定義が違うものを
手に入れられるか
それとも誰かの定義によれば
も ....
怒りへの心掛けを知りたい
ほんの些細なことに
火が付いたように激怒する人がいる
何をもってしても許さない人がいる
そんなに怒って
何か佳いことが待っているのかしら?
....
唇が触れるたび
焼けるように疼く
吸って
内出血させて
あなたのかたちの
闇で見えないところに
恍惚を誘う息遣い
次第に獣になっていく
この瞬間だけの恋みたいな
不確かさでも ....
おかま
性犯罪
洗脳
ヤニ
アルコール
女たらし
精神安定剤
睡眠薬
取り調べ
夜の街
悪友
現代詩
小説
飲尿
ク ....
土佐の海辺の村で
毎日毎夜薄暗い電灯の
野外畳の上にでんと座り
鍋に茹でられた貝という貝
爪楊枝でほじくり出し
それぞれ異なる磯ノ味覚
噛み砕き引き裂き食い喰らい
瞑黙ひたすらに味わい尽 ....
甲子園で優勝した帰りに
交通事故で死なないとも限らない
なんて気にしていたら
何もできないので
私は気にせず生きていきますっ
あ、そう
気にして何もしない人もいるんだよ
ペシ ....
このお母さんから私が生まれて来たの
お母さんとお父さんがセックスをして
精子の一つが卵子と結びついて
私が出来たの
いのちって
ふしぎね
この宇宙が生まれる前から
私が生まれることは決ま ....
私は無だと
思える時は
心配は要らん
蜩の歌に
夜明けを知る
※ 蜩=ヒグラシ。別名、かなかな。
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
アンパンマンの
やなせたかしさんが
ラジオで言っていた
「一寸先は闇かもしれないけど
一寸先は光かもしれない」と
・
※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
法律は知らんから
そこら辺の
バカはいつの間にか
テレサテンなわけ
違う俳句の歌の中でも
笑う俳句の夢を見る
一粒の 米を作る 100の汗
上手いねみよちゃんさてたくんは?
....
君が笑った
太陽のように笑った
だから
仕事がどうだとか
難しい話はやめよう
君を笑わせよう
燦々とした君と
過ごす時間
短くても
なくすことはできない時間
いつも大丈 ....
{引用=(𝘭𝘦𝘵𝘵𝘦 𝘳)
ユウヒはとてもかわい よね さいきんなにしてすごしてる の ぼくはさいきん読みものしてる さいしょはわから なくて しらないことが少しずつわかるようになると これまでそう ....
冷蔵庫を開けると
あなたが中にいた
わたしと同じ話をするので
イカを取ってもらった
里芋と煮る
母に教わったとおりに作る
調味料の分量は
いつも適当でその度に
味付けが変わった ....
刑というのは
行動の制限が多いんだと
つまり閉じ込めちゃうんですわ
ところで僕
もう生命の最小単位
どこにも行かない
タンスの自由に意味はない
アル中も自由度は低い
....
恋人が蝶だった、ひらひらと羽搏きながらじゃれ合って、夏のあおぞらへとどこまでもどこまでものぼってゆく、その陽と風と葉はとても明るかった、ぼくはたしかに蝶だった、やがてそれぞれの夏空へと旅立っていってし ....
暮れ泥みに目覚めて
初夏の夕暮れ、残光に
湧き立つ薄紅の大雲
放射状に拡がり在る
眼前 、
あっちこっちと
散り散りばらばら
皆んな皆さん、
娘も息子も別れた妻も
それぞれ ....
自分の周りを
あらゆるものが巡る
当たり前のこと
そう思っているけど
自分が誰かの
景色になっていることは
どうして想像しにくいのだろう
かつての天動説は
都合が良かった
....
ざらついた耳触り、
壮大なるもの
壮大と感じ取る
繊細な素直さを
育て立ち上げる
意志の息遣い 、
自分なんて大したことない
単なる思い出の集積
だからこそ
その奥処に眠り在るも ....
つまらないから
つまらないと言ったまでだ
お前だよ、お前、この包茎野郎!
(天才物理学者 武井戸康明 談)
アソコにも美人不美人がある
pornhubを見てみれば分かる
色といい形とい ....
今日の投稿で1年経ちます
明日から2年目の1日目
三日坊主にならず
365日続けられた
毎日詩を書くということ
また次の1年
続くように
楽しんで書いていきます
読んでくだ ....
とっても有名な蠅なのよ、あたいは。
教科書に載ってるのよ、それも理科じゃなくって
国語なのよ、こ・く・ご!
尾崎一雄っていう、オジンの額の皺に挟まれた
とっても有名な蠅なのよ
....
不安を
見つめる
痛みと共に
生きていく
目をそらすのではなく
そう
思う
心音は
今ここで
未来への種を
つないでいる
痛く痛い
痛みを
ノドの深奥の言葉にして
ひねり出 ....
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