くるしさの味って何だろう
口に含んだ土の味
とても苦い薬の味
鉄の塊をかじった味
海をぐっと飲んだ味

たのしさの味はきっとはちみつや熟した果実
こっちはすぐにわかる

そもそもくる ....
肌がチリチリと泡立つ
  
       “迫っている”

 危険に囲まれて
 墓場にいる気分

気配を耳で聴いている


 ー 怖いか? ー

沈黙が問う

   ー 怖 ....
建物が殺されるとき
染みついた生活の影が溢れ出して
まるで血のようだ

建物が殺されるとき
流れる血を拭うこともできないで
人の手によって
効率的に殺されていく

そんな彼らに惹かれ ....
俺も、世の中に興味がないし
世の中も、俺に興味がない
俺も誰が死のうが、別にいいし
誰も俺が死のうが、別にいい
OH これは、愛からの解放か?
OH トンネルを抜けるとそこは、深い闇
ただ ....
碧い絨毯踏み締めて空と海とがひとつになる
流れ往く時間が軟かな日差しに温められて
私の頬を撫でる

私は風になる
汐の薫りを纏う風に

ゆったりと優しく笑う貴方の顔が
私の記憶の奥に忍 ....
定時制高校生にとって憩いの場である図書室で
まだ柔らかな十代の心は凄まじい音を立て壊れた

国語教諭は自身が受け持つ生徒を【救いようのない輩】だと

〝永遠にさようなら〟
同じく嘲笑う図書 ....
白菜の葉についた青虫をそっと手袋をした手のひらに乗せた
ごつい布越しからもわかる赤ちゃん特有のプニプニした触感

そっと地面に下ろしたとたん
待ち構えたように隣の年老いた男性が足で何度も踏みつ ....
蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、
蒔かれる時には卑しいものでも、輝かしいものに復活し、
蒔かれる時には弱いものでも、力強いものに復活するのです。
つまり、自然の命の体が蒔かれ ....
夜中目が覚めた
夢の道中から外れて
雰囲気だけを
鼓動と共に纏って
何かと戦っていたようだ

どんな夢だったか
みるみる失われていく
記憶を拾おうとしても
すり抜けて消えてゆく
何 ....
2008年に入会したサイトでは
ロマンティックな詩を書く詩人が人気で
恋愛詩を書く人はファンが群れていた

現在私が所属しているサイトでは
死や苦悩が描かれている詩が多く
私はついていけな ....
廊下は走るな!
と 、
廊下を走りながら云って居る、
人の無数無数次々と
今日も、何処かで飛行機は堕ち
何百人もの死者の一遍に

 けれども、

廊下は走るな!
と 、
廊下を走 ....
嗚呼、インセル その言葉を聴くのは、怖い
嗚呼、インセル 逆らったら、精神病院
嗚呼、インセル 弱者男性 弱者男性

嗚呼、インセル その言葉を聴くのは、辛い
嗚呼、インセル 逃げ出したら、 ....
気力萎えて 夜の
横顔も暗闇も見えず
風に誘われ風を誘い
揺れて揺らし
ただ微笑みながら

虚脱を眼差す濃密な瞳 、

慄然と立ち上がる
時間を串刺しにし
筋骨隆々と
のた打ち廻 ....
初めての気持ちを
久しぶりに思い出して
少し心逸らして
今更痛さに震える

まだ
消えない
まま
見れない

初めての別れを
久しぶりに思い出して
もう戻れない夜に
今更君の ....
そよ風で編まれた
風の言葉に
連れられて
私の耳は進んでゆく
行く先は分からないまま
雑音混じりに
聞こえる
ここから
静かに静止する
最後まで
たとえ無様な最期であっても
「あ ....
 朝、目が覚めたら、自分のあそこんところで、もぞもぞもぞもぞ動くものがあった。寝たまま、頭だけ起こして目をやると、タオルケットの下で、くねくねくねくね踊りまわるものがあった。まるであのシーツをかぶ .... 生き物として残り時間はもうそう多くない
やっかいなのはいつまで、なのかは誰にもわからないこと
いっそ自分で決めてしまえば楽になるのかしら

喫茶店でクリームソーダを飲みながら
思い出を誰かに ....
さまざまな
自分の欲と
向き合えば
不安の元はここにあるから
放てば満ちるさ



光合成をする
青葉
陽に
透け
足るを知れ私







 ※ 五行歌 ....
遥かな静かさの声に
耳を傾けてみれば

自らが今に在ること、

過去からの行為
今生を貫き頭部へ
滲み拡がり幾重にも 

未来未知へ棚引き入りつ、

静かさの声の尚も遥か
此処 ....
左右の花瓶に生けた
百合の花
花びらの隙間に
ひと雫の涙

もう二度と会えないんだ
花の香りに慰められるのは
僕の方

空っぽの手のひら
重ねる君の手はない

閉じ込めた記憶
 ....
お見舞いを書くのは
ふつう七月か八月だったけど
六月の梅雨どきに
「猛暑の候いかがお過ごしですか」
という葉書を出したら
笑われるだろう

それでもほんとうに
実に暑いから
冷房理で ....
君の横に滑り込んで微笑みを振り撒いた
それなのに君は知らんぷり
窮屈そうに席を立って受付の紙を覗き込む振りしてる
どんなに親しく話しかけても眉間に皺寄せて答えは上の空

どうして伝わらないこ ....
祝いの誕生日

庭に切り殺した 美しい植物をあげる

3歳児の顔で 姉は

うさぎの顔のついたスリッパの方がよいと 駄々をこねる

それは、植物よりも利便性が高いから

それは ....
洗濯機のとなりで
展覧会があった
淡い色だった
人々が行儀よく
並んでいた
わたしも会場に
入りたかったけれど
チケットを
衣服と一緒に
洗濯してしまった
昨夜折った笹舟を ....
取り出した言葉はその人の歴史に裏打ちされた「言語」の上に成り立っているから短詩にすると目立つのだろう。才能ないと気づきわかっている人は文章を書くときは長文にして刃を隠すほうがよろしいのかと思っ .... 初夏はまだ始まったばかりだというのに、早生まれのトンボがもう死んでいる、アスファルトの上にその細い細い機体を傾けて、まだ生きていたかった、みたいに、そのうすいガラスのような透明な羽を、そよ風にかすかに .... そろそろ
楽しかったことだけを
話せたら
そう思っても

ひどい思いをしたこと
愚痴
恨み節
荒れる三回忌
こんなにも執着を遺して

きっと寂しがりやなんだ
逝った人も残された ....
くすりと笑う君の
世界はとっくに
喪失されていたんだね、
気付かずにいた僕を置いて
くすりくっすり ひっそりと
剥き出し硝子窓を震わせ続け
余りに露骨なままそのままに
外界に曝され野晒し ....
(また降りそうになってきよった)



泥酔状態で唄う桜坂 音痴でふざけすぎるけど
黒いネクタイと白いワイシャツが いつもより艶っぽかった
「泣きそうになったわ」と あとで口にした
その ....
昨日から怒っていた

珍しく怒りが収まらなかった

なので

タロット占いに行った

占師の見立て通りの三ヶ月間だったことが

背中を押した



占いへ行ったきっかけ ....
森田拓也さんのおすすめリスト(732)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
く_る_し_み- 馬後の竹 ...自由詩325-6-25
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