都会にポッカリと空き地
照らすのは日の出から
カンカンぎりぎりと草原に
射し込めてこの爽やかさ
今日という日の 日日草
翳りだけ待たされて
鼻先につん!とくる
風は明日を感じさせない ....
体に良いと信じて飲み続けた「機能性表示食品」のサプリメント
実は体に悪いとは知らずにコレステロールどころか腎機能まで下げた
「こんなはずはなかった」
健康には人一倍関心を持ち安全性も確認して飲ん ....
オレンジのバイクに乗ってぼたん雪革の手袋悴む手足
悴む手そんなもんだとやり過ごす早春バイク舐めてはいけぬ
親子供皆んな揃って鯉のぼり田んぼに映る一つの家族
炬燵出す心のどこか片隅に
あたらしいバイクの走る冬の街
猫座る手編みのかごのお正月
クロネコのトラック明日はクリスマス
偶然を必然としてポインセチア
冬鳥の鳴く樹 ....
妄想と現実の境目が分からなくなる
幻聴の最中
背中を叩いて話しかけてくれれば
誰だか分かるのに
初めからこうだったみたいに
自分に取り憑いた亡霊のように
肩が重い
頭が重い
そして ....
頼まれて詩を書ける人が詩人なら頼まれて感想書ける人は感想人なのか。どうでもいい。ただ他者のコメントで人生が変わることもあるとすると他者と違って、詩人は影響を受けること与えることが怖いのだろう。
....
午前四時のまだ薄暗い横断歩道で手をふった。
いつもすれ違う同じ配達仲間のお兄さんがバイクでやって来たからだ。
お兄さんとは言っても一廻りくらい年下のおじさんだ。
信号で、鉢合わせに止まったの ....
ぽつん ぽつん
また ぽつん
雨だれ一滴、また一滴
通り過ぎるもの、落ち響き
消え入りながら終わること無く
響き落とし増幅し
皆々方と外れ重なり
すっと音信絶える
かと想 ....
『英米故事伝説辞典』で、「handkerchief」の項目を読んでいると、こんな話が載っていた。「ハンカチの形はいろいろあったが、四角になったのは、気まぐれ者の Marie Antoinette 王妃 ....
推理してはいけない
かんがえごとはいけない
私には向いていない
言葉
手紙、でんわ、会話、メモ
余韻が大切
つめこみ過ぎではよくない
あくびして弥生私は入院中 高野 ....
ときどき船になる
ただ流されるだけの
木の葉ではなくて
川を下る船になる
くぐった橋を数えるだけの
泡ぶくではなくて
時を忘れた船になる
舳先にとまったユリカモメ ....
ドクダミの白波の如く群生す
今朝も未だくちなしの花白きまま
青葡萄初生り{ルビ十房=とふさ}に懸けにけり
切れ味のよき花挟夏の{ルビ畑=はた}
波立つ白い羽衣
光に透けて溶ける夢
身を投げ出して泣く赤子のように
純粋に残酷なほど無邪気に柔らかな刃で胸奥深く抉る
それはいつか視た予感
どこか遠くで耳にした詩(うた)
魘されて目覚 ....
勿論クリエーターにもご両親はいるわけなのに
仕事でこんつきて言葉のなかから飛び出せない
誰も助けてくれない世界で忘れてしまっている
自分の軌跡は何かで消され自分が何者であったかを
他人 ....
眩しかったのはいつの頃か
あなたは
いつも笑顔だった
あなたの
小さくなっていく
その光は
音も立てずに
落ちていく
閉ざされたドアを叩き続ける
時の迷路を
ずっとさまよっ ....
きみはとても素晴らしいから
ないとわたしは生きていけない
でももし映しすぎたら
往復しすぎた嘘も、人の喧噪も、乾いた鼻歌の色も
きれいに見せかけたよごれ
とびっきりの正しい眩しさ
....
私は口論が大嫌いです。
きのうからあしたへ渡る星の道みちびく羊、きょうを忘れて
ポチ連れて右に折れたら夏館
入道雲白いもくもく幼き日
本好きの少年となってハンモック
....
蒼風薫 2021.7.7
七月の猫に大好きと言ってみる
かくれんぼニコンの中の君の虹
薫風や君のバイクのエンジン音
僕の場所猫に譲った夏の椅子
ジャスミンと葉擦れと君 ....
灰色で ひとりぼっちの 優しい歌が
聞こえるのは 何処か
その花の咲く 遠い星の向こうに
春のような一日が明るく過ぎ果てた後、
もう雪が燃えている。
海のように碧いその翳は 喘えぎながら ....
体がほんわかあったかい
体をさする風も柔らかく長く伸び生えた草を靡かせる
泥川の表面も袈裟のように皺を寄せては白く輝き
身を乗り出し目を凝らさない限りさも美しき川にみえる
小さき鳥らしき影は足 ....
何でここまで生きづらい人生
何でこんなに行きづらいルート
最近よく心に雨が降っている
心の中で傘を持っている人は一人もいないみたいだ
だからどこか建物の中に入ろう
そろそろ止む頃
....
お年寄りのなんと生き生きしていることか
なんか
吸われてる気がする~
僕のなんと悲しそうなことか
吸わなければ
若いエキスを
どこかから
声がする
あきらメロン
....
見よう見まねでお好み焼きを焼いている
ぎこちない手つきで箸を握る人
きっと月の裏側から来た人だろう
そこは聖地でオリーブの実を照らす
Tintarella di Luna ....
不感症を目撃して
この頃、私はロックそのものと化したと感じる。なんて酷いグチャグチャな闇なのだ。
もう分かることなんて何一つない。
この世界で私はもうあの頃には戻れない気がする。今日も吸い取 ....
堀辰雄の『芥川龍之介論』は、単なる文芸評論ではない。それは、芥川を通して自身の魂を透かし見る鏡であり、批評行為そのものが自己探求の営為であることを告げる、文学的内省の書である。堀は冒頭で「批評するこ ....
きみの丸顔、
白玉団子、
笑うと、目が細くなる、
とぉーっても甘そうな、
白玉お団子、
角がないから、
まあるくなれて、
角がないから、
まあるくさせる、
その口は、
けっして人の ....
時を迎ふる浜辺に佇み 、
息する脳髄の気の出入りに
微妙な音響輪郭の手触り
時と交わりいく魂の波音
遠い過去から打ち寄せて
ぐるり未来未知から響き来る
射し込む ....
嘘を吐くな
正直に生きろ
と親から言われてきたけれど
詩の中では
ウソついてもいいよね
だって気持ちはほんとうだから
ウソみたいな詩の中に
....
機械仕掛けの月が
地球上を監視する
人間に支配された月
馬はAI搭載の義足をつけられ
プログラミングどおりの
目的地へ走らされた
爆弾を背負って
馬が爆ぜる前に
爆弾を取り除くには
....
森田拓也さんのおすすめリスト
(486)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日日草
-
洗貝新
自由詩
6*
25-6-5
健康の悲劇
-
栗栖真理 ...
自由詩
1
25-6-5
悔やんでるHonda_Jazz
-
キャサリ ...
短歌
1*
25-6-5
鯉のぼり
-
キャサリ ...
短歌
2*
25-6-5
憧憬通信_2021春____蒼風薫____
-
梅昆布茶 ...
自由詩
9
25-6-4
筋肉
-
sonano
自由詩
6*
25-6-4
詩人
-
足立らど ...
散文(批評 ...
2*
25-6-4
詩で人生を語らず
-
洗貝新
散文(批評 ...
5*
25-6-4
まほろば──入梅、夏はじめ
-
ひだかた ...
自由詩
9
25-6-3
STRAWBERRY_HANDKERCHIEFS_FOREV ...
-
田中宏輔
自由詩
10*
25-6-2
すみれ日記2022.4.22________________ ...
-
梅昆布茶 ...
自由詩
11
25-5-31
船になる
-
夏井椋也
自由詩
15
25-5-31
瑞々しい六月を詠む
-
けいこ
俳句
6*
25-5-31
prière
-
栗栖真理 ...
自由詩
4*
25-5-30
クリエイティブでなくても鉄のレールを走る電車なりに装飾がある
-
足立らど ...
自由詩
5*
25-5-30
キセキ
-
海
自由詩
14*
25-5-30
めがね
-
唐草フウ
自由詩
13*
25-5-30
2022.6.10_____________________ ...
-
梅昆布茶 ...
自由詩
7
25-5-29
叙情文芸180号俳句
-
梅昆布茶 ...
俳句
7
25-5-29
”まほろば”の歌
-
ハァモニ ...
自由詩
3*
25-5-29
鴨川
-
栗栖真理 ...
自由詩
7*
25-5-29
この頃
-
sonano
自由詩
5
25-5-29
エナジードレイン、あるいは詩人
-
りゅうさ ...
自由詩
4*
25-5-29
_スパゲティナポリタン「Tintarella_di_Luna ...
-
洗貝新
自由詩
11*
25-5-29
ロックショート
-
陽向(2 ...
自由詩
7*
25-5-28
精神の解剖としての批評──堀辰雄『芥川龍之介論』を読む
-
大町綾音
散文(批評 ...
2+*
25-5-28
白玉お団子
-
本田憲嵩
自由詩
9
25-5-27
Every_Breaking_Wave
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-5-27
ウソッキー
-
おやすみ
自由詩
6
25-5-26
月と馬
-
海
自由詩
4*
25-5-26
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17