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真白く波打ち
降って来る
後から後から
降って来る
もう無数の花びら
降って来る

葉桜に近付く桜の大樹、
夜通し自らの実り散らし
花は花びら 時の空隙埋め
ひたすら花吹雪舞わせ続 ....
南方より吹き荒れる風に
灰の雲たち トグロ巻き
揺れなびく 樹木の群れ

而して、然り

不動の糸杉 帰属先欠き
泰然と独り 深緑の壁、

築き、響かせ、天を突き
ゆだねあかす
ときのながれに
ずんとしずみ
ふんといきる

その場に座り込み
明けた空 臨めば
今日も無力、
と書いてある
脱力して
ふぅと息吐き
なんていうことない
落ち葉の ....
軽やかな青、
白雲の残影に流し込まれ
この朝の始まりを告げる

僕はてくてく歩く歩く、
あちこちに
白い、赤い、紫の
花たち 咲き誇り
この春の豊穣な世界
輝き出る光に
明けて、開 ....
脆くも崩れる
未来、
ただ恐怖だけ
在り、

古い夢に目覚めて

終わり 始まり
結び付く地点、

僕たち、始める きっときっと、新たに
濃密な青を流し込み
暮れゆく空を
眼差し見つめながら
僕は想う

この夕べに舞う天使たちを
この世界の奥深く躍動する神々を

でも、僕は
貴女たちに達していない
未だ全く
ただそ ....
曇天のど真ん中、
あははと笑う
お爺さん
を見た

大きな眼 ギョロッと
大きな鼻 クワッと

迫る、セマル
漆黒のウネリ

コンビニの脇で
ホットコーヒー片手に

ひとり ....
里は何処だ?
此処は何処だ?

内の暗い闇、
ふと 揺らぐ
病みながら高揚し
ゆっくり燃えて



外は内から現れ
内は外に在り
内なる貴女は
外なる貴女
高貴な残酷な、 ....
じんじん 痛む眼だ、今日は

曇天に陽射し 明るみ
時はチクタクチクタク

神経障害にて冷え切る肉、手のひら
手袋被せうずくまる、道の途中

澄んで綺麗な女の人、通り過ぎ
眼を奪われ ....
棕梠の大木の許、
人人人 集い
歌に、聴き入る

午前三時、
天使が大地蹴る頃

その喉の震え
その声の旋律
その声の響き
意味 只 其処に
立ち現れ 在り

響き歌い歌 ....
陽射し、丘の頂を赤々と染め
優しく柔らかに降り注ぎ
雲たち、陽に照らされ
丘の上に漂っている

花々、紅潮した頬を光にかざし
霊の勝利を謳う七色の虹に合一し
地上を希求する光を護衛のよう ....
朝の
心の空虚を
降り続ける雨、
振り解いていく
断続的に冷やして
冷やして沈めていき

街道は霞がかり
車は通らない、日曜日
無数の傘、揺れる
葉桜に近付いた季節の推移
それで ....
響き鳴るか、
歌い成るか、
瞬間、瞬間
新たに新たに
生まれたての
生々しさに

夏に雨降り海を泳ぐ泳ぐ イルカのように

響き歌うか、
鳴り響くか、
瞬間、瞬間

知覚し即 ....
赤々と艶やかな大輪の花を
呪い殺すように歌い千切って
淡い光跡を残し貴女は沈む
深く澄んだ泉の底へ
こんこんと湧き出る清水、
あらゆる幻想を溺れさせ

なにが訪れたのだろうか
なにが到 ....
あなたの瞳のなかの星たち 
風に吹かれ風に瞬き輝いて
毎晩わたしは眠りの底にて
貴女たちに逢い宿りに行く

其処には
無限のたゆたい
在り
風に吹かれて
うねりたゆたいやすらぐ
時 ....
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸を
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きに
身を委ねて

沈み込む虚脱は
苦痛の肉体と共
忍耐を背負 ....
規定された意味、剥げ落ち
只、眼差しだけ 無数光る

呻いているのだ、
唸っているのだ、

あるものあるものの眼
それら在る内面の核心



便所にて宇宙数える私は 内へ内へ
 ....
円と三角、接合する
爆弾抱え俺は此処まで来た
なんていうことはないんだよ
連なる三角、睥睨する円

時間の大河は河口に注ぎ
輝く大洋としばし押し問答しながら
呑まれていく呑まれていく、
 ....
粘りつきたわみしなる
巨大なうねり最小の渦

力動は只在り
在るは只力動

湾曲しながら黒々と紡がれ
静かさに浸されていく意味

無意味と無根拠の形造る地平に
盛んに呼応し合う響き ....
何処にも行き着くことはなく
そっと明かりを灯すように
静かに確かに歩んでいる
過程にのみ意味浮かび
繋ぐ意味に花咲き開く
そんなひたむきな営みを
ただただ静かに晒している

(目眩くよ ....
波は打ち寄せ
天涯孤独、
同心円形に
後光射し、
砂地に横走る
蟹の赤々、
虚ろな声の
喉は引き裂かれ

青い 深く青い空 只ひろがり
僕は泣いて笑って喚いて しずまり

輝く ....
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使、

寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変え

足早に石灰岩の舞台に水を打ち
去り逝く人々の孤独を聴き取る。

 独り独りの限界と可能 ....
安らいでいる
昨夜の疼痛発作、
嘘のように
安らいでいる

街は今、彩り豊かな遠景
浮き上がり消える美の残照
時は静止し息を潜め
奥まる意識に桜の花、
散らす はらはらと

はら ....
項垂れた様子で
貴女が放つ色彩は
赤 青 灰
項、硬直し
瞑る眼の相貌、
ただ 沈黙

内部へと
折り重ねられた翼、
貴女の名を呼んで
一瞬に開ける光景、
貪り呑み込み羽ばたく
 ....
とっくに燃え尽きた私の夢、

桜の花々白く白く青空に映え
その下を忙しく歩き過ぎる人

わたしとあなたは
ばらばらに進みながら、
一つの目的地を共に切り開いている

私たちが生きる、 ....
仄かな熱、
三本の柱、
絶えず声、

生きるために生きる
のなら、
進み化けるために

ノイズまみれの生から
溢れ出す 垂直の瞬間

切断する 時を
この燦々と日曜日、
張り ....
真っ直ぐ容赦なく進む時間に
春、桜の花 絢爛に舞う

花道、進み全身を浸せば
不思議なくらい、
瞬間 瞬間 現れ出て

花吹雪はいずれ
私という存在に垂直に降り
時間という緩慢な容赦 ....
薔薇の蕾
キャベツの穴、

覗いたら

何か蠢いた

卵の殼割れ ドロッと
己の内、深く高く沈み跳躍し

たましい 見つけた、


初恋、告白した雨降りの あの日のように
 ....
なんにもない
不安もなければ恐怖もない
絶望もなければ希望もない
ただただ熱持ち静か高揚し
均衡にゆらゆら揺れている

)根差す処は決して無く
)今にも開ける湧水大地
)一瞬に覗く光景 ....
淡々 降り続ける雨、朝の
しずかさ 穿ち
すぅと冷気孕み
規則正しく輪を広げる路面の水溜まり
いくつも、いくつも 遠去かり近づき

急ぎ歩く人、また人

揺れる傘の群れから水滴は落ち
 ....
田中宏輔さんのひだかたけしさんおすすめリスト(1942)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花吹雪- ひだかた ...自由詩6*23-3-30
糸杉- ひだかた ...自由詩423-3-29
深く大きな森の前にて(改訂)- ひだかた ...自由詩423-3-29
この朝に- ひだかた ...自由詩323-3-29
古い夢- ひだかた ...自由詩3*23-3-28
天使たちよ、神々よ~この夕べに(改訂)- ひだかた ...自由詩4*23-3-28
ラザルス*- ひだかた ...自由詩4*23-3-27
貴女- ひだかた ...自由詩3*23-3-27
異邦の人- ひだかた ...自由詩423-3-27
この声に_ほら_その声に- ひだかた ...自由詩4*23-3-26
世界という光景- ひだかた ...自由詩6*23-3-26
雨の日曜日に- ひだかた ...自由詩423-3-26
夜想37〇瞬間- ひだかた ...自由詩3*23-3-25
幻想の庭(改訂)- ひだかた ...自由詩4*23-3-25
あなた、貴女たち- ひだかた ...自由詩4*23-3-24
とうめいに_すみわたる(改訂)- ひだかた ...自由詩11*23-3-24
夜想37〇眼差し- ひだかた ...自由詩4*23-3-23
爆弾- ひだかた ...自由詩323-3-23
夜想36〇声- ひだかた ...自由詩323-3-22
永遠(改訂)- ひだかた ...自由詩523-3-22
根なし草のうた- ひだかた ...自由詩423-3-21
使命(改訂)- ひだかた ...自由詩2*23-3-21
安らぎの時- ひだかた ...自由詩6*23-3-21
シンカ- ひだかた ...自由詩223-3-20
夢と未知- ひだかた ...自由詩6*23-3-20
捧げる。- ひだかた ...自由詩3*23-3-19
桜の花舞うこの時に- ひだかた ...自由詩6*23-3-19
たましい- ひだかた ...自由詩323-3-18
間借り人- ひだかた ...自由詩2*23-3-18
雨の土曜日- ひだかた ...自由詩7*23-3-18

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