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暗闇だった空に
朝陽が昇り
次第に青く
深く色付いて
あるものあるもの
なにもかも
ただかがやき
浮き彫りにされ
今に在り始める時 、
わたしと云う存在は
またこの世界に
一とし ....
りんりんりん
それは 銀の
水脈です
ぴちゃぴちゃと
舌舐めずりすらするのです
放埒不自由な魂を
喰ってやる呑んでやると
魂の大河 静かさに
瞑目すればするほどに
意識の奥の光源から ....
自らの生存に絶望し
絶望し恐怖し忍耐し
朗らかに笑いながら
明らかな意識を持つ
これが最期と新年迎え
漆黒の魔手 、
今宵にもまた戻り来るか
棺に収められ蹲りながらも
貴女達は ....
涙はあふれ続けた 故人の眼から
森林はすっかり裸木の群れ、
冬空の青 木立の隙間から透かし彫りに
人間性から堕落し仲間を蹴落とし
自分自身の自由意志すら断念しても生き抜き
詫びても詫び切れず ....
燃える 、
燃える光源を
じっと見入れば
黄金の輪郭くっきりと
内なる思考のうねり
深々感じ取り直に観る
瞬間、瞬間
繋ぎ時をなす
近づく肉の終わり
いよいよ漲る魂の
自由であるこ ....
夜中にはたと目覚め 妙な異和感
何か重たい記憶を背負った様に
ふっと気付く 、深々と
どこかにいた
今まで俺は確かに何処かに居た
想い ずんと
落ち来る如く
沸き起こる
け ....
向こう林立する樹木の暗闇から手前こちら、
苔生す巨岩の平らかな頂きに
絶えず大量に溢れ流れる水がある
そうして溢れ流れるこの水の内に
絶えず脈打ちうねり律動スル力、
水の溢れ流れの大 ....
夜毎共に花火を打ち上げても
君には何も残らなった
陽の照る最中に降り注ぐ雨
純白の光に崩折れてしまえば
眼前を直進スル白骨の隊列
死の影を引き摺りながら
いつも不思議と明るかった君、
....
官能愛の慟哭より
いと高き愛の音 、
しゃらら しゃららら
鳴る言の葉の
荒ぶるなり
肉の死して
続く宇宙の鼓動
肉を貫き
流れる河が 在る
一時の 安らぎの座椅子にて
瞑目する意識の視界の奥処から、
声がする
鈴打つ声々
脳髄に意識に響く
思考イキモノ 、
静かに波打ちうねり
銀の粒子無数に躍り
律動の言葉の声 ....
灰白に濡れ光り筋立つ
幾つもの鍾乳石に這いつくばり
辿り進んでいるうち何時しか女が道連れに
ニコッともせず先をいく女の
その剥き出しの背骨の
やはり筋立ち浮き動くを見入る内に
脊椎の筋 ....
すべて商品消費物として呑み込まれいく
私の私たちの声は哀しみは何処へいくのか
三人死ねば大変だが、三百人死ねば計算の内だ
この時流を打ち破っていく強さ強度持たねば
私は私たちは只々死 ....
この混沌の廃墟の
愛の 自由の
また肉身の
はるかにその
とおくみなもと
絶滅のあとの浜辺へ
ひらたく置かれ置く
一枚の板
寄せては引く波に
洗われ続け打ち上げられ
....
直進する時流とは
時に垂直に交差し
慎重に回避して
歩みを異にする
子らのいく
途を進めば
わたしの内に
花が、咲く
咲き開きながら
崩落スル氷河の力
見えざる神聖な
純粋思惟力 ....
さらささらさ 葉群れ揺れ
更待月*の白銀に
空明の水の色に浮き上がり
見つめている 見つめている
さらささらさ眼差され
風強いこの日曜の朝、
私の身体は果てを失い
セブンイレブン ....
金星 とっくに沈み
天使の風 吹き抜ける
この夜闇にして、
私より先に
思考力動の躍り
在ること 、
私の脳髄を使い
脳髄の向こう
思考スル声々、
自らの内に絶えず響き残 ....
自分が母親にフライパンで炒められ続ける
悪夢を繰り返し繰り返し観させられ続けて
遂に自分を自分で傷め罰し始め続ける
少女の右腕はパンパンに膨れ上がり
自ら罪を犯したのでは無く
母親から罰 ....
花を、置く
崩落スル氷河の力
自らの内に働くを
直に観入り、
自らの肉体の
死を破滅を破壊を
見据えながら 、
無数の他者へと分裂していく
この四分五裂手前の私なるもの、
貴 ....
吹く風の光を乗せ
光を掻き混ぜながら
在るもののカタチを造り
また崩しては吹き抜け
ふっと今日も路傍に 石
、あの日 高さの緊張から見入った闇の深さ
、観識る肉体を破滅破壊スル赤裸 ....
診断の後の朝
くもり空の下に
駅へと足早に歩む
ひとひとひと
吹き付ける寒風、
在る者の輪郭を
もはや形造らず
一群れの隊列を
容赦なく凍らせ
吹き抜けていく
改札を潜れば
....
千里の浜の渚に寄り添い
ひとりの人が海原をひらいた
開くべくもなく海の紺碧を開き
巨大な炎の渦を渚に打ち上げ果てた
浜辺の人々は息を呑み足をとどめて
巨大な炎の渦が減速し窪みゆく一処 ....
目隠しされた灯りの下
踊り明かすしか無い私たち
昨夜も今夜もまた明日も
蒼白い腹うねらせ続ける夜に 、
たれか自らの痛苦の肉身超え
内なる魂が担うもの 掲げ得るか
☆
....
朝のアスファルトに
鋭角に切り込む境界線、
若人の軽やかな足取り
屈曲した老人の背筋
鮮やか明暗二分し、
道端の名もなき花に蝶、
ゆらりひらり舞い降り
光に織り込まれた鱗粉浴びせ
地へ ....
自分というこの私なるもの、
生きた思考力動が自らの活動の
脳髄といういわば鏡に映され
その鏡像に力動の眼が注がれる瞬間、
この私という自己意識が初めて生まれる、
思考力動の主体と ....
今日もしんと快晴なり 、
深々と到来するこの夜明けに
あちこちでボール投げ合う
あの子らの声 木霊して
置き忘れてきた時の狭間
宏大な奥行き只々広がり
既定の時の流れ凍結さ ....
真の詩表現 、
表す人の深き生き様
如実に浮き出す
この事の自覚無き人の
詩表現 、先ず
只の私性次元の感情思惑の垂れ流し
(幾ら美文調で綴る技術担い持ちても)
即ち ....
外側から掴み取ろうとする
と、途端に姿くらます
と思えば ふと、
姿現し挙げ句大笑いし生き生きと
ならば 、
共に直に大笑いし生き生きと内へ
内懐へ入り初めてその力動の
直に ....
《私》と云う、
わたしが
立ち合う
思考スル現を
意識奥深く
じっと眼差し
つつ在るもの、
少しずつ少しずつ
覚悟決め掘削作業進め
光当て照らし出さんとして居る
今の私に 夜な夜な ....
暮れへ向け滑走していく
時を担いながら
この冬日の澄んで
青み濃く天空を染め抜き
吹き抜ける寒風に花々絶え
見知らぬ子らのボール投げし
高々と時空を揺らす
声上げ溌剌と言の葉散ら ....
13・終わりの始まり
ここでこの瞬間にして
自らの思考純粋に作動すれば
思考 もはや自らのものではなく
私と世界を分かつ以前の意志の営み
この生動の恩寵により詩の言葉ふり ....
田中宏輔さんのひだかたけしさんおすすめリスト
(1944)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝の倫理
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-1-4
魂の大河
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-1-3
名無し人、透空はるかに
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-1-2
新年、同じ裸木の森林から(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-1-1
燃焼過程
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-12-31
この年の瀬、意識の真夜中に
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-30
自由への流動
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-12-29
魂のうた
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-28
夜想、河
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-27
思考イキモノ
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-27
女顔と夢観の座椅子
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-12-25
五行歌、メリークリスマス!突き破る無常(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
6*
24-12-24
板*(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
3*
24-12-24
花
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-12-23
この日曜朝の花束_
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-22
詩想、直に観る思考なるもの
-
ひだかた ...
自由詩
3+*
24-12-21
リスカ少女
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-21
詩想、貴女(貴方)へ
-
ひだかた ...
自由詩
5
24-12-21
石と薔薇
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-12-20
鉄鎖の言葉、生者の眼差し
-
ひだかた ...
自由詩
5
24-12-19
ヴァーティゴ*
-
ひだかた ...
自由詩
3*
24-12-18
SOUL・LOVE
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-17
肉身の魂の肉身のー
-
ひだかた ...
自由詩
2
24-12-16
詩想、直観的思考とエゴイズム
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-12-16
こんな日あんな日、またこんな日
-
ひだかた ...
自由詩
5*
24-12-15
詩想、人格としての詩表現
-
ひだかた ...
自由詩
6
24-12-14
詩想、思考というイキモノ・直観的に体験される思考(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
2
24-12-14
詩想、ぶっ壊しや*
-
ひだかた ...
自由詩
5*
24-12-13
熱光_、冬の公園にて
-
ひだかた ...
自由詩
6
24-12-12
詩想、40《『五行歌、13/許容(改訂)』続き》
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-12-11
1
2
3
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