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遠い地平に雨は降る
逃れいく貴女の声に
憧れ募りひざまづく
この世の果て夜の底、
あの深遠な声の淵

人は産まれ生き
去ってはまた産まれ来る
それぞれが自ら造り出した
苛烈な運命を背 ....
一切の耳鳴り幻聴
停止し消えた束の間に
静かさに包まれ
遠き遠かさ
夜闇の底、

 懐かしき声の言ノ葉ヒビキ

未知未来から木霊する。
味わいに
静かさ奥行き
感じる我、
其処に
静かさト遠さ 在りと。


静かさ遠さ、
〉とおさしずかさ〈
今に在ります

これ、微妙な感性の震え

只今捉えがたく一つに在り。
転覆してしまった
砕氷船は
海のど真ん中
沈んでいくよ沈んでいくよ

孔雀と戯れている少女の言う

夜陰の街並みを
大勢の南国の人々
ぞろぞろ歩む一方向に

あれは何?と少女に尋 ....
孤独、

寄る辺なき
魂の

力と化し、

進む

みちは

とおいとおい

ひらかれた
こころ

言祝ぎ

ぼくはいくよ、

とおくとおく。
引き裂き叩き付ける
〉ひたすら進行する時を〈
タタキツケヒキサク垂直瞬間、確かに在りて
光の帯を巻き舞い上がり舞い降りて
漆黒へ降り注ぐ 静やか光の動乱


闇が覆うのだ、
いずれ闇に ....
すってんころりん
こりゃこりゃこりゃ
こんがらがってからまって
待て、待て、待て!
ソレを不断に追いかける


ソレはコレ
コレはソレ
右に伸び行く直線は
ハッと左から還って来る
 ....
仄かに明るいこの冬日
雪は遠くで降っていて
陶然と一陽に木霊する

数千数億の銀河の渦が
降ってくるよなこの今に、

 艶めく若芽の燃え出づる

未知なる時を紡ぎ出し
感覚を越えて ....
清流の透明な
流れ暗い森影に
包まれ やがて岩の間、
大きな青みがかった白魚
うっすらその身くねらせ現れ


宇宙の刻印押され
魂の鳴る
霊性の森は遥か彼方
地球に根付く肉体行使し ....
さっさっさっさっ
とんとんとん
かちゃっ
ぱたん

つうつっ て

ぎょろり

ひゃあ
うっ ぐっ
  とん

とんとんとん
さっささっさっ
きゅぅうう

 ばたん
 ....
煌めき音響
コバルトブルー
響の色彩うねり
艶めき貫流する
冷える肉に
熱、熱を感じ
柔ら鮮やか
意識の開く

ひたすらな静かさのうち
雪降る世の あり
ゆるりとした鼓動のうち
 ....
貴女の瞳の
奥底から湧く光、
わたしを私たらしめる
この世界の根源なす言ノ葉

やわらいで此処を生きる日々、
貴女に近づきゆく行為なりと

 宙空に伸びる細い板橋渡り進む
 眼下には ....
濡れている

重なり合う水滴に
私たち濡れて居る

純白の 間合いヒビキ
哀しみを透明に包み込み

濡れている

透明な火をかざし
水滴の私 水滴の貴女
覗き込む水流の源 泉の ....
無限に向かって
矢を放つ

はらはら
落ち葉の舞い散る最中、

すっとずんと魂の力込め

  *

水である
ただ水で在り
溢れ出る水流
源の力、
泉という無限

   ....
宙空の水の色、
無限のひろがり

それぞれの人生を抱え
街行く人、人、人

無限のひろがり
その微妙に震え降る

誰一人気付く者無く

  *

殺し合い続く、
この世界に ....
夢の入り口で出逢った天使たち
美しい雨音で世界は充ちて

意識の空白を雨が濡らす
今日一日の黄昏に

天使たちの翼に乗って
雨音の響きに入る時、

遠い声が聴こえて来る

遠い声 ....
悲しみが落ちていた
喜びが舞っていた
憂鬱が染み込んだ
恐怖が沸き立ち
不安が揺れていた

風に落ち葉、震え運ばれ 
かさこそ何処とは知らず

時が過ぎていく日々が終わっていく

 ....
垂直歩行、
覚束ぬマデ酔っ払う
ショウガネェナお前、
俺 ほろ酔いにて
魂の眼差し詩想持続し


肉の脳髄の硬直し
相変わらず魂の苦
それでも絶えず
内底の泉から
溢れる形象
 ....
揺れ動かぬ夜の残響、
フシギ
君 自転車コギ
街道沿い光の移動、

青々闇に鎮まる空の雲
縦並び在り もんわり白
よっつみっつ

観入り、

〉体の魂の霊の調和、束の間に掴む私に ....
深緑のウロコ為す
巨きな蛇、
暗い口開き
牙を剥く、
響き為し私に向かい


言の葉、
響きの像の
現実を生きる
現が声鳴ります
時空を引き裂いて
ぽかんぽかん
響きの促すんだ
巨きな深い穴底から
良くなるよ善くなれと
ぽかんぽかんト雨降り続け
きららきらら
きらきらり
葉群れ照り輝き
きららきら
銀の音色に光充ち
木立の緑の協和音
きららきらら
きらきらり

 初冬の太陽
 澄み渡る蒼穹に
 独り毅然と輝き
 地球の ....
まぁるい乳房
天に向け

くねる、

巨大な肢体
白々と

うっすら青み帯びる空間に、

飛び跳ね 沈み静まり返り 飛び立ち
打ち叩く 静かさの暗闇を 打ち刻む

 輪を為す ....
あなたはあなたの途を探り生き
わたしはわたしの途を探り生き
遠くいずれ私たちは合一する
普遍の光の海、
あなたの内にわたしの内に眠り在り


まんなかへ真ん中へ
よせて寄せ来る
波打 ....
無限 道の終わりに
人の光 
言の葉、
ふるふる
ふるえふる


スッテンコロリンわらっちゃうな
愛娘の眩しい笑顔 瞳の奥の光
ふっと浮かび観る瞬間、
心に魂に刻み込み
スッテン ....
静謐の夜を穿つ
透明な明滅、
哀しみ苦の在る処を示し
沸き立ち 立ち消え 沸き立ち

 無常の相、

冷える夜底をひっそり
移動していく影
根なし草 根付く
一握の目的落とし込み
 ....
無限の残響、無限のザワメキ、無限の打刻

  うっすらおおいかがやきひろがり

 どこまでも青く澄んだ大河の流れに
 今、
 巨大に押し出され氷河の雪崩れ落ちる

無機物群れ一気襲い来 ....
夕べの森に雨が降る
時の分節を知らぬまま
ひたすらひたすら
雨が降る

濡れゆく樹木の
群れなすざわめき
震え沸き立ち
おどろ淋しく
おどろ哀しく
深い深い闇に抜け

いずれ夜 ....
つまびらかなあざやかな
その声の残響の終い震え
君の眩い一瞬の微笑み、
なんて美しんだろ
永久なるヒビキ


あなたなぜ意味を求めるの?
僕の言うことに意味無いよ、
ただ喉頭のヒビキ ....
創り壊されゆく
光の断片を繋ぎ合わせ
響の原野に祈った

 暗がりから白手が伸び
 祈りのカタチすら崩していく 

後腐れのないお別れ 転がる骸
何度も、何度でも繰り返し

哀しみ ....
田中宏輔さんのひだかたけしさんおすすめリスト(1942)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
声の淵- ひだかた ...自由詩323-11-28
詩想40〇声のヒビキ- ひだかた ...自由詩323-11-27
詩想39〇しずかさとおさ、五行歌借り- ひだかた ...自由詩423-11-26
深紅のスカート- ひだかた ...自由詩6*23-11-26
言祝ぎ- ひだかた ...自由詩3*23-11-26
詩想38〇前提としての〈死〉に_五行歌、借り*(改訂)- ひだかた ...自由詩323-11-25
詩想37、五行歌借り(改訂)- ひだかた ...自由詩323-11-24
未知- ひだかた ...自由詩3*23-11-24
意識の光景9、五行歌借り(改訂)- ひだかた ...自由詩323-11-23
無のうた- ひだかた ...自由詩3*23-11-23
無限の眼(新訂)- ひだかた ...自由詩4*23-11-22
この夜の断章3- ひだかた ...自由詩423-11-21
源流- ひだかた ...自由詩2*23-11-20
五行歌、無限鳴る泉に〇水と泉- ひだかた ...自由詩323-11-19
詩想36- ひだかた ...自由詩323-11-19
黄昏の天使たち- ひだかた ...自由詩323-11-19
詩想35〇魂のうた- ひだかた ...自由詩2*23-11-18
詩想34- ひだかた ...自由詩3*23-11-17
この夜の断章2- ひだかた ...自由詩523-11-17
五行歌、白夜無2- ひだかた ...自由詩4*23-11-16
五行歌、白夜無(改訂)- ひだかた ...自由詩223-11-16
葉群れのうた(改訂)- ひだかた ...自由詩223-11-16
意識の光景8(改訂)- ひだかた ...自由詩223-11-15
五行歌、ヒカリ2- ひだかた ...自由詩223-11-14
五行歌、ヒカリ- ひだかた ...自由詩5*23-11-14
この夜の断章- ひだかた ...自由詩523-11-13
詩想33- ひだかた ...自由詩523-11-13
意識の光景7- ひだかた ...自由詩3*23-11-13
五行歌、響の原野にて- ひだかた ...自由詩4*23-11-12
光(新訂)- ひだかた ...自由詩323-11-12

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