田中恭平 newさま
コメント拝読しました。
長文何度も読み返しました。

それで.....田中修子という名前ですが
その名前を呼んでも
もういっさいの返事はないというそういう名前です。
 ....
芝居観て朝顔市や万太郎

この風とバルコニーはいま猫のもの

父さんの歯のない笑い百日紅

キッチンの椅子は三脚センダック

六歳の背丈の君の夕焼雲
今日もまた庭の掃除に時間使う木々の生きてる声に聴き入る

テレビ欄似た番組が多くあり視聴率合戦繰り広げられ

大雪を降らす寒波は来なかった雨だけが降り寒い一日

年明けて時の流れが加速して ....
家の窓の中にいると
そこが家の眼だということを
うっかり忘れそうになる
薄いカーテンを開け放ち
風を出迎えると
人の眼も
家の眼も
まばたきする
季節のかわりめに
少し驚くようにして ....
真夜中、夜の川
川面に突き出た瀬岩を
{ルビ躱=かわ}しかわしながら
ぼくの死体が流れていく
足裏をくすぐる魚たち
手に、肩に、脇に、背に、尻に
触れては離れ、触れては離 ....
太陽が創り出す
光の道が伸びていく
自分が進む道が
わかりやすく光って見える
迷うこともなく前進出来る

太陽はいつも側にいる
雨の日は見えないけれど
見えないだけで側にいる

光 ....
横断歩道の上の白線は
決して真っ白であったためしがありません。
必ず、幾多の轍が、靴の踏み跡が刻印されています。
もしも、真っ白な白線がひかれていたなら
ぼくは、その上を這って渡りましょ ....
卵がない
と言うのとまったく同じ重たさで
愛してない
と言う
君は
軽やかに靴を脱いで
眠りはじめる
鳥たちは
詩の滅亡、と言う
巣の作りかたを忘れてしまって
帰る場所がないの ....
自称詩人から
発せられた自称詩が
風に飛び宙を舞って
どこか自称詩人から
ずっと遠いところで
自称詩単独で成立するもんじゃねえんだよ
自称詩は何処まで行っても
自称詩人から切り離されはし ....
大江健三郎が死んでも
誰も何にも言わないからさ
マジで自称詩投稿サイトだと
再認識させられたけどよ
まあ、一応飼育、死者の奢り、芽むしり仔撃ち
性的人間ぐらいまでは
かなり熱心な読者だった ....
「自称詩人」「自称詩」とはインパクトのある言葉です。
この自称詩人、自称詩、という言葉自体、詩のように多義的かも知れません。
まず「自称」の前に
何を持って詩人、詩というのか。それが正解ではない ....
そしたら
遠まわりをして、
ゆっくりと忘れていこう

したことのすべて、
思ったことのすべて、
何度でもおなじふうにするしかない
春のすべてを

すみれ、れんぎょう、えにしだ、は ....
いますこし
あなたのかたわらで
あなたのつくる木陰に
わたしをやすめさせてください

かつて
あなたから遠く
遠くはなれていったわたしを
あなたの幹にもたげさせてくだ ....
基本、自称詩には
どんな言葉も使ってはならないのですが
なかでも世界とか宇宙とかは禁句です
そんな言葉に見合うだけの拡がりは
全くありませんし、とどのつまりは
私、思いつきのまま
それらし ....
 花の時期を過ぎれば気にも止めないでいた
 児童公園の隅にある
 赤茶けて錆びた鉄の 大きな藤棚

 敷かれた石畳に 風雨で変色したコンクリートの
 ベンチ三脚
 ちいさな葉が滴り落ちる  ....
ふたり連れ来たり桜に魅せられて

さくら咲き子に送る荷を詰めにけり
肉片のような桜のような
正義のような快感のような
曖昧な部分を撫でられておとなしく
丸まっては眠る、暁を覚えず

良い毛並みでしょう
美味しいものを食べて
家族の愛に包まれて
あらゆる ....
銀の絃まなうらに響き
吐息に狂う去年の蝶
苦味に触れてくちびる腫らし
ささえ切れずにいのちを散らす

わたしの生は福寿草の見た夢
風にそばだてながら
太陽のパン屑を拾う
土が乾くころ燕 ....
濡れたお客さんの靴が
キュッキュッ、と音を立てている、あちこちで
たくさん売れ残っているコロッケ
棚の照明が消える瞬間を見た

わたしは
いくつ見逃して生きてきた?

死んだ蛙の匂いが ....
とするならば
この世に一切の偶然性はなく
すべて必然性で成り立っていることになる

幸福な生も不遇な生も
安寧な死も悲惨な死も
すべては神の意思で決められ
我等はただその摂理を受け入れ
 ....
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸を
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きに
身を委ねて

沈み込む虚脱は
苦痛の肉体と共
忍耐を背負 ....
わたくしのいのちはたかだかすみれぐさ 行き止まり春の小川の瀬音かな

鶯の鳴き音くっきり藪の中
三月の終わりの憂鬱な雨は、霧をともない、
どこも彼処も乳白色に覆われている

昨日の市街地での買い物は気分のいいものではなく、
どこか店員の疎ましそうな態度に、心を痛めながら帰路に着いた
車 ....
距離を取りたいときに捨てコメントのセリフを載せるのは
勉強の足りないおつむから出てくる感情だけど
詩の世界の領域では逆になると感じたとしても、
それにしても個人としては人間性を疑う。

それ ....
貧しくても陽は昇る
と慰められたが
富を握る1%にも陽は昇る
ご来光は闘いだ

「もう武器は造りたくない」
と彼は日記に書いた
書いただけで
今日も陽が暮れた

舗装された道路で
 ....
あの夏が来るね
とつぶやきながら
それはもう
来ないことを知ってる
同じ空じゃないこと
同じ雷雲じゃないこと
同じ夕立じゃないこと
同じ僕たちじゃないこと
あれが初恋ならば
はじけて ....
山下公園まで酔って走る横浜から
恋仲韓国人と観覧車と嬌声があった
霧で出張から帰れない シンママが不機嫌だ
夕食で一緒になった際しゅまいのお返しに
サソリの唐揚げを振る舞ったせいだろう
二十 ....
中原中也について
まず二冊の詩集タイトル、「山羊の歌」も「在りし日の歌」もどちらも
「歌」であると銘打っています。


「〇〇の歌」「〇〇歌」と題された作品が結構あります。
主に「山羊の歌 ....
 六棟の高層マンションが近距離で建つ
 そこに住民の憩いの場として
 児童公園とグラウンドが設けてある

 広場の桜並木には二人掛けのベンチ
 一脚に休憩中の清掃員が一人座っている午後
  ....
マークアーモンドさんのおすすめリスト(746)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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葵橋。- 田中宏輔自由詩15*23-5-8
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白線。- 田中宏輔自由詩11*23-4-24
卵たち- はるな自由詩623-4-23
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春雨詩織- ただのみ ...自由詩3*23-3-25
数えよう- 印あかり自由詩3*23-3-25
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とうめいに_すみわたる(改訂)- ひだかた ...自由詩12*23-3-24
_- るー俳句723-3-24
てくてくと径ゆけば- けい俳句9*23-3-24
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埠頭が不明- 民二郎自由詩123-3-23
中原中也は作詞家の夢をみたか?- 田中教平散文(批評 ...8*23-3-23
春うらら- リリー自由詩4*23-3-23

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