トランプゲーム─


積み重ねたトランプに  積み重なる三角
忽然と消えたのは
レームダック


ハッピーエンドしかゲームには存在しない 救いのないゲームも始められることがすでにハッピ ....
白く切り取られた窓枠を
鋭角の冷たさで打ちつける
無数の横顔が
冬の静脈に溶け込んでゆく

*

血の色をした道標を
ひとつ、ひとつ
指で辿りながら
埋葬した言葉を
ひとつ、ひと ....
暗鬱としたコード進行が
延々ループしながら続く
僕らは没頭しながら従う
次々開ける光景は白昼夢
明るんだり暗んだり
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
君は泳ぎだし
僕を導 ....
海の鉱石は
どこにあるのだろう
潮水
浜辺の砂の中
海底の岩窟
松毬魚の眼球?
独りぼっちのエメラルドグリーン
ずっと見惚れていたいけど
視線は波にさらわれて
浮島の両脚のように ....
無職か引きこもりか
頭イカれた病人の
くっそつまらない
自称詩なんか読んでる暇があったら
youtubeを見よう!

俺最近よく見てるのは
牛の削蹄の動画ね
これがね嵌まると止まんない ....
何もかも
思い出には
したくない
私の今があるのは
あなたのおかげ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
待っていたのは太陽光線を浴び始めた雪の結晶だった
億千の結晶の乱反射が
きら きら、きらと
生き物のように動きながら
わたしひとりの岳人のために
おびただしくひかりは踊っていた

駆り立 ....
気怠い声を
突き刺さる声を
遥かな地平に放ち
失われた故郷からの応答を待つ

懐かしい高曇りの大気の匂いに誘われ
剥き出される異邦の孤独が
両手を広げ帰っていく場所

振り絞るように ....
関西地方では
オ"ピー"コロン株
と放送されるらしい
所謂放送禁止用語だ
しかし、例によって
政見放送だけは
何を言っても大丈夫なので
コロナ問題に関しては
泡沫候 ....
「今夜、付き合ってくれない?」

それ程 
親しい関係じゃ無かった
けれど
それが最初の切っ掛けだった

カウンターに両肘を着いて
トロンとした眼差しを向けて
グラスを傾けながら
 ....
時は傷
   風は闇

虚空に揺れる鞦韆

水の衣装の傾きをたどる手から
   こぼれるやわらかい音符

   三日月の尖端から滴る
         蜜

 (  ( ((波  ....
「かかったらかかったで
その時に考えましょうよ」
いちいち不安がっていては
心が持ちません
感染拡大のテレビは
見すぎないように気をつけましょう
不安も拡大していきます
「正しく恐れる」 ....
僕は無を感じ取る
僕は窓の外を見て 立っていることで
僕は一本のタバコの煙を吐き出そうとしていることで
僕は冬の布団に潜り込むときに
僕は寂しげな音楽を思い浮かべている 
光の午後は渦巻いて
わたしの心は虚脱して
青い青い大空を
のっそりのそり渡っていく

残りの時間の切迫に
わたしはやがて覚悟決め
断崖を滑落する自分を見る

(人生の椅子は失われ
 ....
朝市で良いものばかり見つけ買う買いたい気分にさせる話術

晴れと聞き朝目が覚めて雨だった楽しみだった遠足中止

ランドセル様々な色揃ってる三十年前黒と赤しかない

初夏の風暑すぎず今過ごし ....
二〇一九年三月一日 「考察」


同じ密度で拡散していく。


二〇一九年三月二日 「箴言」


仏に会えば仏になるし、鬼に会えば鬼になる。
ひとはひとと出会って、ひとになる。
 ....
若く美しいモデルもまた画家をみつめている



背景は色彩を分割する役割しか与えられず


一つの静物も足されない



窓からの景色はいつまでもあらわれることなく

 ....
たかがなんて言ってくれるな
そんな精悍な横顔で
辛辣な眼差しを向けてくれる方が
まだこの心は救われる
いがみ合うことで
扉は少しでも開かれるだろうか
この居心地の悪い空間は
なににつなが ....
猛烈な冬の寒波に見舞われた
はるか上空の雪雲のなかで
ひっそりと生まれたのは

ちいさなちいさな
六角柱の結晶たち

雪雲の中を風に吹かれて
上昇したり落下したりと

いろんな雪雲 ....
きみまつとひまより漏れしさゆる月とはず語りの風の音かな

あたらしき年むかふるを言祝げば吉事しけやと小松かざさむ

あらたまの年ふるごとにうつれどもみづ砥く岩に月ぞやどれる

春あさき ....
{引用=まんざら}
空は頬を染め地の温もりを剥ぎ取った
黒々と虚空をかきむしる預言者たち
火を呼び下すこともなく炭化して
瞑る睫毛のように夜を引き寄せる

真昼の夢はいま落日にくべられる
 ....
冬菫インクとなって夕空へ


冬すみれ行き着く先は夕日かな
夕市の瓶きらきらと冬の詩 キッチンに一人っきりの秋思かな


祖母の手がせっせせっせと栗磨く


宵の秋コーヒー淹れて猫の横


まず今日の今を生きたし十三夜


温(あたた)め酒となりの部屋も灯りおり ....
散歩道五月の雨を歩き行けば春のビオラがまだ咲いている うちの仔は地球生まれや冬うらら


オリオンの夢を見てるか猫眠る
雪もよい由なしきっかけあり喧嘩


灯も消えてイブのチャウダー出番なし


魔法なら解かないでくれ冬茜


チャウダーに木の匙そえて二日朝


初雪やダイヤモンドが拾う音

 ....
冬茜二度とチャウダーつくんねえ 缶チューハイ二本で秋意の顔つくる


式部の実きらいだけれど愛してる


トナカイの隣に座るうちの猫


秋の蝶少女のごとくうずくまる


屋根のない自転車置き場冬支度

 ....
秋晴や洗い晒しのキッチンクロス


アールグレイにレモンを添えて午後を飲む


窓辺から隣の芝と草の花


わが猫と明日も在りたし秋の風


はばたいてどこへ帰るか秋のくれ
 ....
マークアーモンドさんのおすすめリスト(804)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
3Χ0- 末下りょ ...自由詩2*22-1-28
冬の雨/夜- ちぇりこ ...自由詩1322-1-27
サウンド&ヴィジョン- ひだかた ...自由詩922-1-27
海の鉱石- 壮佑自由詩11*22-1-27
何で自称詩なんか読んでんだ?お前ら馬鹿じゃねえの?- 花形新次自由詩322-1-26
※五行歌- こしごえ自由詩3*22-1-26
稜線- 山人自由詩10*22-1-26
- ひだかた ...自由詩822-1-25
オメコロン株- 花形新次自由詩122-1-25
思い出のフラれ女- 板谷みき ...自由詩2*22-1-25
揺_曳- 塔野夏子自由詩5*22-1-25
コロナ感染情報- ホカチャ ...自由詩2*22-1-25
冬のオーディオ- 番田 自由詩322-1-25
光の午後は渦巻いて- ひだかた ...自由詩1022-1-24
朝市- 夏川ゆう短歌322-1-24
詩の日めくり_二〇一九年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-1-24
裸婦- 末下りょ ...自由詩8*22-1-24
かげろうだったろうか- 坂本瞳子自由詩2*22-1-24
雪のさだめ- st自由詩822-1-24
冬哥- 藤原絵理 ...短歌122-1-23
記号を嗅ぐ- ただのみ ...自由詩3*22-1-23
冬2- もっぷ俳句521-12-13
- もっぷ俳句421-12-13
しっぽがほしかった- もっぷ俳句521-8-12
すみれ日記- もっぷ短歌221-5-27
屋根のしたの猫- もっぷ俳句221-2-1
屋根のしたの宇宙5- もっぷ俳句320-12-28
菫印- もっぷ俳句220-12-7
屋根のしたの宇宙4- もっぷ俳句420-11-2
風のゆくえ- もっぷ俳句220-10-23

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