七月二十一日 金曜
天氣 晴
起床 五時三〇分
就床 十時二七分

いよ〳〵今日から勤勞奉仕である
七時集合なので早く行く
私達の今日の仕事は芝生を移しかへることと土を運ぶことでし ....
この恐ろしいほどの
時間の無駄使い

無駄使いだけど
ただ無駄なわけではない

一番の贅沢かもしれない
お金も名も無いけれど

この命の
どうしようもない物語

この物 ....
夏が来たら
夏のことを書く
もうそれだけでダメだ
このクソ自称詩人どもが!

猛暑日に18℃設定の部屋で
アレクサに
クリスマスソング特集を
要求している
俺の自閉症の息子を見習え! ....
二〇二一年三月一日 「生きていた火星人」


 ロバート・シルヴァーバーグの『生きていた火星人』を読み終わった。火星人が生きていたことがわかったところで、物語は終わる。主人公の10歳の少年と9歳 ....
ビートルズを初めて聴いた中二の休み時間
直観と感覚が一体化した

直観は向こうの奥底からやって来て
感覚はこちらの世界からやって来て
繋がり共働した

僕はこんなにも自由だ
僕はこんな ....
霞んだ滲んだ奥底から
仄かに姿を現すもの

深い、深い
海の底にいるように

無音のうねり
無音の夜

限りない広がり
限りない響き

忘却と思い出の狭間に立たされて

奥 ....
七月を纏って
汀を歩いてゆく
寄せては返す 透明な波

やがて小さなさびしい桟橋へ
たどりつくだろう
そこから灰色の舟で
向かうだろう
いちばんなつかしい日へ
記憶と予感との ....
 傘を差しても濡れてしまうほど豪雨だったが、今は止んでいる。風は緩やかに吹いて、となりの籾乾燥施設傍の、クルミの小径木に巻き付いた葛の葉が揺れている。ヒヨドリたちが鳴き始めたから雨は当分降らないのかも ....  蝉が破裂しそうに鳴いている。ぐるりと囲むメタセコイアの枝のすべてから鳴き声が降り注ぐ、時々ふっとそれが止むと、夏の日ざしも相まって、ちょっと世界が終わったみたいになる。
 その大きなニュースが ....
僕はモールに入っていたゴンチャという台湾系のお茶の店でミルクティーを飲んでいた。お茶の店というだけあって、冬は普通の温かいお茶を出すのかどうかは、よく知らなかった。昨今の暑さは冷房なしではきつく、午後 .... 私の父は
競馬に入れあげ
家、土地、ありとあらゆる財産を
注ぎ込んでは外れ
終には破産、一家離散に
追い込まれました
両親は離婚、姉は風俗穣
私は高校に行けずパチンコ店店員で
生計を立 ....
おかえり
やってくるものたちよ
君らのことは
昔から知っていた
真っ赤な顔して
小さな手足をぐーぱーしていたころから
思えばそのころ
宇宙のすべてを知っていたはず
だんだん忘れたわけな ....
パブロフの犬扱いを受けている。真上の部屋の女によりてか そして私は
静かに
狂う
小径で すぅと
鬼やんまとすれちがう



ありがとうが
口ぐせの私だが、
礼も過ぎれば
無礼になる
それでもさ



誰もいない
林の陰で ....
銀色のプラットフォームは静かだ
何かが終わってしまったような
白い虚ろな光があたりを満たしている

駅名表示もない 時刻表もない
すべての列車はもう過ぎ去ってしまったのかもしれない
他の乗 ....
二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」


『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ....
手持ち無沙汰に膝にのせ
撫でたのは 猫でなく
ことば以前のなにか
死者からの便りのように
ふとカーテンをはらませて
沸騰する
静けさに
肌をそばだてながら
缶ビールの残りを一気に飲み干 ....
自称詩人が
元首相の身代わりになって
撃たれたなら
元首相にとっても
日本にとっても
自称詩人本人や家族にとっても
どれだけ良かったことだろう
大切な人の命を救いつつ
自称詩人が思い描 ....
彼が銃を撃ったその先にあったものを
思う 存在していた標的と そして
聴衆のかき消されたざわめきの中で
銃の落ちていた路上を
2022年7月9日午後7時10分都心で震度2。無意識世界の時間は曖昧です。
別話で日本列島に棲む生き者には天変事変へ対応できる本能が他地域より鋭かったのになと思う。
令和以前まではね。

** ....
自称詩人の精神構造が
銃撃犯や放火犯と同じなのは確かだ
自称詩人を野放しにしてはならない
奴らはまだ自分達にも何か出来ると考えている
しかし、短ければ半月もしないうちに
自分のやっていること ....
私も変わる でも
変わらない
存在や物事もある
私の涙
宇宙の涙



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
静けさの含み持つ何か 
自らの心落ち着いた時に
期せずしてやって来る何か

過去へ遡行しながら
未来から到来する
未来から到来しながら
過去へ遡行する

胸奥から込み上げ溢れ 溢れ込 ....
指に指の毛が生えていること
永いあいだ、すっかり忘れていた

まだ僕に夢も希望もあったころ
いつかの祖父らと田植えをしたのに
降りていく
夜空の底へ
降りていく
瞼を閉じて
降りていく

やはらかなそこへ
そこなきそこへ
はらはらはらはら舞いながら
やさしいことのは散らしながら

降りていく
宇宙の底 ....
テレビの中で
人々の行き交う雑踏の渦に
少年は独り立ち尽くして
涙をこぼしている

「なんで僕はここにいるの?」

私はテレビの外から
少年に音の無い声で語りかける

「この世界 ....
きみがどう思っているかなんて
考えもしなかった
僕がどう思っているかを
伝えようとして
精一杯だった

もう少しだけ
やさしい人間だったなら
きみの言葉に
耳を傾けることができたなら ....
「高市」発言で精神が折れた

日本を取り巻く現在の状況を把握して

経済のことも真面に捉えて

消費税減税が必要だということを

きちんと理解した上で

積極財政を唱えているのだと ....
夏に咲く美しい花何がある?子に聞かれても花には疎い

マチュピチュに似ている場所が岐阜にある実際に見て似てないような

酷暑避け冷房効いた部屋にいる夜になっても三十度越え

滝巡り冷房より ....
土曜日は海に行ってきた。借り直していたDVDの吸い出し作業がままならないままだったが、僕はでかけた。千葉の某所にあるそのビーチは初めてで、駅前はサーフボードで所々が装飾されたデザインだったので、少 ....
マークアーモンドさんのおすすめリスト(804)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
女學生日記_二十六- TAT散文(批評 ...122-7-27
贅沢な無駄使い- シホ.N自由詩322-7-27
おまえらのダメなところ- 花形新次自由詩122-7-26
詩の日めくり_二〇二一年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-7-25
ビートルズと自由・直観と感覚- ひだかた ...自由詩522-7-24
コンタクト- ひだかた ...自由詩722-7-23
- 塔野夏子自由詩6*22-7-23
強い雨の後の曇天- 山人散文(批評 ...5*22-7-23
メモ- はるな散文(批評 ...322-7-20
夏のひととき- 番田 散文(批評 ...122-7-19
長澤まさみ- 花形新次自由詩122-7-18
金貨- やまうち ...自由詩7*22-7-18
団地いじめ103_01- るー短歌122-7-18
※五行歌_三首「静かに_狂う」- こしごえ自由詩5*22-7-18
銀色のプラットフォーム- 塔野夏子自由詩6*22-7-11
詩の日めくり_二〇二一年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-7-11
純粋遊戯- ただのみ ...自由詩2*22-7-10
自称詩人から変わるチャンスを無にした- 花形新次自由詩222-7-10
要人の死んだ日- 番田 自由詩122-7-10
国際化ってなんだろうとふと思った。- 足立らど ...短歌222-7-9
世界平和のために- 花形新次自由詩222-7-9
※五行歌「宇宙の涙」- こしごえ自由詩3*22-7-8
フルサト- ひだかた ...自由詩8*22-7-7
田植え- クーヘン自由詩10*22-7-7
むおん_ちんもく_むげん_むてい- ひだかた ...自由詩5*22-7-6
約束- 服部 剛自由詩122-7-5
- 花形新次自由詩222-7-4
「高市」発言で精神が折れた- ジム・プ ...自由詩2*22-7-4
- 夏川ゆう短歌122-7-4
海に暑いので出かけた- 番田 散文(批評 ...222-7-4

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