千の陽光が結んでほ
王位を継承したいと言
ころぶ子どもたちの足をまたはらう稲穂
うその曠野を食べなければならない

立ち入り禁止の看板にな
必ずや勝ってみせると言って引
だれの予言なのか ....
次から次へと
湧いてくる
ボウフラ人間こと
自称詩人を皆殺しにした場合
生態系に与える影響は
皆無だということが
判明したので
明日から自称詩人猟が解禁となります
自称詩人一匹駆除する ....
なんにもない
向こうに
何かがある

王国は滅びゆき
魂の故郷は常に輝き

孤立は一掃され
孤独は俊立し

私たちは
ともしびを失った亡命者

脳髄の導火線に火をつけろ
脳 ....
山を越えまた山を越え目的地半年待ちのロールケーキ

遅刻して上司に睨まれ縮まる新入社員遅刻癖ある

片づけは得意不得意あるだろう片づけようの気持ちだけある

広島県大雨警報出続ける不安ばか ....
二〇二〇年十月一日 「みやうち ふみこさん」


『O・ヘンリー名作集』の2作目は「警官と讃美歌」冬は寒いので、なにか悪さをして刑務所に入ろうと、いろいろ努力するホームレスが主人公。どうしても努 ....
荒涼とした
この地に独り立ち
おまえの傷ついた足を洗う

地獄にも似た静寂が辺りを覆い
暴威の呪われた異邦の声が響く

冷えた原色の広がり、渦巻く虚空の闇

おまえは微笑む
い ....
祖父はテレビにかじりつく私の前に踊り出て言った

「ハリーポッター、はりーぽたぽた焼きちゃうの?」

意味が分からなかった

でも最近それが何なのか、ようやく理解できた

私の名字は大 ....
 網膜の裏の貝殻
 打ち寄せるパロールの波面にぬれ……
 一つずつ 拾いながら 麦藁帽の
 汗ばんだ夏の紐を結いなおす
 顔だ それは 男たちの
皇女は嵐を飼っていた
嵐は乳房に纏わっていた

どこからか瑠璃色のヤンマが静かに
目交いにとどまっている

まやかしのような口元が匂う

大路を抜けて山へと折れる道
狂わす水がいざな ....
窓を開け
口笛を吹くと
僕の小さな銀色の飛行船が
やってくる

僕は窓から飛び立つ
菫色の大きなたそがれの下に
輪郭だけになった街が広がる

街の一角から
空に向けて放たれ回るサー ....
気づかずにいて欲しい
わたしが貴女を愛している事を

愛しい人よ
その愛しさに
どれほど苦しみ悩み抜いたかを
知らないでいて欲しい

どこまでも
友だちのままでいたいから

許さ ....
金槌

地図

頭痛
哀しみの大地は驟雨に濡れ
ぽっかり空いた穴を癒して

いずれすべてが終わり
いずれすべてが始まり
刻まれる時に僕ら抗えないなら

ただ奥まり静かに見守っている

時が僕らを変えていく ....
愚か者になりたくはない
愚か者になってしまうのだ

愚か者がここにいる
愚か者がここにいる

愚か者は愚か者で有ることに
気づかずに
愚か者のまま
朝飯
昼飯
夕食

愚か者 ....
彼の生活を、わたしはしらない
だけれど
きっと彼は排泄もせず
星のしずくを飲み
まれに息をするくらいな筈だ
そんな感じで
ネット詩人は生活をするでもなく
人差し指から滲み出る灰色のインク ....
雨が降る夜は
孤独に苛まれる
遠い記憶が寂しさを
呼び起こすのだろうか
訳もなく涙がこぼれる
胸がしめつけられる
月も星も光りを灯さず
暗い空から地面へ向けて
放たれる雨の雫が
悲し ....
シャボン玉とばそ
 
くろい砂漠
ゆっくりと
歩いてきた
  
地平線の向こうには
悲しみのこころ弾けて
馬鹿騒ぎがいつまでもつづく
二十四色の夜景が騒がしいだろうか
それ ....
孤独の輪郭をなぞる
深い峡谷の故郷にて
何処までも透明な湖に沈んでいくように
分離していく、
昼間の震えが嘘のように

ナイフを肉に刺し貫く
ナイフを身に刺し貫く
走る激痛に
深く潜 ....
蛙鳴き田舎の夜は都会とは違う賑やか自然由来の

有名な砂浜がありでも田舎海水浴客多いでも田舎

海辺には工場地帯街汚す大竹市内異様な臭い

温泉に浸かって日々の疲れ取る家の近くの温泉施設
六ヶ月後にアクセスするように書かれてあったサイトにアクセスし、書類をダウンロードしてから、そこに書かれてあった住所に書類を送った。昔一度、同様のプロセスを行ったことがあったような気がして、当時のことを .... 二〇二〇年九月一日 「転移」


『猿の惑星』を書いたピエール・ブールの単行本『ジャングルの耳』が、Amazon で5983円してた。ぼくは、3000円でネット古書店で買った記憶がある。3000 ....
虫たちにほしいまま襲われた肌の老面を
じっくり見るのが懐かしい
つるり、かな
さらり、だろ
ぷにぷに?
いやいや。こりこり

成人の皮膚は聞きとりにくいのだ
にこ毛がおずおず触れあって ....
 なぜこんなきつい仕事を請けてしまうのだろうか?自問自答しながら私は三条市吉ヶ平に車を走らせていた。
 次週に請け負った、二名の宿泊込み歴史の道八十里越道ガイドの仕事であったが、気分はまったく乗らな ....
ことばでは描けない朝に
置き忘れたものがたりみたいに
君に額にスキを落とした
なんて柔らかさが
眩しい光で私が歩く一日を照らすのは
なぜだろう
なんて台詞に疑問符をつけさせないから
 ....
私は不思議でたまらない
土に種を蒔くと
芽が出てくるということが
私は不思議でたまらない
うちのワイフが
私と何十年も付き合っているということが
私は不思議でたまらない
私がこの世に生を ....
  みぞれ雪が 都市に注いで
  ごくすみやかに歌となる
  その疾さで のどがかわいていく
  煙草を 二口 吸う
  毛皮のコートを着て出かける
詩に制限はない
書き方に制限はない

自由しかない
想いのまま
詩というものが生まれる

言葉の雨が降り注ぐ
スムーズに詩の形になる

詩の雑誌を読む
オリジナリティが
光を得 ....
雨が上がった街に
人が通り過ぎる、車が通り過ぎる

僕は窓辺で見ている

にわかに大地が割れるのを
見果てながら
彼らは何処に向かうのだろうかと

 遥かな地平に虹がかかる
 俺は ....
天につばを吐いたら
金の滴が、落ちてきた 
二〇二〇年八月一日 「リハーサル」


 ホラー・アンソロジー『999 狂犬の夏』の4つ目は、トマス・F・モンテルオーニの「リハーサル」舞台で起こる怪異談。といっても、芝居がはけてから起こる出来 ....
マークアーモンドさんのおすすめリスト(777)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いきつ_もどりつ- ふるる自由詩322-6-14
自称詩人を皆殺しにする- 花形新次自由詩122-6-13
何か- ひだかた ...自由詩522-6-13
ロールケーキ- 夏川ゆう短歌222-6-13
詩の日めくり_二〇二〇年十月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-6-13
足を洗う- ひだかた ...自由詩5*22-6-12
ハリーポッター=はりーぽたぽた焼きという風潮- フッカー ...自由詩222-6-12
貝殻- 草野春心自由詩122-6-12
鬼女遠景/石と花- ただのみ ...自由詩4*22-6-11
サーチライト- 塔野夏子自由詩6*22-6-9
優しさの欠片- こたきひ ...自由詩122-6-7
令和4年6月7日(火)- みじんこ自由詩1*22-6-7
自我- ひだかた ...自由詩422-6-7
愚か者- こたきひ ...自由詩422-6-7
ネット詩人A- 山人自由詩8*22-6-7
雨降る夜更けに- 坂本瞳子自由詩1*22-6-6
くろい砂漠のシャボン玉- 秋葉竹自由詩522-6-6
孤独の輪郭- ひだかた ...自由詩3*22-6-6
海辺- 夏川ゆう短歌122-6-6
夜のプロセスと施行- 番田 散文(批評 ...122-6-6
詩の日めくり_二〇二〇年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩16*22-6-6
どどめ色の肌- soft_machine自由詩122-6-5
獣臭- 山人散文(批評 ...4*22-6-5
スキを落とした日- かんな自由詩122-6-4
私は不思議でたまらない- ホカチャ ...自由詩8*22-6-4
みぞれ雪- 草野春心自由詩322-6-4
制限はない- 夏川ゆう自由詩522-6-3
虹の根元- ひだかた ...自由詩622-6-1
ばかもの- 服部 剛自由詩222-5-31
詩の日めくり_二〇二〇年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-5-30

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