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 梅花ははらり、ゆらめいて
 乙女の黒髪染めていく
 鶯は唄を奏で
 陽光は大地を抱き
 春は僕から奪ってゆく
 心ふるわす冬の冷たさと
 微笑んだ彼女を――
 小さな掠り傷だらけの心は
 胸にしまうには息苦しい
 白日へ晒すにはとうてい醜い
 何度もごみ箱に捨てかけた
 なにも感じなくなればいい
 心に{ルビ彩=いろ}などいらない
 その度に悪 ....
 こころはぜんぶ涙の結晶になって
 ころり、ころりと
 私のものから離れてゆく
 私のもとから離れてゆく
 逃げないで
 置いて行かないで
 私だけのものでいて
 こころを忘れたくないか ....
星丘涙さんの中原みのりさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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悪魔の詩- 中原みの ...自由詩317-1-9
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