苦しいときに泣くことは、
 いっぱい、やってきた

 悔しいときに怒ったり、
 羨ましくて妬んだり

 そんなことは
 幾らでも、
 やってきた

 今日も、あの時、
 とって ....
その昔
俺は 宇宙の中を飛び回っていた。
織り姫に懸想して、彦星から追われもし、
白鳥の首根っこも押さえもしたし、
ペテルギュウスのおならも嗅いだ。
オリオンの楯を盗んだり
カシオペアの辺 ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に

明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
君という物語の1ページ目の男を消して俺で埋めたい 初氷新宿駅に向かう足 ひこうき雲で借金の催促 5歳の野原に
少年をひとり
おきざりにしてきた

今も夢に見る
あれは

世界の果てまで
走って行くはずだった真昼

やけるような緑と
汗と言う名の夏が
身体にべったりはりつい ....
まっすぐいったらぶつかるね
でもうまく泳げることがいいことなのかな

ぶつかって泣く君のそばにいる
こたえを知らない私は
できるだけそっと歩いた
二人の部屋を
渇いた湖底を
掠め
渦巻き
通過していく
そんな
低温の吹雪を

窓には無数のひび割れに似た
しばれ模様が張り付いて
空気中の水分は
耳にも
皮膚にも
触れない
喉も乾かして ....
試練というものを神様が私に与えてくださったのだとしたら

私は何としても最後まで笑顔を絶やさずに生きていかねばならぬ

最大の試練はとっくに乗り越えたと思っていたのだが

それでもまだ試練 ....
あれが空教えられずに知っていた赤子の頃から迷うことなく


六歳が翼の折れた雀ひとっつ手のなかで死なせ向き合った冬


そこまでは坂をのぼってゆくんですいまのこの日も胎児の日にも


 ....
この思い出せないものは
おぼろに揺れて
この肌と共に老いていく

老いた幹に
傷が付くと言う事も
その痛みも遠のいて

一見の新芽を褒めては
少し背伸びする若造を
少し微笑みな ....
狼に育てられたポメラニアン、ドーベルマンと闘って勝つ 妻じゃない多額の金をつぎ込んだ長期契約レンタル彼女 色つけた影も独身  人を
 好きになるのに
 理由なんてないよ

 雪の結晶みたいに
 君という心のかたちは
 この世に、唯一つしかない

 純粋とは、
 澄んでいるのではなく、
 自分の色に染 ....
大丈夫別れがきても会えたから君の笑顔は忘れないから 建築資材を吊り上げて

運ぶみたいに

大きく精密に

きずなをつくっていた

雲ひとつない東京の空

悲しいことが

どんなことが

もう分かっていたこと


応援するから

困られても

応援する ....
青空が全てを飲み込んで
見渡す限り空っぽになったような そんな日々が続いて
生まれた街を離れられずに
過ぎ去った人達の事ばかり考えている
未だそばにいる誰かの声を
自らの歌声でかき消しな ....
角のまるい三角をつみあげる
角砂糖のような几帳面さであなたは

猫も飼わなかったし
お揃いの刺青も彫らなかったね
あなたはもう
しらない人になった
前髪をきれいに切りそろえて
歴史上の人物の名前は
タンスにしまった反物に似ている

たまにタンスを開けてみて
その知識がねむっていることに
自分が満足するだけだ


本に書かれた花の名前は
空っぽの宝箱に似てい ....
別れてもっと好きになる 棺桶を担ぐ役からはずされている  
メールに添付されてきたのは大粒の涙

メールの香りがそれを証明してる

僕は不安をひたかくしにして、返信する



 
卵を割ろう
明日へ向かって
気持ちよく朝を迎えるために
思いきり 卵を割ろう
大きくても小さくてもいい
それぞれが一つしかない
かけがえのない
そんな卵だ
空を飛ぶためでなく
 ....
ある日 生まれて来て
わたしは泣いた
そして何かのきっかけで
わたしは笑うようになった
誰に教わることもなく

やがて
何かのきっかけで
わたしは少女と出会い
恋をしたのだ
誰に教 ....
わたしを守ると言ったひとは
わたしに頼れと言ったひとは
みんなどこかへ消えてしまった

抱きかかえようとしても
大きすぎる赤ちゃんでは
腕が痺れて
泣き声だってうるさくて
とてもじゃな ....
私の輪郭が見えますか

私の色が見えますか

私の形も影から知れる

そうでしょうとも

貴方の目の前の私から

私の影が

長く長く冬の地面に伸びるのも

それも見えるで ....
闇の世界が広がる海
一進に進む人々
彼らが向かう先それは光
いつか聞いた海の彼方に
宿る命があると

かつてこの世界には数多の神々がいて
命ある星に光を灯したという  ....
丘を下りる 隠者の音楽
川に浸かる 色の指
まばゆく細い
月の虹彩


ここに在るものは
ここに無いもの
夜は語り
夜は刻む


登るたびに
ちらつく光
さ ....
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