今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ....
寝室の窓の外で
また今夜も
切れかかった街灯が
青白い点滅を繰り返す

この世に未練があるのか
ただ惚けてしまったのか
それとも
死二ユク前のあがきなのだろうか
今夜も
わたしの静 ....
どんなに騒いでいても
静かに眠っていても
来るものはくるのだ

 小川一本の県境
 だからといって
 
 天候が
 変わるわけでもないのに
 天気予報は変わる

 水の性質が ....
ジョン・ケージのあの曲ばかりクリスマス 地獄に君がいない 橙や娘の母となりにけり 空錆びて赤い 俺だもの 賢者の道を外れても蝶の舞う春は来る 手の平を見つめる

指の間から零れるものは
幸福の粒と
不幸の砂
選ることもなく
一緒に零れ落ちる

頭上から降るものは光
雲に閉ざされた陰も降る
選ることもなく
一緒に降り注ぐ ....
君を海に放り投げたらどうなるのかな?
その海は君で満たされるかな
そこに僕が飛び込んで君と一つになろう
君に溺れ
君と漂い
君の波に流され
君の中で眠ろう
びおろんの七彩の声

ちぇんばろにふらんすの

王朝楽やしめやかに

薔薇の舘に充つる一夜ぞ



歌姫の経りぬるしらべ

そのかみの妙なる夢に

うたひつつ双手を組みぬ
 ....
遠く 朝の空に カラスが 鳴いた 
空に向かって投げられた 一筋の石のように 
深く青い空の中 大きな羽影が音も無く遠ざかる

夜に満ちた寒気が 弱い光にわずかにゆるみ
 首を縮めたくな ....
一茶忌やお馬の前に仁王立ち ポジティブで死す 鳥たちが
羽ばたいて
赤子たちが
目を覚ます

鳥たちが
暮らしていたことなど
赤子たちは
知らずに育む

無邪気な勝ち誇りは
なぜだか咎に似て
無意識な寝息は
伝い聞く 幼 ....
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ....
さびた車輪が 降り積もった時間を振り払い 
重くきしむ

巨大な動輪が レールの上をわずかに揺れて 
危険な過去の岩石たちを粉々に砕く

車軸に浴びせられる 熱いオイルの飛沫が 
すでに ....
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
ぼくの胸の中 モーターは
滑らかに 回ってる
プロペラを付ければ 
きっと青い空へ 駆け上がる


ぼくの胸の中 モーターは
軽やかなビートで 回ってる
スピーカーをつなげば
きっと ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
降りそそぐ5月の光が せせらぎの上を転がり 溶けて 

自らの背に光を受ける 小さな魚の群れが
黄金色の川底の砂に 等間隔の影を落とす 

若草の緑が流れを縁取り 
木々のざわめきが  ....
お互いが婚約指輪用意してサンタになった聖夜のパーティー 黙してほろほろ いやいやの見合ひなりしを共白髪  
とある娘に、とある感情をいだき

とある表情に、頬を赤らめる

とある私



 
小さな村の天主堂

白い雪華飾るさなかを

天使のひとり舞いおりて

クリスマス祝う人々

共に讚美の歌を奏でる

天使は老いた牧師のもとに

み言葉とどけよき生きざまを称えつ ....
振り向いてももう見えない
あれは何だったのか
過去への置き土産
もう見えない
思い通りのストーリー
作り上げた この
解放感 なんて
素敵
だって いらなかったから
探していたの
 ....
乳ぽつり 優しい人は優しさを求められる
ichirouさんのおすすめリスト(2054)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
味噌漬けと詩集- 夏美かを ...自由詩31*13-12-27
死二ゾコナイ- そらの珊 ...自由詩17*13-12-27
越年- イナエ自由詩17*13-12-27
ジョン・ケージのあの曲ばかりクリスマス- 北大路京 ...俳句2*13-12-26
地獄に君がいない- 北大路京 ...自由詩413-12-26
橙や娘の母となりにけり- 北大路京 ...俳句213-12-25
空錆びて赤い- 北大路京 ...自由詩513-12-25
俺だもの- 北大路京 ...自由詩213-12-25
賢者の道を外れても- 駒沢優希俳句313-12-25
還暦の感懐- ……とあ ...自由詩12*13-12-25
- リィ自由詩113-12-25
夜会- 織部桐二 ...自由詩113-12-25
冬の朝のぼんやり- いねむり ...自由詩313-12-25
一茶忌やお馬の前に仁王立ち- 北大路京 ...俳句713-12-24
ポジティブで死す- 北大路京 ...自由詩313-12-24
夢の中で- subaru★自由詩10*13-12-24
こわれもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-24
錆びた車輪- いねむり ...自由詩513-12-23
会わぬが華- Lucy自由詩20*13-12-23
ぼくのモーター- いねむり ...自由詩213-12-23
散歩の途中で__take2- 空丸ゆら ...自由詩1913-12-23
幼子が去った後には- いねむり ...自由詩4*13-12-23
お互いが婚約指輪用意してサンタになった聖夜のパーティー- 北大路京 ...短歌213-12-23
黙してほろほろ- 北大路京 ...自由詩213-12-23
しまひ- 織部桐二 ...川柳113-12-23
とある私- 殿上 童自由詩18*13-12-22
La_luce- 織部桐二 ...自由詩1*13-12-22
なんて素敵- もっぷ自由詩613-12-22
乳ぽつり- 北大路京 ...自由詩413-12-22
優しい人は優しさを求められる- 北大路京 ...自由詩713-12-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69