点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。

汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
寒暮の灯点けないままでドライジン 笑い声に聞こえるように泣いた 反面教師を喰う 秋の陽を受けて
河原に転がっている小石
何百年も かかって
水に運ばれ
磨かれ
なめらかに 
平たくなって

足もとの一つ
掌にのせ
眺めていると
水切りをしたくなり

幾つ ....
 愛を映す鏡に
 己を見た者はいない

 けれど、
 もし、いたとしたら

 その人は
 どんな姿を
 していたろう?

 イエスや、仏陀の姿を
 多くの人々が、想像しては
  ....
篠田君 篠田君 篠田君 篠田君
篠田君 元気かい 篠田君
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
篠田君 篠田君 元気かい
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る

指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ....
おかあさんにだって
醜いこころあるよね

乱暴に掃除機かける母
その方がましだね
なんておもう私

無言の父

それぞれに通り過ぎる
まるで街の交差点のように

ちょっと寒い朝 ....
リザの朱い唇が震えて 
ガラスの森ができた 
雪の降る音がするんだと言っていた
それはしゃぼん玉が割れるような音で 
十字架にキスをする温度のようだとも言っていた  
アフタヌーンティー ....
カラスが道端で死んでいました
カラスはカラスのままで横たわっていました

そうやって
カラスはカラスのままで朽ちてゆくのでしょう

落ち葉が
カラスの上にも
ふっていました

カラ ....
ボーナスをピアノに落とし無音かな ボーナスが妻の笑顔を奪いけり 成長する神を見ている 人間につけられた名前を知らない 指先のくぼみが赤い
神経は気まぐれで 思い出し痛み
肉のクッションは誰のもの
せめて骨くらいは 自分のものにしたい

とてもよさそうな歌声が
突然 僕に覆いかぶさってきた
駄目だ ここか ....
幾重にも重なった電線を通る穢れに、涙を流すかのように星は落ちた。 ぼくは すぎてって

きみは たってた

ぼくの ひとみ

きみの ひとみ

くらく にごる

しばたき まばたき



かぜが つよく

おとは なくて

とおく ....
冬になる前に
庭のバラを剪定した

咲き遅れた蕾の枝を
花瓶に挿しておいた
膨らみかけていた他の蕾は
次々に開くのに
その白薔薇の蕾は
しばらくはじっと蒼いまま

ある時
限界を ....
何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
 ....
感じてることにまかせよう

つかれたなら

つかれそうなら

感じてることにまかせよう


何度も確かめたくなるなんて

きたない心が消えないなら

うなぎを食べたら解散しよ ....
美しい上級生の正面に座って脚を組み替えてみる また愛に裏切られ泣くレノンの忌 人助けして空気が悪くなった 哀しみに悲しみをブレンドして正解とする 許しがたい癖


安酒の孤独とマクドのミルクを注ぐ珈琲 ここだけの華


禍と無力に囲まれ 飲んだ珈琲 信じてたものを確かめる作業

 ....
日常の片隅に
読書する時間
を取って置く

新しい刺激は
時に知的欲求
を静に味わう

知的欲求から
美的欲求へと
行ったり来り

日常の片隅に
いつも何かの
欲求の時間帯 ....
ケーキ屋のサンタクロースは眠れずに 家族と過ごす26日

酒を飲み不平不満をぶちまけて それでも明日はやってくるのだ

「仕事と家庭のどちらが大事なの?」 やや食い気味に「君だ」と答え

 ....
最後の店が閉じ
町は死んだ
残された者達は
買い物をする術もない
やがて人も死んでいく

国会議事堂前で今日も汗を流す人々
天下の悪法を廃案にすべく集う人々
大勢の人々
悪法が国会を ....
大雪やアスファルトから生えたる草
ichirouさんのおすすめリスト(2054)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
点子が、行く。- るるりら自由詩17*13-12-11
風になろう・・・- tamami自由詩17+13-12-10
寒暮の灯点けないままでドライジン- 北大路京 ...俳句213-12-10
笑い声に聞こえるように泣いた- 北大路京 ...自由詩813-12-10
反面教師を喰う- 北大路京 ...自由詩213-12-10
- イナエ自由詩17*13-12-10
鏡の世界で- まーつん自由詩913-12-10
篠田君- セガール ...自由詩113-12-10
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...- そらの珊 ...自由詩2013-12-10
朝の交差点- 朧月自由詩613-12-10
リザ- マーブル自由詩813-12-10
落ち葉の季節- 朧月自由詩613-12-9
ボーナスをピアノに落とし無音かな- 北大路京 ...俳句613-12-9
ボーナスが妻の笑顔を奪いけり- 北大路京 ...俳句313-12-9
成長する神を見ている- 北大路京 ...自由詩613-12-9
人間につけられた名前を知らない- 北大路京 ...自由詩513-12-9
言葉の霧に巻かれて- yuugao自由詩313-12-9
「線の下」- 宇野康平短歌313-12-9
おしまい- 散布すべ ...自由詩113-12-9
白い蕾- Lucy自由詩18*13-12-9
くだらなく、やさしいこと- うめバア自由詩2513-12-9
まかせよう- 吉岡ペペ ...自由詩613-12-8
脚を組み替えて- 佐野まこ短歌313-12-8
また愛に裏切られ泣くレノンの忌- 北大路京 ...俳句2*13-12-8
人助けして空気が悪くなった- 北大路京 ...自由詩913-12-8
クリスマスブレンド- 深水遊脚短歌9*13-12-8
日常の片隅に・・・- tamami自由詩11+13-12-8
働く人のうた- 中村 く ...短歌1113-12-8
町の死- 紀ノ川つ ...自由詩3*13-12-7
大雪やアスファルトから生えたる草- 北大路京 ...俳句4*13-12-7

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