神経細胞全般花火散らして踊る踊り明かす
神経は単純の多馬力花束の向き先の日の出前
高揚の陰溶かす余韻余興 陽
踊り腕は両腕隻腕たらふく地球に差し込み 天下を掴む
弾み胸は心中中枢光年超す魂を重 ....
冬の下総台地の端に
小さな家一軒
剥き出しの枝と幹だけの
梨畑の中に
小さな家一軒

落葉高木の梨の樹
畑の樹は灌木のようで
海軍レーダーのように
針金が渡されている

白い季節 ....
言葉に出来ないほどの想いを
君に伝えられなくて

僕は紙飛行機に想いを乗せて飛ばした

紙飛行機よ飛んで行け
どこへも着かずにずっと

紙飛行機が飛んで行く
君に届くまで

紙飛 ....
雪が降った!

私の住む町で
こんなに雪が降り積もるのは
何年振りだろう

熱いコーヒーを淹れて
窓辺に立って外を眺める
まるで紙吹雪みたいに
ひらひらと空から落ちてくる

ひら ....
「ご試食にひとつどうぞ」と貰ったし、今年のバレンタインは1個 硝子板の上の小さな池で
草履虫が草履虫を食べる

部屋には誰もいない
かすかに染み付いた酢酸臭がする
壁には飛び散った硝酸銀の痕跡
古代の半島を描いている

午前11時の憂鬱
あたし ....
都市に吸い寄せられ
消えていく
山奥の村

恋だったから
踏まれても
壊れても
染められ
私を失って


沈んでいこう
柔らかな陽射しと緑の風を抱いて


いつか
私の ....
笑われても
無視されても
ぽきぽき折れるばかりだった自尊心を
つっかい棒に
ただ適応することを
拒んだ


育っていけない子どもとして
倒れるために
長い間待った
ふるさとが沈む ....
どうして
コンクリートで
庭の地面を覆うのでしょう
芽生えようとしていた希望が
誰にも知られず
腐敗してしまったことなど 
コンクリートは
教えてくれません
腐る。
ギリギリのところで
なんとか持ちこたえている
としたら
死がとても怖い
かくれんぼしていて
うっかり見つけてしまった
小鳥の死骸にうごめいていたうじむし
その卵が
この空気中 ....
さわやかな朝に
無愛想なカッターナイフ
笑いながら手首を切ると
色とりどりのビーズがこぼれ落ちて
アタシは嫌でも
自分がコンビニだと思い知らされる
だから意地でも口紅は塗らない
薄利多売 ....
ふと海の中に潜ってみた
だんだんと景色が変わって
青から少しずつ暗くなり
やがて自分さえ見えなくなった
だけど不思議と落ち着いていられる
このまま眠ってしまいたいと
目を閉じた

僕 ....
ほんとうに「優」れているものは
「優」しさが、宿っています。
そうして「優」しい人というのは
どこか「憂」いている「人」です。

じぃ…と「優」を視ていると
(百の愛を身ごもる人)の、微笑 ....
子を寝かしてから泣く予定 夢をつかんだ手が人を傷つけた 待って
行かないで
身勝手なのは
わかってる

でも

貴方が居なくなることを
私がどんなに耐えられないか
本当には
知らないでしょう?

それを知ってから
決めても
遅く ....
それからも
春は繰り返す

ゆがむ 水の記憶の上に

橋 畦道 雑木林
学校 郵便局 診療所
ヤチブキ
エンレイソウ
カタクリ
エゾエンゴサク

プリズムのフレームに
予め切 ....
夕暮れの少し前の空が
薄桃色に発光している
家々の壁も
屋根の雪も

空にはまだ白い月
解き放たれた風船のように
心細げに浮かんでいる

さっきはビルの上にいたのに
おとなりの
 ....
窓辺から春の風はまだ来ない
両開きの窓は閉じられたまま
白いカーテン越しに外を見る

春の風は春の香りを運ぶのだ
春の風は春の妖精が運ぶのだ
春の風は花の香りに満ち溢る

眩い光の十字 ....
花が草が虫が獣が 生国を知っている 
潤いがたちこめて 生き物たちを通わせるのです。

人間のしでかす すべてのことは隙間だらけ
人の皮膚の隙間という隙間を ふるふると震わせる霧

穴ぼこ ....
もうさがさないでくださいあたいのこと
どこにもいないのですから
かぜのなかにさえ
あなたのこころにさえ

人魚でもない星でもない
あるいはおんなでもない

もう時間がないのです
いつ ....
白人も黒人もいて梅見かな おにさんこちらてのなるほうへ
追いかけても
誰も捕まえられなかった
嫌になって
薄目をあけると
どうやら
周りに誰もいない
口惜しくて
やみくもに走ったら
迷子になった


何 ....
この冬 市内に雪は降っていない
睡眠中 姿を見せたかもしれない

長年 南の島にいたので この冬も雪を見たい
私の心ばかり銀白が赴いてくる
輝く空気は 銀白は表とは裏腹に 暖かい

この ....
掘削船がやって来る
おれの堆積した泥土を掘り返す
脳だけクラゲの揺蕩いで
光の海に温む予定が台無しだ

  山の麓に猫女が住んでいるという
  噂の真相を求めて捜す者も多いらしい
  捜 ....
誰かの何気ない言葉に
突然引っ掻かれたりする

私とは何の関係もなく投げ出された
明るい言葉なのに
いきなり蹴飛ばされたりする

だから
TwitterもFacebookも
とてもこ ....
御褒美の、早いひとがいる。
御褒美の、遅いひとがいる。

人生の開花予報はいつなのか?
そんなことは、知ったこっちゃあないのです。

(明日は明日の風が吹く)
と誰かさんが言ったっけ。
 ....
きみね
簡単に「殺してやる」なんて言うけど
 その後
 どうするつもり?

それを道端にほっとくわけにもいかないのよ
戦時中じゃあるまいし
 リヤカーによっこらしょっと
 っていう風に ....
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する 幸薄そうな女から宝くじ買っている
ichirouさんのおすすめリスト(2054)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
細胞魂- 朝焼彩茜 ...自由詩9*14-2-14
梨畑- ……とあ ...自由詩14*14-2-14
紙飛行機- リィ自由詩1*14-2-14
【_雪が降った!_】- 泡沫恋歌自由詩21+*14-2-14
_「ご試食にひとつどうぞ」と貰ったし、今年のバレンタインは1 ...- 北大路京 ...短歌414-2-13
パラサイト- 藤原絵理 ...自由詩10*14-2-13
水の村__Ⅲ- Lucy自由詩6*14-2-13
水の村__Ⅱ- Lucy自由詩8*14-2-13
- イナエ自由詩11*14-2-13
冬時間- そらの珊 ...自由詩14*14-2-13
朝の思考α- 自由詩514-2-13
海底- リィ自由詩1*14-2-12
「優」__- 服部 剛自由詩8+*14-2-12
子を寝かしてから泣く予定- 北大路京 ...自由詩814-2-12
夢をつかんだ手が人を傷つけた- 北大路京 ...自由詩414-2-12
追い縋る- 森川美咲自由詩1*14-2-12
水の村___Ⅰ- Lucy自由詩13*14-2-12
帰り道- Lucy自由詩10*14-2-12
春は窓辺から・・・- tamami自由詩1014-2-12
【霧】生国______- るるりら自由詩20*14-2-12
- 梅昆布茶自由詩1914-2-12
白人も黒人もいて梅見かな- 北大路京 ...俳句614-2-11
めかくしおに- Lucy自由詩21*14-2-11
この冬この雪- 朝焼彩茜 ...自由詩10*14-2-11
黒い掘削船- ただのみ ...自由詩22*14-2-11
呟きの恐怖- 森川美咲自由詩4*14-2-11
葡萄酒の晩餐- 服部 剛自由詩7*14-2-10
坊ちゃん- 藤原絵理 ...自由詩1*14-2-10
ポンポンと枕を5回叩いたら5時に起きれるでも二度寝する- 北大路京 ...短歌414-2-10
幸薄そうな女から宝くじ買っている- 北大路京 ...自由詩714-2-10

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