すべてのおすすめ
蛾がばちっと鳴った火曜日 深い鞄に手を入れ多分鍵でるよ
死にそうな色したアイスだけ食べる人も虹みたいに揺れている
食べ物で模型を作る生きている理由の無さを罪に問えない
強さとは不安、切なさ、優しさの全ての傷を負うことだから
果 ....
オバチャンの自称詩人にすり寄って飯と体にありつければグー
善人を気取った奴の弱点を突いて今夜も飯にありつく
鬼の豆くださいなって鬼の居ぬ間に入りません鬼炒豆ン
タクラマカン砂漠さばくとサクサクと企まん骨は砂になる
万歩計時計家計を外したら系図正しきくすり、でござる
あなた笑っていなさいって言ったっけし ....
悲しみの透明なあり方よりも楽しみの存在の軽さに
たちまちにうっかりうかれ浮遊するさみしさをのむホットチョコレート
そこからはおはようさまにこんにちはさよならにさよならする憎しみ ....
持ち寄りの言葉をいれたバスケット空になるまでともに過ごした
5分後の自分自身と約束を交わし暫しの休憩時間
階段のスタッカートと大声の挨拶を聞く 懐かしく聞く
あの人が ....
リセットを押したつもりがコンティニュー、なんて無慈悲なタイム・トラベル
失くせない言葉のような「あのひと」に会える夜です、月が積もれば
果てるなら果てよロマンス ....
青臭い時代遅れの言葉だとあの日隠したメモ掘り起こす
書に溺れ町に安らぐ溜めきれず流れる玩具ひとつ磨いて
記録され得なかったもの吸うために固く絞ってもっと絞って
透 ....
青空と巨大な廃墟を胸に秘め光について話す放課後
手放した空がいつしか晴れ渡るようにあの日が頷いている
永遠が一瞬になるあの夏に黒板消しが落ちる瞬間
枯涸してしまったならば ....
もうひとり私の中にいるやつが決まっておまえと呼ぶ近場から
もし薔薇に棘がなければ退屈だ死にそうなほどでないにはしても
おそらくは見えないだけで居るこども「ほら自動ドアちゃんと開いたよ」
....
蕎麦屋から
梅雨明けて友ととも来たつるき蕎麦ごまかし利かぬ
ざるそばの味
光りさす路地に佇み妻ととも友のさしだす
カメラに向けり
昼すぎて空腹満たし家に在り妻はこれより ....
元気を出せ
朝起きて無気力感に悩まされ熱中症になったのかと妻
わが心励まさむとはペンをとり心を強いてかく歌をつくらむ
往年は心の糧の本かかえ旅の友とし喜びつ行く
使徒パ ....
パン祭り白いお皿を補充するまた新しい春が来ました
皐月の堅田
昼すぎの堅田に来たりともとともかいものせむときょうもまた
古の言の葉しゅじゅ取り合わせきょうの短歌は如何にかせむと
八十の声ききてさあ気落ちせずモーセとともにももはた ....
「またハート盗まれました」交番へ週に6日はやってくるデブ
喋っても一緒にいてもさみしさがゆっくり体を貫いていく
愛でられる桜は嫌い ぼろぼろに踏みつけられる花びらが好き
裏切った人をそれでも憎めずに悲しいんだよ何か言ってよ
あなたには軽い気 ....
祝砲に実弾使うバカがいて隣の村が地図から消えた
顔中に貼られた付箋ライオンのつもりだろうが草食系だ
亡き妻の歩幅に合わせ50年 これから先も同じ歩幅で
伝説の鎧以上の守備力を誇るジャージにチワワの刺繍
こじれた風をみおくってためいきのゆくえざわめきみもふたもなく
はじめてのうそつきましたうそのうそつきましたうそつきましました
泣いててもかわいいが無敵なうちにぜんぶくだ ....
永久不滅ポイント0のぼくら硬度10の憂鬱ふらっと
こめかみに指ピストルを押し当てるネジ式のサイレントサイレン
こなごなと呼吸うれいてる断片たちうちできない夏に埋めて
....
愛しているよと素直に言えぬから 縁切寺にならんで手を合わす
蝉時雨の中に 「ただいま」を探す 「おかえりなさい」が言いたくて
夕空に ひぐらしの声 吸い込まれて 夜になれば 花火に変わる
すがすがしい あさのよろこび ひる歌い ひる歌ったよろこび よる思いだす
どうしてかあなたと飲んだマッコリが苦かったから好きだと言った
抱きあってころげまわったあいいろのセーター毛玉だらけくやしい
365分の1の日に見せつけるため、浴衣を買った
はじまりは ....
下の毛の白髪数えて笑いあい 少し長めに撫でて濡らした
パスミスをパスミスにしない聞き方で心を溶かすけれど触れない
見る見ない見てほしくない見られたい 知り尽くしてる視線が愛 ....
春は逝きじんわり熱いアスファルト飛び散るこころ集め汗かく
....
春風に花の散るらむひさかたの ひかり幽けしゆふまぐれの月
み春日の奥山の端の海の面に 夕羽振る風や花な散らしそ
夕されば三笠の山にさす入り日 花も朱にそ染み果つるかな
鵜飼千代子さんの短歌おすすめリスト
(481)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
蛾がばちっと鳴った火曜日_深い鞄に手を入れ多分鍵でるよ
-
猫のひた ...
短歌
2
16-9-1
空の時計と
-
由比良 ...
短歌
7*
16-6-30
ペンペン草田男(50)変態短歌集
-
花形新次
短歌
1
16-3-7
鬼の豆ください/即興ゴルコンダ(仮)時間外
-
こうだた ...
短歌
3*
16-1-29
悲しみの透明なあり方
-
阿ト理恵
短歌
12*
15-11-2
バスケットの乾いた匂い
-
深水遊脚
短歌
3*
15-10-15
◆タイム・トラベル
-
千波 一 ...
短歌
4
15-9-12
夏の終わりに
-
深水遊脚
短歌
4*
15-8-25
光について
-
本木はじ ...
短歌
3
15-8-15
ブルームーンかと思ったら意外と普通に満月でした
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そらの珊 ...
短歌
11
15-7-31
_蕎麦屋から
-
生田 稔
短歌
4
15-6-23
_元気を出せ
-
生田 稔
短歌
2
15-6-15
パン祭り白いお皿を補充するまた新しい春が来ました
-
北大路京 ...
短歌
3*
15-5-14
皐月の堅田
-
生田 稔
短歌
3
15-5-11
「またハート盗まれました」交番へ週に6日はやってくるデブ
-
北大路京 ...
短歌
1
15-5-2
ゴミ3
-
メンヘラ ...
短歌
4
15-4-24
祝砲に実弾使うバカがいて隣の村が地図から消えた
-
北大路京 ...
短歌
4
15-4-1
顔中に貼られた付箋ライオンのつもりだろうが草食系だ
-
北大路京 ...
短歌
3
15-2-28
亡き妻の歩幅に合わせ50年_これから先も同じ歩幅で
-
北大路京 ...
短歌
5
15-2-3
伝説の鎧以上の守備力を誇るジャージにチワワの刺繍
-
北大路京 ...
短歌
3
15-1-23
風のはじまりをあなたは知っていますか?_
-
阿ト理恵
短歌
12*
14-10-13
硬度10の憂鬱_
-
阿ト理恵
短歌
9*
14-9-9
ぶっつけ未詩_6
-
Giton
短歌
1*
14-8-13
蝉
-
ミツバチ
短歌
3
14-8-3
歌
-
陽向
短歌
2*
14-8-1
百合短歌2
-
凍湖(と ...
短歌
2+*
14-7-9
愛撫
-
深水遊脚
短歌
1*
14-6-29
五月
-
塩崎みあ ...
短歌
2*
14-5-8
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)
-
TAT
短歌
1*
14-3-31
春の夕べに臨みて作る
-
山部 佳
短歌
2
14-3-24
1
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3
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