児童画
っていうジャンルがあるのだが
児童が描いていれば
それはそうなんだけど

最近の入選作をみていると
圧倒的にはみだしていることに
今日気付いた

浮き輪にのった女の子も
畑 ....
毎夜
だれかのさみしさを
乗せたまま列車は走る

新しいさみしさが
毎夜
はじまる

わすれないで、と
汽笛が泣く

わすれるくせに


しあわせだったら
よかったね
 ....
適度に日焼けした少年は
いつになく饒舌

ヒット2本
2打数2安打
1四球

おー

左中間
あれは2塁打
だったのになー
ワンヒットワンエラー
あれなー

けっこ
や ....
あの日を境に
世界は明らかに下り坂に入ったんだ
たとえばさ

えらい人が逮捕される時ってあるでしょう?
あれね
時代劇の捕り物みたいに、突然いっせいに取り囲むってことは
実は ....
わたしのこと
愛してなんかないんでしょう?

帰途につく助手席に
憎しみは騒ぎたつ
さざなみのように

答えのないまま
FMはゆく

たとえばくちびるで
確かめあえたら
あなた ....
好きですって
ことばは 魔法

少し
わたしの温度が上がる

平熱37度2分
わたしの日常は

ゆっくり
熱を帯びている

あなたは
たぶん知らないけどね  ....
人生をリプレイ出来たらって。考えたこともないな。
おそらくそこには、新しい出会いとか、無限の可能性とか、
リゾート地の広告みたいな、美辞麗句がならぶんだろうけどさ。

もちろん、その新し ....
絶望しないための処方箋を
わたしは知っている

だけど
あなたには教えない


愛は
温度の一種で
わたしは少し
やわらかくなる

あるいは
きつく結んだ靴 ....
去年の年賀状の返事も出さないうちに
また来年がやってくるというのか
引っ越してからまだ一度も
開けていない段ボールがひとつある
正直怖い

お引っ越しのお祝い返し?
オノレはキャンディー ....
原形を残さないくらい
君が溶けて
トラバターになって
きいろい
思い出になって

ボクはあの日
君が夕暮れと
おんなじくらい哀しい声で
ボクは何度も
忘れようとし ....
わたしのなかに
流れる川だ
あなたは

たちどまるな と
言いながら
あなたが
流れた

わたしには
方角などわからない
ただ
ここに立ち尽くす

だ ....
それは
とても暑い夏の夕暮れ
お城のそばの遊歩道
ほくほくと散歩するボクら

明日
泳ぎにいこっか
いいねー
他愛ない会話

とかげ!

突然
石垣の隙間から
飛び出した白 ....
ざっぱーんとコンクリの上に金魚鉢 ぜんぶぜんぶ流してしまえ



ぱくぱくと撥ねる蹴る飛ぶ何を待つ 君の意思ではどうにもならない



じりじりと焼けつくものは太陽と 見まがう誰か ....
自転車置き場の
かたすみで

セミたちが吹きだまる

かさかさと
枯葉のように転がって

閉じない瞳で空を見る


川沿いの
桜並木が手を振った

親猫は
いぶかる子猫を ....
それはダメだそれは違う
いつから
そんなに潔癖になった?

完全などどこにもないと
知り尽くしていた先人たちは
いったい
どこに消えたのか

お前はダメだ
お前は違 ....
紫の灯りめがけて飛ぶ虫を 笑うあなたと笑えない吾と

 
そんな字がやさしさにだって欲しかった 高圧電流さわるな注意


君はいう 川面に映る街は幻 私はつぶやく 恋もいっしょだ
 
 ....
ジ 
ジッ と

命の 焦げる音がする

紫の
灯りに誘われて


やさしさは
銀の
電熱線だ

あなたに
触れて

私は
終わる

小さ ....
逢いたいって言ったら追いつめるから言わないの
わざと


追いつめられたら
人は泣くだけ

しゃくりあげて


指の透き間少しあけて蛍を包む


かえってこなくて ....
ほんとうに欲しいと思ったんだ
あの夜

だから
ここにいるだけで
しあわせ

夏が終っても
君が胸を泳ぐから
 

クロール


息つぎをせずに
どこ ....
わたしがいなくなって5分後の世界
相変わらず

交差点は混んでいて
ストップランプは
シンクロしてて

大型ビジョンが
めまぐるしく 変わって
新作モードは
ガラス ....
ぼくらのまちにほりえもんがやってきたよ。
いろんな冒険と計算を乗せて。
勝つためにやってくるんじゃなくて利用するためにやってくる。
それをわかってて加勢するやつ。
つまらない中傷でつぶ ....
5年生存率20%って 何?

5年後 こっち側に残れるのは
5人にひとりってことかな

あなたは
たいくつそうにテレビを眺め
時計を眺め
わたしを見ない

あとどれく ....
反すうする

ある種の
草食動物は

記憶をいつも
もぐもぐ やってる

本人は
けっこう やめたいのだが
回りからは
案外
幸せに見えるらしい

あく ....
忘れないで と
わたしに
言う

流れゆく雲が
信号の点滅が

風の匂いが
あなたが

忘れないで と
わたしに
言う

わたしも
ずっと思ってる  ....
休日をうだうだとねっころがって過ごす
時々
素足をぺとーっと
重ねて

あなたがうるさそうに
足をはらう
ので

わたしは
ごろごろとベッドの端へ

SOS
SOS
ベッド ....
サンダル 直しに
少ししゃがむ


背中にあなたの
視線が見える

ああ
わたしがゴルゴ13だったら
「オレの背中に立つな!」
とか言ってさ

振り向きざま ....
雷鳴って、けっこう好きかも。いやなんとなく。

自分には振り返る歴史がないんだよね。サッカーゲームの、ヒールパスのように。

ホールドしない。あんまし。
ホールドすると疲れるから。  ....
−いとしさは
−追い込むために存在する


恋は坂道を
下る自転車
こころがきぃきぃと
あやういブレーキで

問題は
この下り坂が
どこまで続くのか、
という ....
君の星座が
ひとまわりして
月と
重なり

ハレルヤ!
世界は
うち崩れそうなアトラスの
背中 あたりで

繰り返すよ何度でも
ふたりぼっちに
なろうとも  ....
昔。高校生の頃だけど、「一番星」って作品を書いたことがある。これは歌詞なので、まあ歌えちゃったりするんですけどね。

  *  *  *  *  *  *  *  *  * 

 ....
umineko(812)
タイトル カテゴリ Point 日付
児童画の正体未詩・独白6*05/9/13 7:37
深夜飛行[group]自由詩8*05/9/13 7:14
メトロノーム・ボーイ自由詩4*05/9/11 22:47
sky自由詩27+*05/9/10 1:04
76.6MHz FM自由詩6*05/9/9 11:18
平熱37度2分自由詩2*05/9/8 7:04
やり直すという 「もしも」自由詩2*05/9/8 6:49
絶望しないための処方箋自由詩3*05/9/7 23:06
浮き雲未詩・独白3*05/9/1 23:34
メルティス自由詩5*05/9/1 13:13
わたしあなた自由詩9*05/9/1 3:49
とかげ自由詩3*05/9/1 2:54
夏へのオマージュ短歌3*05/8/31 1:52
うつせみ自由詩8*05/8/29 13:35
No、No、Japan未詩・独白0*05/8/27 14:10
電気ナマズの夕暮れ短歌11*05/8/27 11:49
銀狼自由詩7*05/8/26 9:17
あなたは戻らないってわたしは知ってる自由詩1*05/8/24 13:52
クロール自由詩18*05/8/24 6:56
わたしがいなくなって5分後の世界自由詩8*05/8/23 0:50
ほりえもんがやってくる未詩・独白9*05/8/23 0:14
5年生存率自由詩5*05/8/21 16:22
あなたの街はここから見えない自由詩8*05/8/20 14:53
リミテッド自由詩6*05/8/20 14:20
国際アナタ救助隊自由詩5*05/8/18 19:25
サンダル★ゴルゴ自由詩8*05/8/16 12:14
雷鳴未詩・独白2*05/8/16 3:27
ばいすくるのソネット自由詩9*05/8/16 3:00
Leo blue自由詩3*05/8/14 22:24
さかなゆめ散文(批評 ...7*05/8/14 11:41

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