久しぶりの帰省すると
父も母もさらに 
小さい

そのくせ
私の好物に
ことのほか敏感

いなり寿司とか
フルーツとか


裏手にある斜面の先に
小さな墓地があり

花を ....
夜も9時を回るとさすがに
閑散とするオフィス
空調の音がやけに
ひびいて

ジュースを買いに行く
自販機までの足取りが
けだるく
なりませんように

つまさきナイン・オクロック
 ....
あのね。
造反議員ということばはなんだかおかしい、と思うのは自分だけ?

決め事に反対するかどうかは個人の判断であって、党に属している以上その決定事項は金科玉条であって邪魔しちゃイヤっていうのは ....
むじゅん、って
じゅん、って
たとえば

コンビニ花火を終わらせる
水面に
じゅん、って

もう 二度と

きらめいたり
しませんように

かなしいまぼろしを ....
存在が
邪魔になるなら
風になるしかありません

あなたが
哀しまず
過ごせるようになるのなら

さわさわと
木々が揺れて
緑が街を
すり抜け

何事も  ....
恋はね
結局
摩擦熱だと思うんだ

ことばと ことば
むねと てのひら

触れあって
熱を帯びて

たぷたぷの
バスタブで
あなたを
ちょっぴり思い出す  ....
うーん。自殺サイトっていうので知り合って、自殺をすすめつつ他殺する、かあ。。まあ真実はわかんないけど。

ネットを媒体としたフレンズは、お仕事系かぽえ系、なんだけど、けっこう落ち着くわけですね。 ....
人が人であるために
大事なことは
なんだと思う?

君は
動かない右腕を
明らかに憎んでた

パジャマの
袖口に噛み付いて
左右に振る
何度も

何度も  ....
えーオトナな人たちだけにむけて書きます。この前出張にいったんですけど、楽天ですげー安いホテルをとったんですけど、まあなんつうか、壁も安っちいわけですねそゆとこは。

で、となりのひとの声とかも聞 ....
見事に俺を裏切ったお前に
俺は今高らかに報復する
お前の喉から言葉を奪うのだ
もうお前はうたえない
風が
むなしく喉を切る

鎖につながれたお前に
俺は最後の慈悲を見せよう
お前のイ ....
愛してる と
届かない は
どうしてこんなに
同義なんだろう

影ふみの
鬼のように

ほんとうは
君だって知ってる
ただ
それをまがいものだと
決めつけたりしないのが
僕ら ....
えー
目下のところの目標は
全国縦断ツアーをやりたいです
小さな港町
あるいは政令指定都市
アリーナとはいわないですから
ライブハウスでオッケーですから

まあ
問題は
うたをうた ....
 
ねえ

あなたがこころ
開いたのは だれ?

からだのように
 
 
 
 
今日は地元では特別の式典。その時間を避けるようにシャワーを浴びる。ちょっと、少し、避けている。意識してることの裏返し、なんだけどね。

テレビの画面では、小学生があいさつをしていた。ある意味リーデ ....
青い地球儀を
くるくる回す
私は

地球儀にはなりたくない

てのひらで回されて
裏側にも
あっという間で

そのうち飽きられて
ただのオブジェだ

私とオセアニア
私とイ ....
あなたが
私をうかがってるうちは
私は大丈夫
あなたが

どんなにアンテナを
張り巡らせても

イグニッション
私が
キーを入れないと
あなたは動けない

私 ....
強い力で空を裂き 
轟音残すジェット機と。

風に乗っていつまでも 
無音ですべるグライダー。

わたし?
自転車だよまいったか。

疲れたら休むし。
下り坂では調子 ....
夏休みのプール
歓声の中
泳げないボクは
すみっこで練習

大きく
息を吸い込んで
顔をつけて膝を抱え
くらげのポーズ

ゆらあり
ゆらり

少しづつ
息を漏らすと
身体 ....
左からきた電車の窓に
私たちの姿が
映る

映る

あなたと
私との距離は

そうか
こんなふうなのか

それは
なんだかとても自然な
風景のようで

まるで
あなた ....
新しい惑星に
私はなりたい
あなたの

楕円軌道で追いかけて

あなたの日常を
照らすこともない

私は
小さな氷のかけら
それでも

見つめる
くらいはいいだろう

 ....
ボクは君を
幸せにしないでしょう

それと
逢いたい気持ちとは



小さなパラソルに
寄り添って歩く

少しだけ
雨が降って
 
 
 
兄はケッコンしてつまらなくなった

私は思う

別段
破天荒な人生などではなく
公務員の次くらいにお堅いお仕事
今ドキの中学生に現代文やバスケットなどを
教えているらし ....
ふと

背中は正中から割れて
わたしはゆるゆると
中から這い出した

新しい皮膚は
まだ少しだけ熱い

背中には
哀しい羽が生えている
わたしは約束の空へ

短さを張り合うよ ....
ある朝
会社までの道を急いでいると
見慣れた制服姿
サルサ銀行のお兄ちゃんだわね
あ、そ、と思って通りすぎようとしたら
突然制服は
深々とお辞儀をして
申し訳ありません、と
わたしに向 ....
電車を待つ人々が
いっせいに
携帯を開く

今日の株価を確認する
プロ野球の結果を確認する
誰かとの 距離

同胞メール
という
機能が嫌い
いっせいに

私の孤独を送信する ....
腕の中で燃える子供を
抱きしめながら歩いてく
私自身が
すでに 廃虚だ
それでも

生きていくこと

人は
人である前に
影かもしれない
 
 
 
 
 
かくれんぼはきらい
とくいだから

かくれ切る
自信があるから

ひざを
抱え息をひそめ
草の
こすれる音を聞く

わたしは
どうなっちゃうんだろう
って

思いながら眠 ....
「メタン・ショック」

  世界の
  メタンガスの1割は
  牛のげっぷで出来ている

  君が泣いたら
  二酸化炭素は
  アサガオを揺らすだろうか

  ボ ....
ヒロシマを忘れるな、と
私はうたわない

ナガサキを思い出せ、と
私はうたわない

アウシュビッツに吹いた風を
私はうたわない

東京のくらい空の波を
私はうたわない

私がう ....
追いかけても届かない
ゆらゆらと
メールも来ない

私が
恋、と呼ぶものは

逃げ水の距離

いつだって
 
 
 
umineko(812)
タイトル カテゴリ Point 日付
ガーベラの眠るまち自由詩10*05/8/13 23:41
つまさきナイン・オクロック自由詩3*05/8/13 5:46
セミの季節に詩を飛ぼう散文(批評 ...6*05/8/12 18:11
コンビニ花火を買いにいこうか自由詩7+*05/8/10 8:49
風になる自由詩5*05/8/9 2:20
フローラ自由詩4*05/8/8 14:17
誘蛾灯と道しるべ散文(批評 ...3*05/8/8 6:31
透きとおる自由詩3*05/8/7 15:42
拡散する宇宙散文(批評 ...8*05/8/7 15:11
ゴージャスな刑罰自由詩2*05/8/7 14:46
影ふみ自由詩3*05/8/7 8:36
全国縦断ツアーへの抱負未詩・独白11*05/8/6 21:17
せみしぐれ自由詩5*05/8/6 13:34
立ち並ぶ銀色のビルたちと散文(批評 ...6*05/8/6 9:08
サファイア自由詩5*05/8/5 7:51
ナスカの海自由詩5*05/8/2 9:42
なつそらを見上げるように自由詩6*05/8/2 9:39
ノクターン自由詩5*05/8/2 6:42
左からきた電車の窓に自由詩15*05/7/31 23:45
新しい惑星自由詩8*05/7/30 22:49
パラソルライム自由詩8*05/7/28 20:48
自由詩13*05/7/28 6:56
蝉の記憶自由詩13*05/7/28 5:10
おとといきやがれ!自由詩11*05/7/27 13:31
携帯ホーム自由詩13*05/7/26 5:59
自由詩10*05/7/26 5:57
かくれんぼ自由詩9*05/7/26 5:22
空想科学風物詩(1)自由詩7*05/7/21 7:00
メロディ自由詩8*05/7/19 23:28
逃げ水自由詩3*05/7/17 21:29

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