中新庄から
線路沿いをふざけて歩いて
「立入禁止」にラクガキしたり
熱帯夜
福井越前ハタチまえ
荒々しく
新しい風が
吹き狂う
この街に来て
みまわすと
あたりには
傷ついた花が
倒れている

地面に倒れこんで
砂の粒を噛む
なにも匂わない
花は死んでいるのか ....
夏の風オレンジ色に塗られてる


うどん屋の暖簾が風で捩れてる


その奥義一子相伝?舌遣い


潮騒の音を枕に眠る宿


傷つかない割れないココロここにあり


 ....
シャボン玉とばそ
 
くろい砂漠
ゆっくりと
歩いてきた
  
地平線の向こうには
悲しみのこころ弾けて
馬鹿騒ぎがいつまでもつづく
二十四色の夜景が騒がしいだろうか
それ ....
その池に斧を落としたそのあとは優しい嘘も吐かない人生



そのときは喜ばれたに違いないゴミ捨て場でみた真っ赤なリボン



たこ焼きを食べてるあなたの青のりを付けた笑顔の動画が消せな ....
シャボン玉とばそ
 
くろい砂漠
ゆっくりと
歩いてきた
  
地平線の向こうには
賑やかな夜景が騒がしいだろうか
それとも
寝静まった夜が
寝そべっているのだろうか
  ....
一夜すぎ油の匂いのする聖水


敵を噛む利口な顔した犬と棲む


泣きそうな君とバス停まで歩く


そのうしろ姿でわかる濡れメガネ


山頭火さみしい人に頭 ....
風見鶏、雪月風花北野坂、あなたとともにむかしきたまち

銀色のススキの原に銀の風、君だけ光る、降るは月光



遠い目を隠しきれない伊達眼鏡、滲む涙はだれのせいなの

 ....
夜はいま小さな恋を突きつける月も涼しく笑ってくれる


幸せを積みあげた指が照れながらあっかんべーって顔して笑う


ただ気だるい日曜日にはただ好きなスイーツの店をただ探 ....
散る花が
海辺の風に舞わされて
クルクル回って君の髪まで


真剣に
願ってるんだ春風に
乗って想いよ、君に伝われ


虹をみた
高速道路で泣きながら
笑ってしま ....
いくらひとりが好きだって
強がってみても
人間だから
集団脳の恩恵を受けている
みんなのおかげで今がある
なんど他人と暮らすことに失敗し
だからひとりなんですと
言い訳してみ ....
ああこれは恋と違って甘くなく
まるで呪いのような灼熱

空き缶が転がるビル街風吹けど
晴れわたる空ひと一人無し

二人して別れに納得した夜に
さきに泣かないようにうつむく
 ....
夜が明けるまえに
聴こえる悲しみのなかから
海の音を選んだのは
この国で恋を失った人魚が
そこで泣いたと聴いたから

夜の花がしおれてゆき
夜は最後の呻めき声をあげて
抱き ....
ゴールデンウィークに金比羅さんに行った
雨のなか、傘をさして階段をのぼった

晴れの日にのぼったほうがいいと思ったけど
それは雨の日にのぼったからわかったこと

なにごとにも、 ....
なにをどうしても
生き尽くすしかないおれの人生
生き倒れたら目の前に
輝く細いアルファベットでネオンの光は
Purple と。

ガキのころ聴いて
心の肌を切られたブルース ....
うきうきと狭い部屋をぐるぐると歩きつづける外は快晴


大川の上の大橋にかかる海も間近な釣りの看板


絶対に心の中はみえないし好きでないふりずっとできるし


壁に向けボー ....
考えても答えがでないので
なにも考えていない振りをして
やってきたのだけれど

それでも
腹が立ったり
涙を流しそうになったり
いろいろと
楽しいことも
たまにはあったり ....
愛して欲しいっていったらダメな時
愛したく無いって言いたい夜の世界

僕はいつものみなとのみえる部屋から
昼間にみた白いカモメと
銀髪の人魚を思い返しながら
夜が照れながら笑っ ....
ようやくうたを歌う理由を
手にすることができた瞬間から
あたしの好きなうたは
聴くことができなくなる

なんども、なんども、
なんども、なんども、
この身をゆだねた
 ....
あおいブランコが
艶めかしい金髪みたいな
風の中
閉ざされた午後の公園で
ゆうらりと
ゆうらりと
ゆらされていた



目にみえる
死人に
いのちはあるのだろうか? ....
 淡い陽が君の横から降る朝のわたしに向けるまなざしは青



 凍る髪のままでいたのはあの夜の吐息が今も溶けないからだ



 髪を撫でその罪を知る限りある時間の無駄を知る ....
からだ汚れて帰る家には
やくそくなどなく
ひとの影もない



花が一輪、咲いています

ひとの影が肉なのだと
あるいは水分なのだと
あるいは血、なのだと

絶えるこ ....
渋滞の車の窓から顔を出す子犬の野生がこぼれる唸りよ



朝焼けの赤い空気に立つ不死の人工建造物の寒さよ



好きというただ言の葉が突っ立って電気も消 ....
桜木の下の子猫の鳴き声を日向ぼっこをして聴く風吹く


瀬戸内に秒針みたいに沈む陽の最後に伸ばした指先の朱よ


《永遠》という言葉だけは知っている 今はおそら ....
冷えたお水をちょうだい
胸に沁み入るような
キンキンに冷えた、痛いほどの正しいヤツを

熱いお手紙をちょうだい
読めば君を嫌いにならずにいられなくなる
レトリック無用で、心に突き刺 ....
ラーメンになまたまごを入れかき混ぜる君の食癖だけ嫌いかな



日本一長いと誇る滑り台その丘に立つ初夏星月夜



一部屋にみんな雑魚寝の飲みのあと目は合わせずに手をつなぐ ....
彼女のことは雪が降る夜に知った

罪を飲みこんだ白い獣の子が
すがるみたいな小さな鳴き声で鳴き
だれも好きになれない自分のことを
お手上げだから、と、足下の
黒い砂あたりを蹴り上 ....
ねぇ、想い描いてみて?

言葉がまったく通じない世界、
彷徨いたどり着いた
行き倒れの『私』だから、

じゃなくて。

この国で、
同じ言葉を話す人々と、
話しても話 ....
街の灯が、ダイヤモンドの高潔を
つらぬきとおせばカッコ良いのに。

飛んで虫。ふところに入る、ちょっと待て、
虫は嫌い!てか怖いんだよォー!

遊びでね、大大阪(だいおおさか)のミ ....
たそがれよいときこころも濡れる

あおぞらゆく春みあげて歩く

うたをうたって笑うあなたの

しあわせいろのみらいが視える

この街いっぱいおれんじそまった

空からき ....
秋葉竹(840)
タイトル カテゴリ Point 日付
五行詩「月下」自由詩122/6/19 7:31
笑顔を輝かせて──さくらいろ──自由詩122/6/14 20:54
百花の王自由詩122/6/9 7:55
くろい砂漠のシャボン玉自由詩522/6/6 21:24
斧とリボンとたこ焼きとサイダー短歌222/6/5 10:00
砂漠のシャボン玉自由詩122/6/1 7:05
狂気の沙汰ほどおもしろい川柳322/5/28 22:03
さらさらと降る月光、ひらひらと舞う麦わら帽短歌122/5/28 5:25
星と神さま短歌222/5/22 5:43
春を歩く短歌122/5/20 7:05
集団脳よ集団脳よ自由詩122/5/16 7:20
空模様は恋模様短歌122/5/15 15:41
朝焼けの空を眺め自由詩122/5/15 6:37
香川の水自由詩022/5/13 23:52
だから、生きている(改)自由詩122/5/12 21:07
こどもみたいに短歌122/5/11 7:11
いろいろあるよね自由詩222/5/10 21:20
みなとのみえる部屋から自由詩122/5/9 23:07
そしてまた、うた歌いの夜は、更けゆく自由詩122/5/6 23:54
落花自由詩222/5/5 22:37
青の惑星短歌122/5/4 19:58
罪を洗う風自由詩222/5/3 21:10
点景あるいはかくれて泣くうた短歌122/5/3 6:46
ゴールデンウィーク短歌222/5/1 13:35
ねがい自由詩022/4/30 10:21
アレしてあげたい短歌122/4/29 8:53
鞦韆自由詩122/4/29 4:31
へびつかい座流星群自由詩222/4/26 8:06
けっきょくは《恋棄て》られなかったやつのうた自由詩122/4/23 14:20
たそがれおれんじ自由詩122/4/23 8:54

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