これ以上失えないっていうくらい深い夜から君は見つかる
簡単な夢を見ている 生温い浅瀬であなたが手を振っている
お客さま
対応という
アナウンス
師走に向かう
夕焼けとかさ
好きな人
のことでもふと
思い出した
ふりでもしてさ
穏やかにゆけ
....
コップから溢れる水を集めては集めてみては溜め息ばかり
ぼくたちはみんな無銘とラベリング とマウントされボクラ評され
ぺたりぺた?ラベラー機には見えないし いろいろなこと学んでいるのに
....
詠んだけど書かなかっただけ思っても言わなかっただけあなたには
飲んだ嘘吐き出した嘘夜の数 囁きの音 数え忘れた
あしたからあなたを忘れて生きていくひとりで靴を履いて出掛ける
目が覚めて失われるのは物語
燃え尽るのは安い情熱
もう一度しようと思った 間違いを
同じ熱さで焼かれてくれる?
うつぶせの君のまつ毛と同じくらい
やさしいものって他にないよな
みぃんなの
希みも祈りもことわれないから
ついたあだなが 博愛ねーちゃん
さらさらと
風に吹かれて揺れる髪
かきあげる手が震える街角
さざなみの
ような彼女 ....
十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ
図書室で恋うちあけし{ルビ汝=な}の弾いた合唱祭のピアノ忘れじ
「もうひとつ恋終わったの」と告げられし十七の残酷はいま ....
幾年の想い変わらぬ面影は
心休まる祖父の微笑み
今はただ空しき想い胸にして
在りし日の夢祖父と願わん
黒き眼のはたと閉じたる様まさに
花びら閉じる音に似たり
七時から九時まで続くラブコール
詩の書き出しはいつも九時から
幾つもの夢を語らうラブコール
時間が全然いつも足りない
ままごとの現に気づかぬラブコール
....
闇よりも
やさしい眼差しする君の
蛍みたいなうたを聴きたい
満月を
神さまの目と想うのは
疾しい希みを胸に飼うから
終わらない
悲しみ色の五月雨が
歌を ....
あのデブは 情事の相手探しだと 思っていたけど「本命」臭い
母親に紹介したいと告げられて「いいよ」と頷くあなたは鈍い
母親が 念を込めての値踏み哉 合格すればどうなるんだろ
危機管理 ....
手を上げて
横断歩道を渡ってる
ランドセルさえ重たげな子ら
さぁ今日は
部屋の掃除をしましょうか
夜には海でもみに行きましょうか
いつまでも
泉の女神に ....
大谷はハラスメントか素地下地いまの日本ってボエム大国
注)連日連夜、メディアが大谷翔平のニュースばかりを流すので、
聴衆に圧がかかるとして、大谷ハラスメントという言い方がある。
アメリカ ....
ヨーグルトの上澄みすくい減塩を如何に美味しく出来るか勝負
日本食は美味しいけど塩分が多すぎるのが玉にきず
まだここではホエイの文化は育ちにくいみたいだし
inkweaverさんか ....
待ち侘びた
秋のお客が
二羽三羽
{ルビ山雀=やまがら} {ルビ鶫=つぐみ}
{ルビ百舌鳥=もず} {ルビ尉鶲=じょうびたき}
デブだから 眼中にないと気づかずに あなただけを視ている彼女
口癖は 「太っている{ルビ女=こ}は好きじゃない」 けれど彼女に優しいあなた
筒井筒 夫もいるけど恋もしたい 詰まらぬ日常 彩 ....
金色の
夢をみている うつくしい
世界があした
おわるといいね
饒舌な指の間で跳ねる君
誰の歌でも誰の指でも
なにもない壱参捌億の静かな宙
喧騒の我らはONE STAR覚え,,
ひとつとせ座敷童子と手鞠する
ひとりあそびか これはニ人?
オープンにする意識の段階で
読み手いれれ ....
太陽を失い 自ら凍りつく 祈り続けて灯火を点そう
哭くまいと踏ん張るこころを解放し いいよ わたしは哭きたいだけ哭く
朧月
いっそ星ない夜空に広がり
コーヒー牛乳みたいになれよな
欠けたのは
月かそれとも愛なのか
わからずいつも満月を待つ
今生の
別れとかいうことばにも
近 ....
今、誰かあいにきてるね 携帯の着信出ないし 返信遅いし
今、誰かあいにきてるね とびきりの笑顔は咲くし ご機嫌も良い
今、誰かあいにきてるね 真実を私は知りたい 何があろうと
今、誰 ....
生きるなら
だれかを信じてみたいかな
あの雲のうえハレルヤハレルヤ
賑やかな
自然の声がイエスと云う
緑の森に緑の風吹く
笑顔だけ
忘れることなく生きて来 ....
すこしだけ
助けてほしいと君をみた
僕の電波は受信できない
真っ白な
背中の線が好きだって
「なにそれ?」じゃない、なぜだか好きだ
恋なんて
遊びでできるとう ....
やることは 全部済ませてアイスティー 掃除もしましょう 帰らぬひとよ
暗やみを拭う光を待ちわびて
抱き寄せるのは 悲しい背中
闇路など辿らなくていい あなたには 優しい光が満ちて輝く
電話口 とおくに聴こえる君の聲 他人なんだと 冷たい口調
愛してる 何を言ってもとどかない あなたのこころは あのひとのもの
なにもかも 奪う気ですか せめてもの 最後の情け 私に ....
雨滴、遠く凍った届かない声
呼応して歌、露草に預け。
ぼんぼりが灯る参道すれ違う人のひとりがあなたのようで
いつだって食べきることができないでもて余すのに追憶を買う
はかなさとうつくしきこと金魚釣り尾ひれ胸びれ赤い焔よ
人波をぬければ路 ....
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