午後ずっと涙色した曇り空無くしたものを探すの中断
飛行機の音は嫌いと君は言う耳を塞いで飛行機を見る
晴れマーク見て安心と晴れやかさ今日は遠足息子ワクワク
電車去り次の電車がまた去って ....
借り物の競争 感傷ばかり狩り仮の貴方は身体を飼った
羽交い締めされいじめられ歯が折られ天使に祈る羽目になる彼
収集日 ウォッシュとウィッシュでシュッシュッと衆を掃除し収拾がつく
好きすぎて 恋はそよ風 拭いている
冷やし中華 始めましたと
明け方の喉の痛みがヒリヒリと
太陽肌をジリジリ焼いた
Lほうに勝たせてみたい今回は。君が黙るか見るためにとぞ
よかったね、よかったですね、よかったね。何がいいわけあるかいや見ろ
やめなさい、火傷だけでは済まないよ。次回無傷で出てくるアニメ
....
人生のときを重ねて意味するは詩に詰め込んだ無力のあぶら か
夜を待ちひんやりとした部屋にいて昔読んでた本を眺める
薔薇の葉を揺らす風には少しだけ時間が戻る魔法の鱗粉
夜気だけがゆっくり揺蕩うこの街の波の底にも流れる月光
まっすぐに吹く ....
竹藪はひんやりとした風が吹く見た目からも涼しさを得る
細い木も太い木もあり山となり動物たちの好む環境
朝早く外の空気は新鮮で夏場の朝は自由が見える
良い風が吹く昼下がり上手くいく良い ....
くらやみのひとつもない街でするなら明かりを消せる恋がいいよね
からだよりこころが大事というけれどそんなこというその顔が好き
こんやだけさみしいからだがさみしいとすなおになるから涙が出るんだ
カラカラと笑っているのはカラカラ ....
遠き{ルビ溪=たに} 浅瀬の小ざかな追う少女
霊水さざめき萩の咲きいる
いく粒もいく粒も泣く雨の音
沁み入る心に
生まれる流星
むかしから
じぶん語りが上手くなく
誤解されてたまぁよいけどね
高級な
ワインの違いはわからない
舌でも ....
スーパーが出来る話は立ち消えに空地のままで寂しさ残る
町内に小さなスーパー一軒だけ百円バスで隣町行く
一軒もホテルなどない過疎の町観光もなく衰退の一途
魚屋の小父さん声がよく通るつい ....
幽霊が革命起こし弱点がストレングスになるから怖い
(短歌八首)
花が咲き
小鳥が歌う森の奥
そんな嘘だけ酸っぱく聴こえた
生々しい
味するみたいな君の部屋
くつろげるんだ本の匂いが
お日様の
残り香を吸 ....
夏至の8時まえごろはまだ闇夜ではなくてもう少しで闇になろうとするうっすら微かに水色が残る東の空にまだ低い朧月を眺めつつどうやら「かぐや」って名前らしいとあるホテルの看板を横目に車を走らせつつ詠んだ ....
遠くから笑い声だけ聴こえて来たんだ
(短歌五首)
月を待つ
予定を無かったことにして
鯖寿司を食べ眺める夕焼け
紙芝居
みたのはちいさな会所での
一度だ ....
あの時の面白くないあの映画自分の中で花開かない
恋愛の映画とドラマ好きで見る現実離れした世界観
朗読の上手いあなたは読書好き臨場感を高める方法
芝居見る舞台の上で繰り広げられる恋愛模 ....
(短歌十一首)
いつの日か
あの青空をペンギンが
飛べる夢さえもぎ取られてた
底のない
悲しみみたいな雨が降る
夜に力に屈したやすらぎ
公園で
行列 ....
持つ者に持たざる者の苦しみは、伝えられぬと感じ入る夜
持つ者の苦しみもまたわからぬと、持たざる者に伝えたき朝
何せその言葉が単に汚くて、いやですわねぇ奥様と言う
有り余る攻撃性を持て ....
睡蓮の 花弁千切って 悲しみを 無かった事に する幼き子
水面に 睡蓮ひとつ 咲く時は 私が流す 涙一粒
生まれてき交わっていき死ぬだけの無意味に意味を与えるは人
異人さん、何しに来たのこの国へ。おまえを笑いに来たんだろうか
沈みゆく国の行く末、見届けよう。ここは東の不思議の国かな
異国 ....
無意味でも意味のある日にかえていく誇らしい僕ささやかな日々
お天気も心も技も御身体も、朝は毎日、微妙に違う
思い出の淡く儚いパンの匂い、空気を食べて生きて行きたい
生きている、世界はとても広いから僕の居場所もあるはずだから
中庭に舞い降りてくる星たちをふたりベッドで並んで見てた
....
風が吹く
青葉の音を聴く白昼
眩しさに負け目を瞑りつつ
海峡へ
飛ぶ蝶々が群れ舞って
螺旋の時間がぐるぐる回って
メロメロに
なりたい夜は懐かし ....
私を嫌ったひとを 好きなのは
いつまでもつづく地獄の道なのか
わからないまま 忘れられないなら
忘れてはならないのだろうか
夜が好き
傷つくことが怖いのに
闇の匂いが ....
疲れてもトレーニングする環境の 空の構造 水位増します
死を覚悟したあの朝の太陽が僕の命を揺るがせたまま
「鬼は外」から逃げた鬼が自炊して豆などを煮て暮らしてる村
今日もまたそうめんだけで生き延びた、梅雨の終わりを少し祝った
....
山の夜、
(きみが行ったことの無いところに
連れて行ってあげたいけれど)
このままで
生きてゆくのは一歩ずつ
底無し沼に進むにも似て。
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