どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう

こ ....
四角い部屋に集って
さようならの会をした

丸く集まってた殻の中から
去ってく人を見送る

もたれたりもたれられたり
重く長い日々の
太陽や雨や風の
話を延々繰り返した

おじさ ....
あるひきみは
ねむらないことにした

さみしくなったら
おいでよ
いつでもきみを
なぐさめてあげるから
と、いって

なぐさめられるりゆうなど
そのときぼくにはなかった ....
また 泣いている
性懲りもなく

言葉をかくものは
言葉でやられる

ソングライターが
急性ストレス障害になる

画像プラス言葉は
激しい

揺れる
揺れる

心も脳も
 ....
そっと、そっと
閉じこめたい
この腕のやさしさと唇のぬくもり
失ってゆく
失ってゆく
毎秒毎時毎日 失ってゆく
だから食べる
おなかいっぱい食べたい

一生懸命話す
漏らさないよう聞く
でも満たされないから
恨みごとをいう

届かないのはあ ....
ゼロなんてあるのだろうか

幸福なんてあるのだろうか

桜ぼっちの三月

もう二度と会えないひとなんて

ほんとうにいるのだろうか


街道のところどころに桜を見つける

オ ....
いろいろなものを
誰よりも多く掴もうとして
硬くなってしまった
てのひらの
欲張りな力を
少しずつ緩めてみよう

うっかり掴み損ねたものは
そのまま放っておけばいい
本当に必要な ....
たった一つの言葉が言いたくて
書き始めた詩が
僕の手を離れて宙に浮かぶ

こんな筈では無かったと
何回も書き足して
つなぎ止めようとしたが
ますます詩は僕の部屋中に拡散し
言いたかった ....
この場合 
祈り 
とは、どういった理学だろうか
願い?
決意?
誓い?
善意?
舌先で呟くマゴコロの言葉で何が動き
誰が癒され、どの患部が摘出されるのだ?
こうした言辞は心霊治療を ....
いそぎあしに みちをゆきすぎる
すべてのひとに はなたばをおくりたい
やまあいからこぼれでるあさひの
まっさらなきらめきを
くたびれてすわりこんだきみにも
あかく あかく
さしのべられるひ ....
雨が降る

黒い雨が降る




夢の島

誰が名づけたのだろう

ぐぐったところで明確な由来などでてきやしないこの島で
静かに眠り続ける一艘の船

東西冷戦の最中
高 ....
 こわれてゆく街のなかで
 こわれてゆく耳になって
 ぼくは
 通りすぎてゆく乾いた硬い音をきいていた
 ビル風に
 靴とアスファルトの
 靴とデパート通路のリノリュームの
 靴 ....
あなたに似合う男になるよ
ペンダントみたいにぶら下げりゃいい
首から上を切り離して首狩族よろしくやってくれよ

僕の魂たばこの煙
もくもく燃えて散っていく
あなたの胸を通れたらと願う

 ....
そうだ  

可哀そうだった人が見える
骨から出た思いは未来

世中てんやわんや  
屍が地上を睨む 

壁 壁 飛ぶ

破壊して平らにして 
実践   
風 風  
憧れの ....
瓦礫のやまにゆきが積もる
毛布をまとった老婦
明かりをとざされた夜の 白い息
あなたは、そのすべてを可哀そうだという
ここには明かりも暖もある
温かな食事も好きなだけ使える水も

重湯を ....
柔肌あつきいのちたち

反復行為の大存在たち

みじめでも

幸福ならいい?

ひとを責めるくらいなら

不幸せなほうがいい?


人生ってやつが

ほんと好きでたまらな ....
蘇る

ひと昔以上
眠り続けた自我が

蘇る
野生の血が

蘇る
脳の回線が

蘇る
愛が

蘇る
蘇る
蘇る

新しい
自分に
野はどこまでも、たいらかで広々
ぼくは花の数をかぞえる

やさしい
雲の群れが
やさしい
雨を
ふりまいてすぎたあと
うすく差した
ひかりが虹を
つくる前の
ほんの一瞬
よみが ....
さみしがってもかまへんよ
そやけど けんかはあかん
おばあちゃんは よう言うてました

自転車こいでこいで
も少しこいだらついた
どこどこのこおやて言われたくないから
いそいでおりました ....
一念発起とがんばってみるのは
容易いけれど
がんばり続けることは
なぜか難しい




それって三日坊主

だよね

悔いてはみるのだけど
いつだって
他のひとの視線が気 ....
曇り空の夕陽は
やけに朱色の粉っぽくて
窓から見える景色が
変にくすんでいます。
日がな一日床に入って
分かりもしない本を読んだり、
他人の不幸の報道を
リバイサンから御裾分けしてもらっ ....
君は
ひとつぶ

哀しみを
螺旋構造に宿したまま
この世に零れ落ちてしまった
ひとつぶ

君は
ひとつぶ

喜びの
光にくすぐられて発芽し
言の葉の二葉を広げてしまった
ひ ....
わかってるよ。とあなたは云う
それはやさしく、おだやかに。
そう簡単に云わないことも知っているから
私も「わかってるよ。」と返す
音楽を聴いている


街灯の下
あたりに歩く人の姿は無い
無表情な乗用車の
遠慮のないヘッドライトの光
と時折すれ違いながら ふらふらと進む


耳をふさいだまま歩くのは
 ....
きっとわたしが
しんだあとに

そのへんじは
くるのだろう

はるになれば
つぼみがふくらみ

なにごとも
なかったかのように
初めて見たドームは
夕日に染まり
厳粛にたたずんでいた

静かに
手を合わせ
一心に祈った

身を切る
冬の川風が
頬に痛かった


1945年の夏

人々は
経験のない
爆破の意味も知らず

ただそ ....
アトリエの薔薇に芽がついたよ
花が咲くころ
君に送ろう

その時は、いつか
この春の、
すぐ後にあったのかもしれない
たった今、過去になった太陽

自分の為にすることが
誰かの為で ....
 ほら横なぐりの
 ぼたん雪のなかを
 回送バスがはしってゆく

 窓を曇らせ
 満員にひしめいた乗客の気配だけを乗せて
 がらんと無人の灯りを点して
 回送バスがはしってゆ ....
知人から
活力が出ると
勧められ
ニガヨモギの葉を
試しはじめた

遠い昔
食アタリをしてから
ずっと固辞してたが
安全なレシピが
出来たとの事

なるほどなるほど
簡単に容 ....
真山義一郎さんのおすすめリスト(843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
平成23年の春に- 唐草フウ自由詩11*11-3-31
送別の会- 朧月自由詩211-3-30
僕らの失敗- 小川 葉自由詩411-3-30
やられた- 森の猫自由詩5+*11-3-30
閉じこめたい。- れもん自由詩111-3-30
失ってゆく- within自由詩7*11-3-30
桜ぼっちの三月- 吉岡ペペ ...自由詩511-3-30
てのひら- nonya自由詩17*11-3-29
詩作を続けるために- ……とあ ...自由詩15*11-3-29
ポエト・サンフォニック- salco自由詩6*11-3-29
北へよせる- 橘あまね自由詩1011-3-28
傘をさすひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-3-28
女性性に関する一考察- 石川敬大自由詩17*11-3-26
夢から覚めて- 黒髪自由詩211-3-25
風_浜辺なのか_- 民次郎自由詩511-3-23
明日のない部屋- 月乃助自由詩8*11-3-22
いのちたち- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-22
蘇る- 森の猫自由詩5*11-3-22
3月の即興2- 橘あまね自由詩611-3-21
おもいで- 朧月自由詩411-3-21
がんばるもんのひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*11-3-21
一日の終わりのエイリアン- ……とあ ...自由詩17*11-3-21
ひとつぶ- nonya自由詩14*11-3-21
i_see.- れもん自由詩111-3-21
車に轢かれる夢を見ていた- 自由詩5*11-3-21
返事は遅れてやってくる- 小川 葉自由詩5*11-3-21
祈る- 森の猫携帯写真+ ...6*11-3-20
その時は、いつか- soft_machine自由詩611-3-19
それでも回送バスははしってゆく- 石川敬大自由詩16*11-3-19
ニガヨモギ- 和田カマ ...自由詩2*11-3-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29