雷雨と寒さにやられて
おまけにすごく読みたい漫画があったから
今日は仕事をズル休み。
パステルで
どんなに綺麗に描いても

たった一滴のそれで

闇につつまれてしまう

いや
闇さえも

一色ではないから

魔の色なのかもしれない





強 ....
様々なほつれが
絡まり
絡まり
新しい網をつくる
それは思いのほか
大きく強く

抗えない

ああ
感情よ消し去れ!
全ては事もなしと目を力強く瞑り
握りこぶしをポケットに隠せ ....
ははにてをひかれて
いえをでていく

ぼくがかぜを
ひいたことにして
びょういんへ

びょういんには
ここちよいくうきがながれていた
まちあいしつで
いきてることやしに ....
雛菓子をつまむ指先の
その感触は
母さまの温もり
 
ひとつまみ
もうひとつまみと
雛の飾りから拝借する君の
{ルビ当=あ}て{ルビ所=ど}ない{ルビ戯=たわむ}れは
長き ....
打つ手ては一つか
綱渡りか定石か
四方八方 袋のネズミ
いいえ ゲームはこれから

石は見ている
白い帯が待ってる
怪しい酸鼻の予感
吹き溜まりも待ってる

たたら たたら 地をな ....
言葉には温度があって
軽々しかったり 重々しかったり
しらじらしかったりするという

かき言葉に
それだけの意味を私が込めたとして
どの線からもそれは滲んではこない

私の指から離れた ....
 あんなところまで
 かけあがってゆく脚力があった
 なんて、知らなかった
 あれが
 かけのぼってゆく波のペニスだったなんて

 美しい波形
 コバルトブルー
 夏の日に ....
また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
第五の ....
青い顔をした老人は
路地裏を杖をついて歩いていた。
どこからか漏れてきた白い蒸気が
路地全体を雨上がりの草叢のように
湿らせている。
 
白と茶のまだら猫が
前を駆け抜けていった。
人 ....
何をそんなに恐れているの?
死ぬ可能性なんて今この瞬間だって
決して0じゃないのに
押勝の横顔は
琵琶湖に沈もうとする夕日
の照返しを受け
朱く染まっていた

湖畔勝野の鬼江から
船を出し、助かる見込みの無い闘争
せめて家族はという家長の気持ち
そんな気持ちも家族は一 ....
声高に叫べないから
文字の裏にスルリと隠す
ほとばしる感情をメタファーにゆだねて
苦く噛みしめる思いをほどいて昇華していく


そうやって幾つ言葉を散らしてきたのだろうか


押し黙 ....
/AM2:00

天国って宇宙のどっかにあんのかな
と僕がたずねると
女は黙って指をさした

窓辺においたベッドから
起き直って首を曲げる
ちょうおどろいた
世界の破滅みたいに大きな ....
               110511

金曜日に助けたから
フライデーと名づけられた青年は
ロビンソン・クルーソーの従僕となり
しばらくは一緒に暮らしたという
絵に描いたような仕合 ....
日々
パズルのピースはかわっていく
何が昨日とちがうか
気づくこともなく
うつっていく

定められた正しさのもとで
裁かれて
選別されて
つぐなうつもりで傷をつけあい  ....
君達
ティッシュ
何使う

言うなよ
知ってる
ソフトローション

残念だ
ラックオブ
イマジネイション

水を張る
洗面盥
あふれる

薔薇の切花
マダムフィガロ
 ....
無意味の中で
意味を求めて言葉を書き連ねる男

技巧は太陽の熱にやられてくたばった
ユーモアは強い風に軽々と吹き飛ばされた
そして想いは雨に溶けながら尚も成長を続けている

ペンが走る前 ....
赤い軌道をひとり歩き
真っ直ぐに日は照り
真っ直ぐに日は沈む

何故 そんなに真っ直ぐな道を進むの?
何故 ひたすらに真っ直ぐ貫くの?
何故 規則正しく礼儀良くするの?

疲れないかな ....
胸が痛いのに
胸のありかがわからなくて
ところどころに穴のあいた
記憶の袋をさがす

堪忍袋が破れても縫え
破れても縫え
そう書かれたお寺の黒板
ながめてあきれてた
制服の私

 ....
平野に拓き敷かれた田園を縫う
屏風状の防風林や団子状の間伐林
赤屋根のサイロや家畜小屋
立ち停まって修めなければいけない
長い時間を内包する風景を
すっ飛ばして疾走する旅行者の
過ちの時速 ....
クラウディ
きみのなをよぶ

ひとのように
いのちのように

あめがふりそうな
そらはいつも

クラウディ
ぼくのなをよぶ
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい

最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ....
アールグレイの薫りが
そこはかとなく漂う部屋に
雨のそぼ降る初夏の午後
虹の向こうがわのことを考えていた
蜂蜜を舐めながら歩く彼のことを
いぶかしげに眺めている
そんな自分も
周りからみれば奇異な存在なのだろう

滑り台から流れ落ちていく雨
水たまりを作らず ....
喜びが
駆け出していった方向を
振り返る

用心深く植えつけた
日々の暮らしが
そよいでいる

怒りが
駆け出していった方向を
振り返る

自分の窪みに貼りつけた
絆創膏 ....
あたし、とある女です。

出ちゃったからさぁ。そう、出ちゃったんです、あたし
くらやみの中でこの膀胱の中から、じょんじょんじょんじょん
音出して
それはそれは良い香がした。
まるで焼いたお ....
 だれとも一言もしゃべらない
 この日の
 この状況を客観的に
 死と捉えるのであれば
 きょう一日は
 死んでいたのも同然だったかもしれない

 めざめたら小人の国というのは映 ....
小さな種を
たくさん産みます
穢れた川の中で
震えながら
産み落とします

跳ね反った
光の空は
青いですか

失われた星の色は
私には
見えません

溶けた結晶で
でき ....
赤赤赤赤赤赤赤赤・・・・・・・赤!!!

圧倒的なる赤。

TAROを貫く
赤に染まる

血の
情感の

飛び散る


毒を交ぜた
あたしの中の


染出て
こい!
真山義一郎さんのおすすめリスト(843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ズル休み- れもん自由詩411-5-17
黒。- 森の猫自由詩9*11-5-16
あたらし(未詩・独白)- プル式自由詩411-5-16
通院- 小川 葉自由詩211-5-15
桃の花- 鵜飼千代 ...自由詩16*11-5-15
ゲーム- subaru★自由詩4*11-5-15
もじの魚たち- 朧月自由詩611-5-14
地勢が、波の舌、波の騎馬で…- 石川敬大自由詩18*11-5-14
休止と区切りのモノローグ_☆- atsuchan69自由詩11*11-5-14
薄暮(序)- within自由詩5+*11-5-13
死はある日突然訪れる- れもん自由詩311-5-13
仲麻呂- ……とあ ...自由詩911-5-13
囀り- 渡 ひろ ...自由詩20*11-5-12
祈りの鐘- コーリャ自由詩911-5-12
cloudy- あおば自由詩6*11-5-11
悲しいパズルの歌- 橘あまね自由詩911-5-11
マダムフィガロ- 和田カマ ...自由詩2*11-5-10
発芽の後で_或いは前で- 自由詩4*11-5-10
赤い軌道を歩く- subaru★自由詩9*11-5-10
破れはぁと- 朧月自由詩411-5-9
- salco自由詩8*11-5-9
クラウディ- 小川 葉自由詩311-5-9
かおるひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*11-5-9
アールグレイの部屋- れもん自由詩511-5-9
青くない空の眺め方- 自由詩3*11-5-8
喜怒哀楽- nonya自由詩17*11-5-8
事件- うんち自由詩4*11-5-7
非ガリバァー旅行記- 石川敬大自由詩9*11-5-7
つみ- within自由詩6*11-5-7
赤。- 森の猫携帯写真+ ...9*11-5-5

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