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僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
たまに私がする、お風呂の入り方
オリジナルだといいな
湯船に浸かってからのお話です
それ以前は自由です

湯船の温度は
42℃くらい
ちょっと熱めのお湯なんです
湯量は
いつ ....
夏翳りゆきひと雨ごとのはざかいが沁みてくる
ニッポン脱出計画は高校一年の時すでに懐いていた
いまはもう無理をしってる
遠くなってしまった旅の日日、もう二度とはかなわない

ゆくすえは視えてき ....
だからあなたは
ひかりへ向っていて下さい

あなたの
その肉を流れる血液を脈打つ鼓動を
私はこの手で感じられない
それでも
こうしてあなたの後ろに立った時
あなたの影の中にいる私は
 ....
君の影を拾った
西日を真っ向から受ける君の背後で
手を差し伸べたら
君の影を拾えたんだ
君の影は薄暗く、少しつめたかった

私の影は
君には決して拾ってもらえない位置にある
 
あの頃のぼくたちにイスはひとつしかなかった

半分こして座ることもできたのに

いっしょに座ることもできたのに




 
ぽっかりお月さま 
今夜は月明かり
暖かい風が吹いてきた

ブロック塀の上に猫がいる
ゴミ置き場に猫がいる
駐車している自動車の底にも
猫が潜んでいた

ニャア――

真夜中は猫 ....
今日も同じ場所で立ち止まれば
聞こえて来る 母の明るい声

「あんたはヤクルトが大好きでね、
 お風呂上がりに必ず一本飲まないと寝てくれなかった。
 ある時買い置きがなくなっちゃった時があっ ....
 
美・サイレントをききながら、口パクを真似てみる

「愛が欲しい」とか「すべてが好き」なんてちがうよなと思いつつ

こりもせず、もう一度、真似てみる



*YouTube 美・サ ....
愛やら哀や食傷小町
茄子を揉み揉む{ルビ外法=げほう}のスアシ
アブラ{ルビ帷子=かたびら}文系ソバカス
{ルビ瞬=しばた}くひゃっこの黒蜜{ルビ空=から}して

{ルビ琴=きん}やら{ルビ ....
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誰かが教えてくれた

逃げて / 逃げて / 逃げまくって

それで無事に済めば / それは

たしたことではなかったのだと
 ....
「分からない」って素晴らしいと思う
分からないなかで あなたが頑張って生きてること
僕は 素晴らしいと思う

誰が何と言おうと僕は素晴らしいと思う
僕だって同じだから あなただってそうだから ....
たとえばこのストロベリーキャンディーが
私の心臓だと言ったら
あなたは口に含んで舐めて溶かして
身体の一部にしてくれるだろうか
それとも捨ててしまうだろうか

甘く感じてくれて
最後は噛 ....
ここんところ
物忘れが多くなった
年のせいにしたくないが
やっぱり年のせいか

特に人の名前を失念してしまう
テレビタレントは元より
知り合いの名字さえ出てこない

先日も
道で女 ....
蝶の道のように
川を遡る魚のように
潮が満ち引くように
陽が昇り落ちるように

鳥が巣に帰るように
私はこの家に帰ってくる

もしもあなたがこの家から居なくなっても
ここが私の戻る場 ....
何処に行くにも二本一組で
助け合って動く足に異変が生じた
左足の指の関節を骨折した
左の指先が大地に触れると
痛みが全身を走り頭に抜ける

医師は左はかかとで歩けという
左足を半歩前 ....
芽吹きの時が訪れ
そよ風が地を撫で
通り過ぎて行った

陽射しが強くなり
花々は入れかわり
息吹も鮮明な日々

嵐を受けては倒れ
ありのままの姿は
しなやかさを増し

野の花は ....
河の向こうにあるのは
向こう岸です
至極当然だけど、事実です
あなたは今、どちらの岸辺で詩を書いていますか
向こうですか
こちらですか
それとも、どちらだかわからないですか
一生懸命に書 ....
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タイムカプセルは誰の心の中ににもあって
開けられる時を待っているんだ
中に入っている想いは人によって違うけれど
一度開けると流れて行 ....
まぼろし、という刀剣は
切れ味が良くて

背負わされた一切を
味方にするのに都合が良い

取り返しのつかない傷痕を
重ねても

透明に、静謐に、
それは継がれてゆくもの ....
 
あなたが連れてきたのは、雨と汗のにおい

あなたはシャワーなんてあびたりしてさ

あたいは期待とソファーに包まれるのさ


 
季節をいいあらわそうと思っているうちに
それは過ぎてしまう

足跡と想いはいつのまにか
季節をすり替えて行く

君と金と銀の
スニーカーを交換して
なんか安っぽいねって笑った

僕 ....
いるわけがない
いつもの夕飯時のはずが
食卓に投げ出される、突拍子もない弟の主張
あの丘で恐竜を見た
家族みんなの一笑、からかいに
きみはひとり意地を張りつづける

 うっすらとほの暗く ....
君が隠すあの娘(こ)は誰だろう
そんなことまで整ったうたにしたい
わたしの心はまた自殺未遂
かなしさやさびしさを拾い集めに

また旅支度
帰ってくるつもりもないのに
旅先で帰り支度
お ....
   窓を這う
   ゴーヤの日除けに
   蝉の声

   首に巻いたタオルで
   額の汗を拭く

   夏の昼下がり

   冷たい麦茶と
   生ぬるい扇風機
   微か ....
 
検診前なので、節制中

恋愛前なので、節制中

節制クラブ、部員募集中



 
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赤い緞帳越しに見える殺人現場、
暗闇に浮かぶ赤い血の色、
こぼれ落ちたワインの痕、
倒れた男が最後に見た冷笑が瞳に焼き付いている。
 ....
スニーカー遠くへ投げてブラウスの空 せわしなく蝉が
騒々しく鳴いている
だれが一番ふとい命を
持っているのかを
競っているのか
騒々しく鳴いている
七日、鳴くだけ鳴いて

ほんとは泣いているのか
やるせなく暑い夏に
 ....
秋になると
馴染んでいる川を下って
鮎の母さんが卵を産みつける
小石や砂、そんなのの底へ

鮎は美しい魚
川釣りに好まれている

逞しく鮎は
冬の海に暮らすことができる
下流で孵っ ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7237)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
憧れ_/_私は途方にくれている- beebee自由詩3214-8-31
私流入浴方法- 凍月自由詩4*14-8-31
夏へグッバイ- もっぷ自由詩414-8-28
「片恋/裏」- 桐ヶ谷忍自由詩8*14-8-28
「片恋/表」- 桐ヶ谷忍自由詩11*14-8-25
イスはひとつしか- 殿上 童自由詩31*14-8-24
【_猫の集会_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-8-21
ヤクルト- 夏美かを ...自由詩47*14-8-19
美・サイレントをききながら- 殿上 童自由詩16*14-8-17
食傷小町- ただのみ ...自由詩18*14-8-17
逃げろ_/_逃げろ- beebee自由詩23*14-8-15
いつでもいい- 陽向自由詩10*14-8-12
「ストロベリーキャンディーの心臓」- 桐ヶ谷忍自由詩18*14-8-12
【_物忘れ_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-8-11
「サイクル」- 桐ヶ谷忍自由詩12*14-8-9
かかと歩き- イナエ自由詩17*14-8-9
野の花・・・- tamami自由詩914-8-7
河を渉る- たま自由詩21*14-8-6
タイムカプセル_/_呪文の言葉は- beebee自由詩26*14-8-6
諸刃- 千波 一 ...自由詩314-8-4
期待- 殿上 童自由詩20*14-8-3
金と銀のスニーカー- 梅昆布茶自由詩1914-8-3
丘の恐竜- 乾 加津 ...自由詩12*14-7-30
原石たちよララバイを- もっぷ自由詩614-7-30
【_昼寝日和_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-7-28
節制中- 殿上 童自由詩21*14-7-28
死骸は犯人を希求する_/_傷つきたいと思ったのは自分だった- beebee自由詩16*14-7-27
スニーカー遠くへ投げてブラウスの空- 北大路京 ...自由詩614-7-27
蝉の夏- もっぷ自由詩714-7-25
鮎の四季- もっぷ自由詩314-7-25

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